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カテゴリ:心・あがり症・摂食障害・うつ・帯状疱疹
カラダのキモチ(2009/8/2放送)より
大事な場面で失敗するアドレナリンってなに? ある日の昼下がりボウリングを楽しむパックマックンの二人。 皆さんは知らないと思いますが マックンはボウリングが大の得意。 そんなマックンに目をつけたボウリング番組の プロデューサーが直々にオファーにやってきました。 プロデューサーはマックンの腕前が確かならば 番組にレギュラー出演して欲しいとのこと。 しかしうまいうまいと言ってうまくない人が多いので マックンの腕前を確認しにやってきました。 さらにパッククンが「腕前はいいので一球勝負で」と マックンにプレッシャーをかけます ストライクが出ればレギュラーが決定! いつもの腕前を出せば全然大丈夫のはず… ありえない失敗。 ボウリングがうまいはずのマックンですが プレッシャーがかかると本来の力が出ないのか? あなたはここぞという時に限って失敗なんて経験はありませんか? パックンが専門家に相談すると 緊張する時脳の中で出てくるホルモンがあるとか… アドレナリンが過剰になりすぎるとそういうことが起こる。 人が本番に弱くなる原因は「アドレナリン」だった。 アドレナリンの謎 徹底解明! マックンの失敗の原因はアドレナリンだと分析する専門家。 その時のマックンは「ミスをしたらどうしよう」という恐れから 手の平に大量の汗をかき 心臓が激しく鼓動 いわばパニック状態だったと振り返る。 なぜアドレナリンがこの状況を引き起こしたのでしょうか? アドレナリンはいつでるの? アドレナリンは興奮すべき時に出る。 興奮すべき時と言うのは緊急時。 生命の危機、不安、恐怖、怒りを感じた時に 脳の視床下部で分泌されるもの。 脳の視床下部がストレス、興奮、低血糖、寒冷などの刺激を感知 ↓ ↓ ↓ ↓ カラダと脳を活動させる神経 交感神経を通して ↓ ↓ ↓ ↓ 腎臓の上にある副腎髄質に伝わりアドレナリンを分泌 ↓ ↓ ↓ ↓ 血管が収縮 血流が増え心拍数が上昇し力みすぎてしまう つまりマックンは一球勝負という緊張状態に 不安や恐怖を感じアドレナリンを分泌 そのためカラダが硬直し本来の力が出せなかった。 ではこのような緊急事態にアドレナリンはどれくらい分泌される? 平常にアドレナリンの分泌量を尿から計測 そして不安と恐怖感じる状況を作り心拍数を計測 心拍数が上がったところでアドレナリンの分泌量を 計測したところ 平常時との差はおよそ5倍だった。 アドレナリンがなければいいの? アドレナリンが分泌されることで 人間や動物も危ない時に 危機から脱出するとか 乗り越えるとかそいうことができる。 人を困らせることが多いアドレナリンですが 生きていく上で必要不可欠なもの。 アドレナリンが分泌されると心拍数が上がったり血圧が上がったりする。 これは言ってみればカラダが戦闘状態に入ったということ。 その結果 普段のカラダの能力や危ない危機に直面しても いち早く対応できるのだと考えられる。 さらに敵を見逃さないために目の瞳孔を開かせたり 筋肉の働きで毛羽立って鳥肌になったり むしゃぶるいが起こる。 こうしてカラダが興奮すると全身に戦いに備える信号が送られ 戦うためのエネルギーを供給しようと 血糖値を上昇させたり 脂肪の燃焼を促進する。 つまりアドレナリンの正体とは 私たちの体内で生成され 私たちの脳をめぐるお助けホルモン。 大切なのは分泌量とタイミング。 それをうまくコントロールできれば人間はパワーアップできる。 お助けホルモン「アドレナリン」の効果を実証 握力の実験 ・普通に握力測定 ・気合を入れて握力測定 一番簡単な方法は叫ぶこと 叫んで握力測定したところ数値が上昇した。 実はスポーツ選手たちはこの効果を利用している。 ハンマー投げの室伏選手はハンマーを投げる時大きな声を出す。 これはシャウティングと言って 叫ぶことで脳に刺激を与え アドレナリンを分泌 脳とカラダが活性化させている。 研究ではかなり強いシャウティングをすると 人によって違うが力が上がる。 脳の覚醒レベルが上がる。 そして脳の機能が全体的に上がる。 成績も良くなるし パフォーマンスも上がる。 アドレナリンをうまくコントロールすれば カラダにとってプラスに働く。 自分の置かれている状態や周囲の状況など正確に知ることが大切。 程よい緊張は集中力をアップし より高い運動効果をもたらす。 アドレナリンが出すぎて失敗しない方法はあるの? 一番よく言われているのは「呼吸法」 正しい姿勢で立つ 重心はお腹の下15センチ「丹田」 お尻の括約筋を締める リラックスしながら 呼吸は鼻から 5秒間大きく息を吸い 7秒間大きく息を吐く 私たちが生きて上で必要なアドレナリン。 実は似たような効果を持つ物質がある。 それがノルアドレナリン。 ノルアドレナリンは不安や恐怖と深い関係があり 脳内で一番多く分泌されるホルモン。 これも必要不可欠な物質で脳内と交感神経の末端から分泌。 しかし現代人の多くがこのノルアドレナリンが不足している。 ノルアドレナリン不足は私たちに深刻な影響をもたらしている。 ノルアドレナリン不足による深刻な影響とは? 今はストレス社会と言われている。 ストレスにノルアドレナリンは関与している。 現代人はストレスによってノルアドレナリンが不足している。 はじめ少しのストレスはノルアドレナリンを出す。 しかしそれを繰り返し受けていると ノルアドレナリンがどんどん出てきて しまいには枯渇してしまう。 脳が作るノルアドレナリンの生成速度には限界があり 備蓄分を放出しきってしまえば枯渇してしまう。 それが「うつ」のような症状を引き起こしてしまう。 ノルアドレナリン不足はうつ症状を引き起こす可能性がある。 近年うつ症状は増加傾向にあるが その要因の1つがノルアドレナリン不足だと考えられている。 さらに胃潰瘍がノルアドレナリンと関係している。 不規則な生活や習慣で自律神経のバランスが崩れ胃の機能が低下。 ノルアドレナリン不足により胃を覆う毛細血管の血流が悪化し 胃の働きが低下 この2つが組み合わさってしまうと胃潰瘍の危険。 さらにノルアドレナリン不足は免疫の低下により健康被害を引き起こす。 これが現代病とも言える。 悩んでいる時間は短いほうはいい? 短いほうがいいと言える。 ノルアドレナリンが不足しないように ぬるめのお風呂でリラックスしたり ウォーキングなど運動することも効果的。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.03 20:41:31
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