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本当は怖い家庭の医学(診察日:6月2日 )より
国内初のインフルエンザ患者がでて2週間。 先週には千葉県でも確認され 13都道府県379人(6月1日午後0時現在)の患者を出した新型インフルエンザ。 厚生労働省は感染拡大のピークは過ぎた という見方を示す一方 まだまだ予断は許されない という専門家の声もある。 このまま沈静化するのか? それとも再び猛威を振るうのか? 高齢者は本当に罹りにくいのか? 私たちはどうすればいいのか? そこで今回は 緊急特番!10人の専門医が教える、 今知っておくべき新型インフルエンザの正しい対処法スペシャル 専門医が教える新型インフルエンザ対策 「代謝内分泌科」「薬剤科」「循環器内科」「感染症科」 「小児科」 「消化器内科」「リウマチ・膠原病科」 「産婦人科」「アレルギー科」「脳神経外科」 日本を代表する専門医から続々と驚くべき事実が明らかにされる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 続きより 専門医が教える新型インフルエンザ対策(8) 「産婦人科」(獨協医科大学産科婦人科 望月善子先生) 胎児を育てるために自らの免疫力も落ちがちな妊婦さん。 本人はも血論新型インフルエンザによる赤ちゃんへの影響は? 実際 今回の新型インフルエンザでは海外で 妊婦の死亡例も報告されています。 しかし 妊婦さんも正しい情報を知ってれば大丈夫! (1)妊婦さんこそ、早めに抗インフルエンザウイルス薬を飲みましょう 抗インフルエンザウイルス薬のような効き目の強い薬を飲んで、 赤ちゃんは大丈夫か、と心配する妊婦さんも多いはず。 実際これまでは、診療科によって医師の対応もまちまちでした。 そんな中、今回の新型インフルエンザの流行を受け、 日本産婦人科医会から、 「妊婦・授乳婦にもタミフル・リレンザの積極的な使用を勧める」 という通達が出されたのです。 薬を飲まないで放置すると、母子ともに重篤化する可能性がありますので、 インフルエンザにかかった場合は、抗インフルエンザ薬を ためらうことなく使用することが大切。 (2)授乳中のお母さんが感染した場合は? 母乳自体からの感染の可能性は現在のところ知られておらず、 抗インフルエンザウイルス薬を飲んでいて授乳しても大丈夫。 まず大切なのは母体を守ること、 感染が疑われる場合は、速やかに治療を始めることが必要。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 専門医が教える新型インフルエンザ対策(9) 「アレルギー科」(国立病院機構相模原病院外来部長 谷口正実先生) (1)喘息患者が新型インフルエンザに感染すると、重症化する恐れがある インフルエンザのウイルスは気管支に付着して感染をおこすため、 もともと気管支に炎症があり、肺に疾患のある喘息の方は、 より症状を悪化しやすいので特に気をつけなければなりません。 そもそも「気管支喘息」とは、空気の通り道である気管支が アレルギーなどによって炎症をおこし、気道が狭くなることで、 呼吸が苦しくなる病気。重症化すると呼吸困難から死に至ることも。 800万人いると言われる患者のおよそ20%が、 薬を飲むとアレルギー反応が強くなると考えられています。 そのため、患者の多くが 新型インフルエンザへの対応を誤り、 薬による喘息発作をおそれ、 抗インフルエンザウイルス薬を避ける傾向にあるのです。 (2)新型インフルエンザの治療は、スピードが何よりも大切! 薬の副作用を恐れるばかりに 使用を踏みとどまり、 使用開始が遅れるほうが問題です。 新型インフルエンザの治療は、スピードが大切。 アレルギーを過度に恐れることで治療が遅れると、 喘息が悪化し、ひいては肺炎を引き起こす危険性も。 速やかに医師の診察を受け、治療を始めることが大切なのです。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 専門医が教える新型インフルエンザ対策(10) 「神経外科」(獨協医科大学神経内科教授 平田幸一先生) ズキズキするような頭痛は 新型インフルエンザ早期発見のサイン! 新型インフルエンザは、咳や発熱、関節の痛みなどが典型的な症状ですが、 「頭痛」も実はインフルエンザにとって重要な症状の1つです。 特にズキズキする、脈に合わせた拍動性の痛みがある頭痛と、 それに発熱を伴っているようなことがわかれば、 やはり新型インフルエンザの感染を考えた対処をするべきです。 頭痛の特徴を知っておくことが、 新型インフルエンザの早期発見にもつながるのです。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 新型インフルエンザに感染し、発症してしまった場合、 街はパニックになりライフラインがストップすることも! 専門家すすめる新型インフルエンザに対抗する 備蓄食品&食事メニュー ポイント(1)水分補給 熱によって発汗が起こり、脱水症状になりやすくなるので、 こまめに摂取することが必要不可欠。 ポイント(2)エネルギー補給 発熱によってカロリーは多く消費され、普段よりも多い カロリー摂取が必要になるので、炭水化物、たんぱく質の摂取が大事。 1日に必要なエネルギー量 50歳代女性の場合 平常時は約1600キロカロリーのところ 発熱時には約2200キロカロリー必要 ポイント(3)ビタミンとミネラルの補給 免疫力・回復力に大きく役立つこの2つ。 特にウイルスに対しては、白血球の働きを助けるビタミンCが大切。 ビタミンの働きをサポートするミネラルの摂取も必要 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 備蓄メニュー 「スポーツドリンク」 水でもよいがミネラルを多く含むスポーツドリンクがおススメ 「ミックスベジタブル」 冷凍野菜は生野菜と変わらないほどビタミン・ミネラルが豊富 特に白血球を助けるビタミンCを摂ることが大切。 「切り餅」 お餅は消化がよく手軽に炭水化物の摂れる保存食品。 「オートミール」 オートミールは麦からできているので ビタミン・ミネラルが豊富で消化もよい保存食品。 「たんぱく質を多く含む魚介類の缶詰」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.06 20:06:14
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