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カテゴリ:脳・認知症・アルツハイマー・脳梗塞・血管
本当は怖い家庭の医学(診察日:8月12日 )より
脳梗塞 私はこうして助かったスペシャル! 2分20秒に1人 これは脳梗塞を発症する頻度のこと! 日本人の死亡原因の第3位で年間20万以上が亡くなっています。 そもそも脳梗塞とは 何らかの原因で脳の血管がつまり 脳細胞が刻一刻と壊死する病。 発症したらできるだけで速やかに治療しなければ 重い後遺症が残り 寝たきりになってしまうこともある。 その目安となる時間は発症から3時間。 2005年 厚生労働省は血栓を効果的に溶かす新薬を承認。 その新薬は3時間以内に使用すれば大幅に回復率がアップする。 しかし実際は60%以上の患者が 発症後大幅に時間が経ってから病院を受診しているのが現状。 そこには脳梗塞の恐るべき落とし穴がある。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「脳梗塞 私はこうして助かった<症例1>」 K・Tさん(男性)/72歳(現在) タクシー運転手 長年タクシー運転手として働いていたK・Tさん。 食事の時間は不規則で 仕事の合間に 好物のラーメンやチャーハンをタメ食いするのが日課になっていました。 そんな生活習慣にもかかわらず 健康診断では血圧が高いという程度。 10年前のある日、自宅1階で昼寝をしていたK・Tさん。 一度目を覚ました彼は、まだ寝たりない気がして 2階の寝室へと向かった時、突然、脳梗塞に襲われました。 自分の身に何が起きたのか状況を把握できず、 身を起こそうとしてもなぜか右半身に全く力が入らず、 起き上がることが出来ないK・Tさん。 とにかく1階でミシンをかけている妻を呼ぶしかない と思いますが、出てくるのはうめき声ばかりでした。 (1)右半身が動かない (2)うめき声しか出ない 脳梗塞 ⇒ 発症から1時間半後、病院へ。 若干の後遺症は残るが、最悪の事態は免れる <脳梗塞を発症した時、どう行動したか?> 自分の身に何が起きたのか状況を把握できず、身を起こそうとしても なぜか右半身に全く力が入らず、起き上がることが出来ないK・Tさん。 なんとか妻に伝えなければと思ったK・Tさんの目に飛び込んできたのは、 今しがた自分が入ってきた襖でした。 この襖を叩けば、1階の妻も気付いてくれるはず。 ところが、力が入るのは左の手足だけ。 右側の踏ん張りが全く利かないため、身体は時計回りに回転するばかりなのです。 たった1メートル先の襖に、近づくことすらできない。 その間にも、タイムリミットは刻々と近づいてきます。 それでもK・Tさんは、自由が利く左手で力の限り襖を叩きました。 しかし、不幸にも妻はミシンがけの真っ最中。 命がけのSOSは届かなかったのです。 でも、何とか伝えるしかない。 K・Tさんは、力を振り絞り、何度も何度も襖を叩き続けました。 すると、ようやく異変に気付いた妻が、様子を見に行き、ただならぬ夫の姿を発見。 こうして、脳梗塞発症からおよそ1時間半後、 なんとか救急病院に運び込まれたK・Tさん。 医師による懸命の治療のおかげで、右半身に若干の後遺症が残ったものの、 最悪の事態を免れることが出来たのです。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 脳梗塞を発症した時 最も大切なのは 「人に伝えること」 しかし、目の前に人がいるのに異変を伝えるのが難しくなることもある。 「脳梗塞 私はこうして助かった<症例2>」 S・Mさん(男性)/66歳(現在) 物流関係会社勤務 物流関係の会社に勤めるS・Mさんに悲劇が訪れたのは、今年5月のこと。 いつものように休憩時間を終え、再び作業に戻ったその瞬間、 S・Mさんは脳梗塞を発症したのです。 右腕の感覚がなくなり、つかんで持ち上げてもダラリと垂れ下がるばかり。 目の前にいる同僚に助けようとしても唸るような声が漏れるだけで、 ふざけていると思われ、誰も真剣に受け取ってくれませんでした。 (1)右腕の感覚がなくなる (2)うめき声しか出ない 脳梗塞 ⇒ 発症から2時間後、病院へ。 無事生還を果たす。 <脳梗塞を発症した時、どう行動したか?> 脳梗塞を発症したために右腕の感覚がなくなり、 つかんで持ち上げてもダラリと垂れ下がるばかりのS・Mさん。 目の前にいる同僚に助けようとしても唸るような声が漏れるだけ。 普段から陽気な性格だったため、ふざけていると思われて 誰も真剣に受け取ってくれませんでした。 このままでは誰にも気付いてもらえない。 S・Mさんは、必死に助けを求め、歩き始めました。 しかし、病のタイムリミットは刻々と近づいてきます。 そして、同僚の前にたどり着き、意識を失ってしまったのです。 すぐさま病院へと運ばれたS・Mさん。 こうして発症から2時間後、緊急治療が行われ、彼は無事生還を果たしたのです。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.18 21:29:40
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