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カテゴリ:血圧・仮面高血圧・糖尿病・痛風
本当は怖い家庭の医学(診察日:2009年9月22日放送)より
病気にならない体作り 家庭でできる 身体年齢若返り プロジェクト09 注目したのは病になる段階「予防医学」 人は誰しも老いには逆らえず その結果 何かしらの病を抱えてしまうもの。 しかし 世の中には老化に抗い 若く健康な体を保ち続けている人々が存在する。 人呼んで「健康賢者」 84歳で30歳代の歯を持つ健康賢者 23歳も筋肉を若返らせた健康賢者 92歳にして20歳以上も若い血管を持つ健康賢者 彼らはなぜそこまで若返ることができたのか? その秘密を解き明かすため8人の名医とエキスパートが集結した。 彼らの生活に隠された健康の秘訣を医学的検知から徹底分析。 そこで発見された脅威の若返り術を 家庭で簡単にできる方法にアレンジする。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 『家庭でできる!血管を若返らせるプロジェクト』 <健康賢者>杉浦ふじ子さん(女性)/92歳 <血管が20歳以上も若いおばあちゃんに学ぶ、血管を若返らせる方法!> 1960年代、脳卒中死亡率が全国ワースト1位だった長野県佐久市。 しかし町をあげて、この問題に取り組み、 12年後には脳卒中死亡率を半減させることに成功。 今では全国でもトップクラスの 老人医療費の少ない健康長寿の町に生まれ変わりました。 そんな佐久市には、92歳にして ほとんど病気知らずという健康賢者がいました。杉浦ふじ子さん。 彼女の血管は、実年齢より20歳以上も若い60代から70代。 ふじ子さんは、一体どのようにして若い血管を維持しているのでしょうか? 92歳の今でも、自分が食べる野菜は自分の畑で作っているふじ子さん。 彼女の健康法は「減塩」 つまり塩分をなるべく摂らずに、調味料は醤油ではなく、 渋柿を発酵させて作った「カキ酢」や自家製の「梅酢」を使っています。 そもそも高血圧の最大の原因は、塩分摂取量が多いこと。 それが、脳卒中などに繋がるのです。 現在、専門医が勧める一日の塩分量は、10g未満。 小さじにして2杯弱です。 しかし、1970年代の佐久市では、 ご家庭によっては倍の20gにも達していました。 これを1年続けると、その差はなんと3.7kgにもなるのです。 ふじ子さんの食事は、味付けのベースを主に酢にしたことで、 塩分量は1日わずか5.2gに抑えられています。 そしてふじ子さんの食事には、もう一つ、 高血圧予防のポイントが隠されていました。 栄養管理のスペシャリスト、高橋徳江先生によれば、 しらすおろしにお酢をかけることで、 しらすのカルシウムの吸収を高められるのです。 カルシウムは不足すると、ナトリウムの排泄を低下するような作用があり、 血圧には良くないのですが、お酢をかけることで カルシウムの吸収が高まり、高血圧予防にはとても効果的だということです。 <佐久市で行われているアイデア減塩料理> 佐久市では、ある主婦の皆さんが「減塩料理の食べ比べの会」を開催。 自分たちの作った減塩料理を食べ比べ、その技に磨きをかけています。 「梅ペーストで食べる減塩冷奴」 塩抜きした自家製の減塩梅をペースト状にし、 カツオ節やはちみつ、みりん、お酒を加えます。 再びミキサーで混ぜ合わせれば、梅ペーストの出来上がり。 冷や奴に醤油をかけた場合の塩分量1gに対し、 梅ペーストはわずか0.2g。 これだけで0.8gの減塩に成功です。 「ビニール袋を使って減塩浅漬け」 野菜をビニール袋に入れ、塩を加えますが、その量は小さじ1杯。 わずか5g。少し揉んだら、袋からできるだけ空気を抜き、 真空に近い状態にするのがポイント。 少ない塩分でも十分に味が染みわたると言います。 普通の浅漬けの塩分量15gに対し、3分の1の5gで完成。 見事な減塩です。 ふじ子さんや佐久市の皆さんが、日々こうした減塩の努力によって、 実年齢より20歳以上も若い血管を保っていたと考えられるのです。 <家庭でできる!血管を若返らせるプロジェクト、若返りポイント> (1)醤油の代わりにお酢を使う (2)1日の塩分量を5.2gに抑える <家庭でできる、血管を若く保つ減塩法!> 日本人が1日に摂取している塩分の内訳を見ると、 2.7gとダントツに多いのが醤油。全体の4分の1を占めています。 調理の時だけでなく、食べる時にも食卓で醤油を使うのが当たり前。 いくら減塩料理を作ったとしても、醤油を足してしまえば元の木阿弥です。 番組では、醤油が大好きというお父さんのいるご家族に協力頂き、 お父さん専用の醤油さしを渡し、3日間計測したところ、 明らかに塩分の摂り過ぎであることが判明しました。 一体どうしたら、食卓の醤油の量を減らせるのでしょうか? そこで、栄養管理のスペシャリスト・高橋先生のアドバイスのもと 考案したのが「ミスト式醤油さし」 100円ショップなどで売っている 小型の霧吹きを使い、醤油を霧状に噴霧する方式。 通常の醤油さしの場合、1回傾けると、約2.5gの醤油が出るのに対し、 ミスト式醤油さしの場合、一回のプッシュでわずか0.1gです。 2つ目は、「ラー油式醤油さし」 一押しではわずかな量しか出ないラー油の瓶の特徴を利用しようというものです。 この場合、1回のプッシュで0.4g。 いずれもまさに醤油の出にくい容器。 再び、醤油が大好きなお父さんにご協力頂き3日間実験してみました。 まずはミスト式醤油さしを使った伊藤さん。 普通の醤油さしでは、醤油の使用量は3日間で51.4gだったのに対し、 ミスト式の場合16.1gと、3分の1以下に抑えることが出来ました。 塩分に置き換えると5.6gの減塩ですが、 ミスト式を毎日使えば、1年で681gの減塩になるのです。 そして、ラー油式醤油さしを使った遊馬さん。 普通の醤油さしの場合、106.4gだったのに対し、 ラー油式では52.5gと、醤油の使用量を半分近くに抑えることに成功。 これは塩分に置き換えると、8.6gの減塩。 つまり1年間ラー油式醤油さしを使えば、 なんと1kg以上もの減塩になるのです。 食卓でどうしても醤油を大量に使ってしまうあなた。 2つの減塩醤油さし、ぜひ試してみてはいかがでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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