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カテゴリ:インフルエンザ・風邪・ノロ・肺炎・麻疹
本当は怖い過程の医学(診察日:6月16日 より
病を招くお掃除スペシャル 間違った掃除の仕方が恐ろしい病を引き起こすことを知っていますか? しっかりやっているつもりでも 思わぬところに掃除の見落とし するとカビ、さらにはダニが大繁殖。 20~50代既婚女性1000人に調査 掃除機をかける頻度は? 毎日 25% 2~3回に1回 37% 週に1回 20% その他 18% 『本当は怖い掃除の仕方~家庭に潜む謎の病魔~』 K・Tさん(女性)/65歳 主婦 8年前の夏 突然異変に襲われ地獄のような苦しみを4ヶ月。 しかし 一番ショックだったのは病そのものよりも その原因を知った時だったとか… 先生が「自宅に行って検査しましょう」ということで その原因こそが「家の掃除」 なんと掃除が万全でなかったために 病を引き寄せてしまったというのです。 今から14年前、長男一家と同居を始めたK・Tさん。 二人家族から一挙に6人家族になりました。 仕事に追われる長男の嫁に代わって、家事をこなすことになった彼女。 週4日のパート勤めを続けながら、家中の掃除をこなしていました。 お掃除タイムはパートに行くまでの1時間と限られ 手の届かない場所は大掃除の時まで放っておきました。 ところが、同居を始めて7年目、 喉がイガイガして咳が出始め、さらに微熱が。 軽い夏風邪だと思い、様子を見ていたK・Tさんですが、 やがて地獄のような苦しみを味わうことになるのです。 しつこい咳が治まりませんが パート先に出ると咳が治まっていたので気にしていませんでした。 咳が出始めて4ヶ月 階段をのぼるにも息切れがしました。 病院を受診したところ即入院となりました。 (1)咳 (2)微熱 (3)咳が続く (4)家の外に出ると咳が治まる (5)激しい息切れ 病名 ⇒ 夏型過敏性肺炎 <なぜ、掃除の見逃しで夏型過敏性肺炎に?> 「夏型過敏性肺炎」とは、アレルギー性肺炎の一種で、 湿気の多い夏に発症するのが特徴。 最悪の場合、肺が硬くなって呼吸ができなくなり、死に至ることもあるのです。 この病気は、夏になると大量に発生する「トリコスポロン」 というカビの一種を吸い込むことで起きると考えられています。 そもそもカビは、繁殖するために 種の役割をする胞子を大量に作り、それが空気に流されて漂います。 この胞子こそ、K・Tさんの肺に侵入し、 咳や熱などのアレルギー症状を引き起こした真犯人なのです。 トリコスポロンは、主に湿気のある屋内、 それも掃除の行き届かない所が増殖しやすい場所と言われます。 では、一体、家の中のどこにそれは潜んでいたのでしょうか? その潜伏場所こそ、あの脱衣所の黒ずみ。 木材が腐食した黒ずみの中から、大量のトリコスポロンが検出されたのです。 さらにもう1箇所、台所の狭い隙間の湿ったホコリからも見つかりました。 カビが繁殖するためには、3つの条件が必要とされます。 (1)温度20度以上 (2)湿度60パーセント以上 (3)有機物などの栄養があること 発見された2箇所は、この条件を全て満たしていました。 まず脱衣所は、子供たちによって、びしょびしょになるのは日常茶飯事。 その度に丁寧に拭いてはいましたが、水分を完全に取り切ることはできません。 やがて湿った木材が腐蝕し、カビには格好の場所になってしまったのです。 台所のシンク脇の隙間も、食器などから垂れた水が下にたまっていたホコリに付着。 やはり、カビが好む環境を作り出していました。 その結果、空気中を漂うトリコスポロンの胞子が、 着地するなり、一気に増殖を開始。 温度や湿度の高い夏の到来と共に、 大量の胞子を空気中に放出したと考えられるのです。 さらに舞い上がった胞子は、ごく小さいため、 知らずに肺の奥深くにまで入り込んでしまう場合があるのです。 そして、夏型過敏症肺炎には大きな落とし穴が。 それはトリコスポロンの胞子を吸い込まなければ症状が出ないということ。 K・Tさんのように、外出した時や冬の間は症状が治まるため、 ついつい放置してしまう人が多いのです。 しかも患者数は、女性が男性の2倍以上。 そう、1日の大半を家で過ごす主婦が、真っ先に狙われる病なのです。 あなたは 夏になると咳が出ませんか? その咳 外出すると治まったりしませんか? そして何より カビを発生させない掃除を心がけていますか? 夏型過敏性肺炎を毎年 発症しているのに放置しておくと 肺が硬くなり呼吸が困難になる 今回のメディカル・ホラー・チェックは「カビの培養検査」 ゲスト患者にはカビの栄養源が入ったシャーレを渡し カビが最も繁殖しやすいキッチンと脱衣場に一定時間置いてもらった。 その場所にカビがあれば 空気中に大量の胞子があるため 床に置いたシャーレに胞子が落ち付着する。 回収したシャーレを約1週間25度で保存しカビを培養した。 カビの多さを目で見ることができる。 10個以上のカビが繁殖していればレッドゾーンとなる。 ゲスト患者の検査結果「家の中にカビが多かった人」は1人 掃除の回数が同じでもカビの数に差が出たのはなぜ? 今回の場合は 湿度を好むカビが多く見られたため 換気に問題がある可能性がある。 比較してみたところ カビの多かったお宅は 料理中でも換気扇をまわさず 換気がされていなかった。 カビの少なかったお宅は 換気が大好きだった。 換気をこまめにすることが大切。 今後は築年数が増えるとカビが繁殖しやすいので注意が必要。 カビが繁殖しやすい家 木造1戸建て⇒築20年以上 鉄筋コンクリート⇒築7年以上 コンクリートのほうが機密性が高く 湿度が高くなりやすいので早い時期から注意が必要 続きます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.18 19:45:59
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