植物にいやされて＊園芸日誌＊

カラダのキモチ（2009/2/8放送）より
忍び寄る冬の高血圧

あなたはこんなことやっていませんか？
・運動不足を解消しようと　朝のジョギングを始めた。
・夜中や明け方にトイレに起きる
そんなあなたにある高血圧の恐怖が近寄っているかも！
気付かないうちにあなたの命は狙われているんです。

高血圧の血管はホースに例えるとつまんで狭くなっている状態。
血管の中が狭くなると血液の流れる勢いは強くなる。
それが高血圧の正体。
血液が強い勢いで流れ続けると血管の壁が傷ついてくる。
血管が詰まったり破れやすくなり　脳卒中や心筋梗塞の原因になる。

血圧が高いと血管以外にも負担がかかる場所があるの？
血圧が高いと血液を送り出す心臓に大きな負担がかかる。

心臓は１回の収縮で約７０ｃｃ　
３０秒間で約２リットルの血液を送り出している。
心臓はどんなに血圧が高くなっても　
血液を全身に送るため強い力で拍出する。
すると心臓の負担はドンドン大きくなり　
血液を送り出す力が尽きると心不全になる。

血圧の数値
１４０／９０ｍｍＨｇ以上が高血圧
上の値（収縮期血圧）は心臓が血液を押し出す圧力
下の値（拡張期血圧）は心臓に戻る時の圧力をあらわす

何で高血圧になるの？
血圧は老化やコレステロール等の蓄積で年齢と共に高くなる。

ストレスと血圧の関係
カラダの活動を促すアドレナリン等のホルモンが分泌され
心拍数の上昇や血管収縮が起こり血圧が上がる。

低血圧は症状が出なければ特に問題はない。

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健診ではいつも正常血圧なのに突然死の危機に！
原因は高血圧。
でもこれは珍しいことではないのです。
このように医師も気がつかない自覚ない高血圧がある。
それが仮面高血圧。

仮面高血圧とは　健診などの場所では正常だが
それ以外の場所では値の高い高血圧。
血圧は健康診断の血圧が全てではない。

仮面高血圧の中でも半数に見られる高血圧がある。
それが早朝高血圧。
そもそも血圧は１日で絶えず変動している。
中でも最も変動が大きいのが朝。
就寝中は下がっている血圧は目が覚める頃
エンジンをかけようとして自然に上がってくるため。
血圧の上昇が急激過ぎる場合や夜間も血圧が下がらない場合がある。
それが早朝高血圧。
朝は脳卒中や心筋梗塞などの発症率がとても高い時間帯。
これも早朝高血圧が原因の場合も多い。
それというのも早朝高血圧は自覚症状がないため
気付いた時には命に関わる事態にまで陥ってしまうから…

早朝高血圧を知るためには？
家庭で就寝前と起床後に２回血圧を測定することが大事。

家庭で血圧を測るポイント
朝
・起床後１時間以内に測る
・排尿を済ませておく
・食事・薬の服用前
夜
・就寝前の安静時に測る
・直前の入浴や飲酒は控える

自分の血圧を知り　早めの対策を！

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夜はカラダがリラックスする副交感神経が優位
朝はカラダを活動状態にする交感神経が優位
交感神経が緊張すると血管収縮や心臓の拍動が強くなり血圧が上がる。

正常な数値でも値の高い（上が１３０～１３９／下が８５～８９）
このような人はリスクが上がってきてるので注意が必要。

病院では緊張して血圧が上がる場合があるため
健診時の基準値の方が高く定められている。
家庭血圧の数値の目安は　１３５／８５以上が高血圧。

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朝の血圧上昇は生理現象なので下げることは難しいが工夫はできる。
早朝高血圧から体を守る方法

１）寝る前の日課がネットサーフフィンやメールチェック
睡眠前の刺激で興奮すると交感神経が高ぶる。
すると睡眠の質が悪くなり　寝ている間の血圧が下がりにくくなる。
早朝高血圧の原因になる。
神経の興奮を招く作業は就寝前３０分前には切り上げる。
興奮しやすい長電話や映画鑑賞も同様。

このような行為で興奮した場合は
ぬるめのお湯で洗顔や　目を温めると神経を鎮めることができる。

２）夜中や早朝のトイレ
膀胱に尿がたまっている時は交感神経の緊張で血圧が上がりやすい状態。
逆に放尿後は血圧が下がるので血圧の急激な変動が危険。
また暖かい布団の中と外の温度差で
体温が低下すると抹消血管が急激に収縮　血圧があがる原因になる。
スリッパを履くひと手間が体温低下を抑えるカギ。

３）運動不足を解消しようと朝のジョギングを始めた
寒い朝の運動は血圧を急激に上げる最も危険な行為。
外で運動をする場合は　暖かい格好でジョギングではなく
軽めのウォーキングにとどめる。
その時　手を「グー・パー」と握ったり開いたりして歩く。
抹消血管が開いて血液が流れやすくなり　過剰な血圧上昇を和らげる効果がある。

生活習慣の小さな工夫で早朝高血圧を防ぎましょう！
ゆっくりと１日をスタートさせることが大切です。

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ゆっくりカラダを目覚めさせるヨガ体験
「ゆっくり起きヨーガ」
・仰向けに寝て　リラックスした状態で　胸の前で手を合わせる。
・鼻から息を吸いながら　合わせた手を頭の上に伸ばす。
・お腹をへこませるイメージで息を吐きながら　足のつま先を起こす。
　つま先を起こすとふくらはぎが伸びて
　血流がよくなり血圧上昇を抑える効果もある。
・伸ばした状態で呼吸を５回繰り返す。
・ゆっくり息を吸いながら楽な姿勢に戻す。

ゆっくり起きヨーガは就寝前のリラックスにもオススメです。

血圧は家庭でも測ることが大切
高い値が続く場合は医師に相談を…
寒い冬こそしっかりと血圧管理！

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