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カテゴリ:外反母趾・爪・足
本当は怖い家庭の医学(診察日:9月11日)より
爪でわかる恐ろしい病スペシャル 『本当は怖い爪の周囲の赤み~赤い悪魔のささやき~』 Y・Yさん(女性)/49歳 花屋経営 10年前の離婚を機に小さな花屋を開き、女手一つで子供を育ててきたY・Yさん。 店の仕事や家事に追われ、身体を休める暇のない毎日を送っていました。 そんなある日、洗い物をしていると、 手の爪の周囲がほんのり赤みがかっていることに気付きました。 その後、いつもは平気で持ち上げていた鉢植えをなぜか重く感じたY・Yさん。 さらに、奇妙な異変が続きました。 (1)爪の周囲が赤い (2)倦怠感 (3)肘が帯状に赤くなる (4)朝、体が起こせない (5)足の爪の周囲にも赤み 病名 ⇒ 子宮体ガン(皮膚筋炎により発見) <なぜ、爪の周囲の赤みから子宮体ガンに?> 「子宮体ガン」とは、子宮体部の細胞にできるガンのこと。 進行すると子宮の全摘出、更には死に至ることもある恐ろしい病です。 子宮ガンの3割程度を占めていて、今、 日本の女性が最も気を付けなければならない病気の一つです。 その特徴的な症状は、月経以外の 「不正出血」「おりもの」「排尿時の痛み」など。 しかしY・Yさんの場合、これらの症状は一切ありませんでした。 彼女のガンは、その前段階にあたる、ごく初期のガンだったのです。 子宮ガンの中でも発見しにくいといわれる子宮体ガン。 それを早期発見できたのは、Y・Yさんを襲った様々な症状でした。 あの爪の周囲に現れた、赤み。さらには倦怠感や肘にできた赤い帯。 しかし、これらは子宮体ガンの症状ではありません。 全て皮膚筋炎と言われる病の代表的な症状だったのです。 「皮膚筋炎」とは、原因は定かではありませんが、 免疫機能の異常で起きる膠原病の一種。 体全体の筋肉に炎症が起き、筋力が低下する病です。 この病気は単独で発症することもありますが、子宮体ガンや、 日本人に多いガンと合併して発症することで知られているのです。 そして不思議なことに、ガンが治ると、皮膚筋炎も治まってしまいます。 そう、子宮体ガンに冒されたY・Yさんを救ったのは、 併発した皮膚筋炎の症状だったのです。 では、手荒れなど指の赤みと、 皮膚筋炎からおこる指の赤みの違いは、どこにあるのでしょうか? その決定的な違いは、皮膚筋炎の場合、 両手の10本の指はおろか、足の指の周囲まで赤くなること。 つまり、20本同時に赤くなるのが特徴。 もし、指の爪の周りにこの症状が出たら、皮膚科で受診することをお勧めします。 内臓に悪性の腫瘍ができているかもしれないのです。 幸いにも、皮膚筋炎のお陰で早期にガンを発見できたY・Yさんは、 抗ガン剤と放射線による治療で完治。 現在では、すっかり健康を取り戻し、元気に働いています。 あなたは最近 爪の周囲が赤くなっていませんか? 最近 筋力が落ちたと感じることはないですか? そして何より 爪の異変を甘くみてはいませんか? <危険な病を知らせる「指先の異変」チェック> ■爪の周囲の皮膚がはがれてめくれている状態 ⇒「さかむけ」の可能性あり 爪の根元の部分の水分や油分が失われ乾燥する事が原因で起こる。 このままの状態ならば心配はないが 剥けたものを無理やり手で取り除いたりして そこからばい菌が入り「ひょうそ」などになることもあるので要注意。 ■爪の周囲が赤みを帯びている状態 ⇒「皮膚筋炎」の可能性あり 胃がんや子宮がん等と併発する。 爪の周囲が赤みを帯びるのは皮膚筋炎の初期症状。 1本だけでなく全ての爪の周囲が赤みを帯びるのが大切なポイント。 ■爪の下が硬く盛り上がり乾燥している状態 さらに光沢が出てきたり 突っ張るような感じがする場合もある ⇒「強皮症」の可能性あり 膠原病の一種で全身の皮膚が硬くなる病。 指先から硬くなることが多く 全ての指に起こるのが特徴。 ■指先がかさつき 赤い湿疹ができている状態。かゆみもある。 ⇒「主婦湿疹」の可能性あり 主に水仕事が原因で起こる湿疹。 ■爪が横に広がっている状態 ⇒「肺がん」の可能性あり 肺がんの場合 指先が丸く大きくなってくることがある。 太鼓のバチに似ているので「バチ指」と呼ばれている。 両手両足の指先がバチ状になったら要注意。 病気のサインが必ず爪に現れるとは限らないので定期検査は大切です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.13 21:07:17
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