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カテゴリ:左右バランス・身体歪み・骨盤・腰・ひざ
本当は怖い家庭の医学(診察日:2月17日 放送)より
昨日の続き ストレスの受け止め方を変える 福島県立医科大学附属病院「最新の腰痛治療法」 1年前までひどい腰痛で立てなかった29歳の女性。 しかし ストレスや物事の受け止め方を変えて劇的に腰痛が改善した。 奇跡の腰痛治療法とは? 腰痛に対する「リエゾン治療」 リエゾンとはフランス語で連携と言う意味。 整形外科と心身医療科が連携し 身体と心の両面から腰痛を治す。 どんな治療法なのか? 整形外科 ⇒薬や注射で痛みを和らげた りリハビリ療法で筋力の回復を図る 心身医療科 ⇒腰痛の原因となるストレスを軽減するために心理療法を行う 「認知行動療法」 物事の受け止め方 認知を変える⇒対処の仕方 行動を変える 心理的ストレスを軽減する治療法 1年前まで腰痛で立つこともできず車椅子生活だった29歳女性。 彼女も認知行動療法で腰痛が劇的に改善した患者の1人。 一体どんな治療を施したのか? 認知行動療法を行う上でまず大切なことは 普段物事に対して どのような受け止め方のクセ 特徴があるのか? 本人がよく振り返って分析して自覚することがとても大事。 まず心理学の本の抜き書きを支持した。 本を読み 自分に当てはまること 共感したことを 抜き書きすることを指示。 彼女が抜き書きしたある言葉に着目した。 「理想が高すぎる人はそれが実現しなかった時の落胆が大きい」 彼女は子どもの頃から目標が高く到達できないと落胆していた。 目指せ100点で97点だとその3点を悔しがったとか… リハビリ担当医師からもそれを裏付ける報告が… 1日でも早く歩くことを目標にしていた彼女は 立つことすらできない自分に落胆しリハビリへの意欲を失う。 目標に到達できないと 失敗と受け止める(認知)⇒落胆し投げ出す(行動) 医師は彼女の物事の受け止め方が腰痛を悪化させてると確信した。 そのことを彼女に告げ自覚してもらうと同時にある提案をした。 「リハビリカレンダー作戦」 リハビリの目標を1週間単位で細かく立て 達成できた日は印をつける。 実際には 彼女の目標を「歩く」ことから「立つこと」に下げさせた。 リハビリカレンダーを使えば目標を小刻みにできる内容に変えて 毎日毎日チェックすることで小さな達成感を味わうことができる。 この小さな達成感は彼女にとって新鮮なものだった。 目標を低くし その達成を成功と受け止める。 そんな考え方は彼女には全くなかった発想だった。 こうして悲観的な受け止め方と行動が消えていった。 リハビリ・カレンダーを始めて1年経った現在 立つことすらできなかった彼女が 腰痛の痛みはほとんど消え 今は杖を使って外出できるまでに回復した。 ストレスを感じやすい人は 物事をネガティブに受け止める傾向がある。 認知行動療法は 自分がいかに ネガティブな受け止め方をしているか自覚することが まずは重要。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ストレス腰痛を招く物事の受け止め方チェック ゲスト患者を例に… おみくじを引いたら「大凶」こんな時あなたは? ストレスによる腰痛を招かない回答 ・「ラッキー」大事にとっておく ・「へー」気にしない ストレスによる腰痛を招きやすい回答 ・「あっ そうなんだ…」書いてある注意事項を気をつけようとする ・「かなんなぁ…」今年は気をつけて行動する 久しぶりの海外旅行で連日の雨 こんな時あなたは? ストレスによる腰痛を招かない回答 ・「いい景色が見れそうだわ」海と空の色を心に焼き付ける ・「雨 多いなぁ…」気にしない ストレスにより腰痛を招きやすい回答 ・「え~ 雨降るかぁ~」部屋で日頃の行いを反省する 深夜 夫(妻)との連絡がとれません こんな時あなたは? ストレスによる腰痛を招かない回答 ・「心配しない」寝る ストレスにより腰痛を招きやすい回答 ・「だまされたわ!浮気に違いない!」全ての知人に電話をかける ・「事故にでもあったのかしら…心配…」眠れずに朝まで電話をかけ続ける 物事の受け止め方は 長年の「考え方のクセ」 クセと考えれば「考え方のクセ」は直せる。 物事の受け止め方を意識して変えていく。 腰痛がひどい場合は「痛いからできない」ではなく 自分のできる範囲のことをやってみることも大切。 日々「考え方のクセ」を直していけばストレスによる腰痛は改善される。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.26 20:59:28
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