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カテゴリ:左右バランス・身体歪み・骨盤・腰・ひざ
本当は怖い家庭の医学(診察日:2009年8月18日 )より
あなたの脳が勘違い!“本当の体力”徹底チェックSP あなたは最近運動をしていますか? 昔のようにまだ出来ると思っていませんか? 幼稚園の運動会でリレーをするお父さんたち。 足がもつれ転倒。 頭で考えていることに身体がついていかない。 もちろん日常生活の中でも… なんでもない段差につまずく こんなことはありませんか? こんな日常の些細な出来事も 身体の危険を知らせるサインかも… ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 『過信が生む悲劇~なぜ転んでしまったのか?~』 O・Yさん(女性)/79歳(発症当時) 主婦 昔からスポーツが好きで最近まで病とは無縁の生活を送っていました。 しかし 3ヶ月前ちょっとしたことで転倒しそのまま緊急入院。 ただ転んだだけなのに右の太ももの骨が足の付け根で完全に折れ 治るまで相当のリハビリが必要です。 本人は転んだ時 まさかここまでひどいとは思わなかったそうです。 50歳で車の運転免許を取得してから、 どこへ行くのにも車で出かけるようになったO・Yさん。 便利な生活とともに歩かなくなり彼女の生活習慣は大きく変わりました。 60歳に差しかかった頃には、子供たちも次々と巣立ち、 忙しい家事に追われることもなくなりました。 友人との旅行や趣味に割く時間が増えていった。 70歳を迎えてもまだまだ体力には自信を持っていた彼女ですが、 バスで15分ほど立っていただけで疲れを感じたり、 思ったように体が動かなくなる症状を覚えるようになります。 そして今年5月、道の真ん中にできた小さな水たまりを 飛び越えようとした彼女は、足を地面につっかけてしまい、そのまま転倒。 腰の辺りを強打してしまいました。 病名 ⇒ 大腿骨頚部骨折 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <なぜ、O・Yさんは大腿骨頸部骨折に?> 「大腿骨頸部骨折」は、脚の付け根の骨が折れてしまう病のこと。 発生件数は2007年で14万8100件、わずか5年間で約1.3倍に上昇。 特に女性は、男性の3.7倍にものぼり、 患者さんの20%がそのまま寝たきりになると言われています。 では、なぜO・Yさんは、 小さな水たまりぐらいで転倒してしまったのでしょうか?そのもっとも大きな原因と考えられるのが、「脳のイメージと筋力の差」 そもそも人間は目で障害物を認識すると、 脳の運動野がその障害物を乗り越えるよう筋肉に指令を出します。 しかし、筋力が弱っていると、脳が大きく踏み出すという指令を出しても、 筋肉がその通りに動かないため足が上がらず、 障害物につっかかり転倒してしまうのです。 O・Yさんも、たかがこのくらいの水たまり… と、若い頃のイメージで脳は判断。 しかし筋力が低下しているため足が前に出ず、そのまま転倒してしまいました。 こうした脳と筋力のギャップは、年を取れば、多かれ少なかれ誰にでも存在します。 しかし、自分はまだまだ元気。そう思い込んでいる人ほど、 ギャップは大きく、転倒した時の危険性が高くなるのです。 東京都老人総合研究所によれば、65歳以上の高齢者が 健康的な生活をするため必要な歩数は、1日8000歩。 家庭の主婦が、掃除や洗濯などで動きまわっても、 およそ4000歩程度にしかならないと言われています。 O・Yさんの場合も、車中心の生活に変わったことで 歩数が大幅に減り、筋力の低下を招いたと考えられます。 そこに加齢による筋力の衰えが加わり、歩くときに重要な役割を果たす 「大腿四頭筋」や「殿筋」などの筋力が大きく低下。 その結果、知らず知らずのうちに、異変が生じるようになってしまったのです。 こうした筋力の低下は、早い人で40歳代から始まるといわれています。 2007年、日本整形外科学会は、筋肉や骨・関節等の障害で 寝たきりになる可能性が高い状態を、「ロコモティブシンドローム」と命名。その予防のため、自分の筋力を把握し、 筋力にあった運動を続けることを推奨しています。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ あなたは最近 長い時間たつと疲れることはありませんか? 歩くことが少なくなっていませんか? そして何より 自分はまだまだ元気だと思い込んでいませんか? 近年日本では介護を必要とする人や寝たきりになる人が急増中。 寝たきりの原因といしては 脳卒中が知られているが 実は4人に1人は転倒による骨折や関節炎等 運動器の障害が原因。 ロコモティブシンドロームとその予備軍の方は 全国で4700万人と推定される。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ メディカル・ホラー・チェックは「足の筋肉量検査」 近年開発された高精度筋量計を使って 左右の太もも ひざから下の筋量を計測。 同年齢・同体重の人の標準値と比較。 筋肉量が少なく衰えている箇所があった場合 脳のイメージとの差が生まれやすく 将来転倒し寝たきりになる危険性が高いレッドゾーンとなる。 ひざから下の筋肉量が衰えている人 ひざから下の筋肉は足首やつま先を動かす筋肉。 これからの筋肉が衰えているとつま先が上がらず段差で転倒しやすい。 ひざから下の筋肉が衰える原因は? 歩いたり立ったり日常的な動作が少ないと衰えやすい。 歩くことが日常的に少ないとひざから下の筋肉が衰える可能性大。 太ももひざから下の筋肉が衰えている人 運動不足が筋力低下の原因と考えられる。 将来ひざの軟骨がすり減る危険性アリ。 ひどい場合 要介護や寝たきりになることもある。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ■楽天「転びにくい靴下」で検索 ■楽天「体組成・体脂肪計 筋肉量」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.01 21:06:30
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