ネプクリニック開業(2009/9/8放送)より
180度変わる医学常識 今夜スッキリ解決スペシャル
みさき眼科クリニック 院長 石岡医師
「プールの後の目洗いは 危険だ」
目は洗わなくてよい。
ムチンという粘液が目の表面を覆っている。
その上に涙の水の層があって 脂の層が涙の蒸発を防いでいる。
ウイルスやばい菌はムチンに絡めてとられて
外に排出されて目やにになる。
が 塩素が入っている水道水で目を洗ってしまうと
目を守っているムチン層を洗い流してしまう。
目の表面がむき出しになってしまう。
守っているものがなくなるので
ウイルスや細菌を防ぐものがなくなり感染しやすくなる。
現状と新常識の検証
とある小学校 目を洗っているのか?
洗っていた。
先生によると雑菌を落とす程度に目を洗うという。
厚生労働省の出している遊泳プールの衛生基準により
洗面・洗眼できる設備、上がりシャワーの設置が決められていた。
水道水で眼を洗っても
ムチンは1日で もとにもどるというが
その間に感染症にかかることはあるという。
とはいえ プール上がりに目を洗わせないのは心配。
プールの水の塩素濃度は水道水の約2.5倍。
水道水で眼を洗うのは駄目!でもプールの水はもっと駄目!
でも塩素を入れないとプールは細菌だらけに…
プールの水をきれいに保つために使われてきた塩素。
塩素を洗い流すため水道水で洗い流してきたが
ゴーグルが当たり前の今 目洗いは必要ないという。
東京都東村山市の小学校では
学校医師会の指導のもとプール後の目洗いをしていない。
プール後の目洗いはしなくなってきた。
目は涙が細菌を洗い流してくれる。
涙が目を守ってくれるので水道水で涙の層を乱す必要はない。
涙は大事。
目を洗う時は生理食塩水。
生理食塩水はドライアイの時の目薬。
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