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カテゴリ:冷え性・低体温・湯たんぽ・静電気・体温
世界一受けたい授業(2007/10/27放送)より
風邪をひく人!ひかない人!季節の変わり目の体温調節法 90年代以降、不登校の小中学生が増えいまや12万7千人以上。 中学校では一クラスに1人は不登校という調査結果が。 その原因はわれわれの身近なところにあるとして注目されている。 それは「体温」 都会の子どもたちは「低体温化」している! 文明社会が発達した現代社会において 日常生活の快適化、受験戦争、パソコン漬けなど 複数の要因から現代人の体温に狂いが生じている。 つまりカラダの健康を司る体温リズムが狂い始めている。 そう警鐘を鳴らすのは 札幌医科大学講師・麻酔科医・山陰道明先生 普段は麻酔科医として働き 体温の重要性を世に広めている先生はいう 「近代化された社会で人間の体温調節機能は衰えている」 季節の変わり目の今こそ体温に気遣いを… 体温の秘密を知り今年の冬は風邪知らずの体を作りましょう! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ スタジオ生徒には朝と夕方の体温測定を行った。 朝と夕方の体温の温度差に意味がある。 朝と夕方の体温の温度差は0.5度以上あるのが普通。 0.5度以上差がない人は特に要注意。 日中活動している時は体温は高め 睡眠するとだんだん下がって朝方一番低くなるのが 体温リズムといわれている。 このようなパターンをとるのが正常なリズム。 体温のリズムは睡眠のパターンと一致しているので 目が覚めたのにボーッとしてやる気がなかったり 夜寝るのにあまり眠くないというような症状が出てくる。 あまり日常生活を送る上ではよくないことである。 体温リズムを正常にするにはどうしたらいい? 簡単な生活習慣をとることで正常なパターンをとることができる。 例えば、朝、規則正しい時間に起きて カーテンを開け日光を十分に浴びる。 あるいは朝食をきちんと摂る。 体に朝が来たことを伝えてあげることが大事。 われわれの体は体温が高ければ高いほど臓器が活発に活動する。 人間の体の大部分はたんぱく質でできている。 37度というのが人間の活動に最も適した温度で 体内の細胞が盛んに活動できる温度。 実は人間の脳や内臓は37度に保たれている。 よくお腹を冷やすと下痢になるというのは 37度の体温が下がってしまって お腹の活動が鈍くなり消化が悪くなるからとも言われている。 39度を超えると脳や臓器に障害がみられるようになる。 さらに上昇するとうわ言や昏睡など意識障害が出る。 42度でたんぱく質は固まり始める。 さらに上がって45度が体温の限界点。 一度固まってしまったたんぱく質は二度と元に戻ることはできない。 風邪を引いて熱があるときに尿の色が濃くなった経験はありませんか? それは発熱によって色素が多くなっているためで カラダからの危険信号といえる。 熱が上がっているのに悪寒がするのはなぜ? 風邪を引いたときのばい菌は低温や乾燥を好むため 病原体が入ってきた時には体が反応して戦おうとする。 震えるのは体温を上げようとするため。 風邪などの病原体は熱に弱い。 脳はその病原体をやっつけようと 普段は適温の37度では寒いと感じて ぶるぶると震えて体温を上げようとしている。 薬を飲むとカラダは戦う意識をなくすのではないか? 38度、39度は細胞の機能が衰えるので 仕事をする上では不利なので 解熱の鎮痛剤を打ったりして仕事へ出かけることになるが 病原菌と戦う意味では38度にキープしているほうが良い。 どのような状況でも体温は変わらないのか? 通常は私たちの血液は全身に運ばれている。 体は熱さを感じると血管を拡張させて 体の隅々まで血液を行き渡らせることで 血管が外気に触れ体温が低くなる。 脳や心臓や肝臓など大事な所を 37度に保つために手足の温度は低くなっている。 寒さを感じると体内の抹消の部分では血管が縮む。 外気に近い抹消部分に血液を送らなくするため。 指先などぎりぎりまで血液が送られると 外気によって冷たくなった血液が心臓や内臓に戻ってしまい 37度をキープすることができなくなってしまう。 凍傷は体温調節が極端に進んでしまった現象。 人間の体は手・足・耳を犠牲にしてまでも 生存しようと体を守る。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 問題:体を犠牲にしてまでも体温調節をするからだですが 体の中で体温調節ができない4つの部分は? 答え:頭・陰部・首・わきの下 体温調節ができないのでわきの下で温度を計る。 体温調節はできないがわきの下や陰部は 大体衣服を着ているのでそれほど気をつけることはないが これから冬に向かって頭部や頚部(首)は 擦ったり、帽子やマフラーを上手に使うことで体温を保つことができる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 通常は外の外気が暖かくなると血管が開いて 手足の先までいって血液を冷やして体の体温を維持する。 それができなくなると私たちは汗をかいて 気化熱を奪って体温を下げようと働く。 汗は体温を上げるために出るが 現代人は汗をかきにくい体になっていて低体温症の人が増えている。 それは冷暖房のある部屋で過ごすようになったため 熱を冷ます汗が出ないため 最初から体内に熱を発生させないように脳が体に働きかける。 するともともとの体温が下がってしまい低体温症になる。 低体温は医学的には35度台といわれているが 免疫力が低下したり、風邪をひきやすくなったり 自律神経が乱れて肩こりや腰痛 あるいは手足の痺れなど苦痛を伴った日常生活を送ることになる。 ひいてはガンの引き金になるともいわれている。 なぜガンの引き金になるのか? ドンドン増殖しようとするがん細胞の適温が 35度台といわれているので 低体温になるとガンにとっては好んだ温度ということになる。 低体温を治すためにはどうしたらいいのか? 汗をよくかける体にすることがまず大事。 具体的には… 43度~44度のお湯を手足の先だけ10分~15分浸かる。 湯船の中でイスに座って少しお湯を張って行う。 その後 お湯を足して36度位の湯をつくり 全身を10~15分浸かってたくさんの汗を出す。 これだけで休んでいた汗腺が活発に働き低体温症を予防できる。 汗腺の数は大体2歳半程度で決まるといわれている。 よく汗をかく乳児期を過ごすと増え あまり汗をかかないと少ないといわれている。 あとはそれを鍛えるか鍛えないかということになる。 ■楽天「ネックウォーマー」で検索 ■「ネックウォーマー」売れ筋ランキング ■楽天「マフラー」で検索 ■「マフラー」売れ筋ランキング ■楽天「帽子」で検索 ■「帽子」売れ筋ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.28 21:40:07
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