植物にいやされて＊園芸日誌＊

スッキリ（2009/8/21放送）より
夏なのに猛威「新型インフルエンザ」患者の8割が子ども

７月末から８月１８日までの３週間で２３０人が入院。
しかもその患者にはある特徴があった。
入院した２３０人のうち８割が１９歳以下。

新型インフルエンザの入院患者２３０人
０～１９歳　７９％
２０～５９　１３％
６０歳以上　　８％

さらに重症患者の中にも子どもが多いことが報告された。
現在９人いる全国の重症患者
沖縄県　　１歳
沖縄県　１１歳
沖縄県　１３歳
熊本県　小学生
神奈川県　６歳
茨城県　　４歳
福島県　　９歳
千葉県　４０歳
長野県　３０代

通常は季節性のインフルエンザの場合には
６５歳以上の高齢者の方が多いが
そこのところは新型インフルエンザとして特異な形となっている。

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都内の保育園では…
園児６人が新型に感染したという保育園では
徹底した予防策がとられていた。
園児への指導（手洗い・うがい）はもちろん
熱のある園児を隔離する部屋も準備。
さらに布団は消毒液を使い消毒する。

まだ新しいインフルエンザなので
園がどう対応していかなければいけないかという部分で
未知数の部分があるというのが一番の心配の種と園のお話。

なぜ子どもに多く感染するかはいまだにわかっていないが
かかれば大人より深刻な事態になる可能性があるという。

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重症になるケースとは？

１つは肺炎になるケース
身体に入った新型インフルエンザウィルスが
肺の中で増殖しやすく　子ども肺は特に傷つきやすい。

ウィルス性の肺炎にかかった後　バクテリアの細菌性の肺炎が
２次的に合併して　さらにひどい状況に陥っていく。

もう１つはインフルエンザ脳症になるケース
これはウィルスが喉から脳に広がり脳が腫れてしまう病気。
意識障害などを残す可能性がある。

子ども場合は特に
喉から脳にかけて成熟していないということがあり
夏場にウィルス性の感染が喉にあったりすると
比較的容易に脳に広がる問題がある。

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ではどのような対策をとればいいのか？

一番簡単なのはよく言われている基本的な衛生の徹底。
手をきちんと洗うとか　うがいをするとか
マスクをするというような個人的な防御。
もう１つは新型インフルエンザに効くワクチンの接種をすること。

感染を防ぐために有効なワクチンですが
すでに不足することが確実になっている。

厚労相のお話
「真夏にここまで感染者数が拡大するというのは
　私も現実の予想できなかったこと…」

必要なワクチンは５３００万人分。
当初　厚労相は２５００万人分を製造するとしていたが
それを大幅に下回る１３００～１７００万人分に止まる見通し。

そんな中専門家を交えて行われた意見交換会では
ワクチンの接種について重症化しやすい子どもなどに
優先して接種すべきという意見が相次いで出されたそうだ。

数少ないワクチンなので　その中で
優先順にＡＢＣランクをつけるとしながら
子ども安全を確保して欲しい　という関係者

データの分析　状況の判断をしながら
若い人たちの分をどうするか議論はして欲しい　という関係者

来月までに厚労省は　
ワクチン接種の優先順位について結論をだすことになっている。

高温多湿というウィルスの感染の起こりにくい条件の中　拡大する被害
先週から３人の患者が相次いで死亡。
今月９日までの１週間で６万人が新たに感染したとみられる。

おととい流行開始宣言が出された。
季節性のインフルエンザについては
この夏の時期に流行が途絶するというのが一般的だが
免疫がない状況でインフルエンザが新型として発生すると
季節的には流行しにくい状況であっても
免疫がないためそれを上回る力で感染が拡大していく。

息を潜めていた新型インフルエンザ。
しかし夏休みを向かえ　子どもたちの
行動範囲が広まり感染が増えているという。

特に夏休みの時期だから
高校生やその前後の年齢層の子どもたちは
比較的感染が社会活動の中で広がりやすい。

まもなく夏休みも終わり　新学期が始まるということで
集団感染などによる被害の拡大が懸念されている。

今後は１日あたり数万人とか　
蔓延期のピークには１０万人以上のたくさんの人たちが
感染する時期が訪れると予想される。

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■厚生労働省・新型インフルエンザ対策関連情報
■感染症情報センター

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