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カテゴリ:左右バランス・身体歪み・骨盤・腰・ひざ
カラダのキモチ(2009/12/20放送)より
首の老化を見クビるな!?頚椎のヒミツを大解明! 私たちの首には頚椎という7個の骨があります。 人間だけでなくキリンもゾウもゴリラも 全ての脊椎動物は7個の骨で大事な頭を支えているのです。 そんな首の動きが私たちの日常生活で 重要な役割を果たしていることを知っていますか? こんな実験を行ってみました。 首をコルセットで固定して過ごしてみました。 もしも首が自由に動かせなかったら どうなる? 首を動かさずに洗顔は 特に問題ないようです。 首を動かさずにうがいは 上を向けないため無理? でも腰で反ればできますが腰が大変なことになりそうです。 このように私たちが日常生活を送る上で首の動きはとても重要。 ちょっとしたことでも無意識のうちに 首を動かしていることがわかります。 しかし首は急所と言われているように 頭とカラダを繋ぐデリケートで大切な部分です。 首は中枢神経の脊髄や気管・血管など 大事なパイプが通っている部分。 無意識に動かしていることで 様々なトラブルの原因になることもある。 箸がうまく使えなくなった つまずきやすくなった 残尿感がある これらの症状 実は首に原因がある可能性もあるんです。 頭の重さはどの位? 頭の重さは約5キログラム ボーリングの玉くらいの重さの頭を 首の7個の骨が支えている。 首の老化は20代から始まるといわれている。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 首に関係のある不調の中でも特に多いのが「肩こり」 肩こりに悩む方たちに集まっていただき レントゲン撮影を行い整形外科の医師に診ていただいた。 ある主婦の場合 人間の首は前に反っている状態なのに 肩こりで悩む主婦の方は真っ直ぐに並んでいた。 頚椎は本来… 頭部からの重力を分散して筋肉や骨の負担を軽減する。 自然な重心を維持するために弓なりにカーブしている。 先ほどの主婦はカーブが失われ真っ直ぐな頚椎。 ものが飲み込みにくいという主婦の方も真っ直ぐな頚椎。 実はこれ「ストレートネック」という症状 私たちの日常では首を前に出す動作が長時間続くと 首周辺の筋肉に負担がかかる。 すると筋肉だけでは頭部を支えきれなくなり 頚椎が真っ直ぐになってしまう。 頚椎が真っ直ぐになると頭部が常に前に出ている状態となり 絶えず筋肉が緊張する悪循環に陥る。 そして場合によっては 慢性的な肩こりにつながるケースもある。 ある男性の場合 頚椎の骨の間隔が狭くなっていることころがあった。 また首の骨に変形もみつかった。 骨にトゲができていた。 なぜ骨にトゲができるのか? 多くの人にみられる老化現象。 頚椎は7つあるが 上の2つと下の5つは 形も大きさも違うし 機能・動きも大きく違う。 一番上の骨は2番目の骨を回転しやすい構造をしている。 3番目以降の骨は 支えるのに適しているが あまり動けない構造になっている。 下の5つ骨は支える役目 動く時は大きな負担になる。 負担の大きい下の骨にトラブルが起きやすい。 さらにもう1つトゲができる原因となっているのが 頚椎が重い頭を支えながら動くために欠かさない椎間板。 椎間板とは水分を多く含む弾力性のある組織。 骨と骨の間でクッションのような役割をしている。 実は老化が最初に始まるのはこの椎間板。 椎間板は加齢とともに水分が減少して 弾力がなくなり薄くなっていく。 そして頚椎を動かすたびに骨にかかる衝撃を 緩和・吸収することができなくなる。 しかし骨同士が衝撃に耐えようとして変形しトゲ(骨棘)ができる。 知覚とか痛みとかを司る神経があるが 骨のトゲが少しずつ大きくなったりして 神経の枝の部分を刺激したりすると 姿勢によって痛みとかしびれが走ってきたり そういう状態につながることもある。 気づかないうちに老化している首の骨 あなたの首は大丈夫ですか? ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「ストレートネック」 外見からはなかなかわかりにくい。 なで肩や猫背の場合 姿勢が前に傾きやすく頚椎が真っ直ぐになりやすい。 ストレートネックが全ての肩こりの原因ではないが 何らかの症状を抱えている場合が多い。 確実に言えるのは 同じ姿勢のまま静止することは 首の骨や筋肉に負担をかけてしまう。 自然に立っている時とパソコンの作業時で 首の後ろの筋肉にかかる負担を比べてみると… パソコン作業の負担のほうが時間をおうごとに 負担が大きく増加することがわかった。 「骨棘」 誰にでもできるものなのか? 主に加齢によってできる。 骨棘は年齢が上がるにつれて目立つようになり 60代ではほとんどの方にみられる。 骨棘があっても神経などに触れていなければ 痛みとしてあらわれることはない。 しかし椎間板に常に負担をかけることが 徐々に骨棘を増やす原因となる。 骨棘が増えると無理な姿勢をしたときなど 脊髄や神経を圧迫する可能性が大きくなる。 肩や腕まで痺れが出てくることがある。 首の痛みや肩こり以外に頚椎が原因で起こる症状はあるのか? 首と頭 手足など抹消を結んでいるところなので 手足がしびれるといった他に 脊髄が圧迫してくると 箸が使いづらい・字が書きづらい・ ボタンをはめづらいなどの手の障害。 転倒しやすくなる等の歩行障害。 それも放置しておくと排尿障害が現れることもある。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <頚椎チェック> 「フィンガーエスケープサイン」 自分の胸の前で指を伸ばしてくっつけるように閉じる。 異常がなければ そのまま指をくっつけていられる。 小指や薬指が離れてしまう場合は要注意。 「クリップアンドリリーステスト」 両手を前に出し グーパーと握って開く動作を できるだけ早く10秒間繰り返す。 できた回数が20回未満の場合は要注意。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 首に負担をかけないためには 首の動かし方にポイントがあった。 <首をいたわる生活術> 日常生活で最も負担が大きいのは「うがい」 下を向いた瞬間の負担が大きい。 うがいの負担は自然に立っているときの頭プラス4個分。 普通にうつむいた時よりも負担は大きい。 これは首を一度後ろに反らせた状態から動かしたことで 反動がついた分 負担が大きくなったと考えられぅ。 このように反動がつく動作は日常では… 洗濯物を干すときや黒板を見ながらのメモなど ちょっとした瞬間に反動がついている。 次に負担が大きかったのは「あいづち」 あいづちの負担は自然に立っているときの頭プラス4個分。 スピードが早くなると瞬間的な負担が大きくなる。 首を前に動かす時はできるだけゆっくり動かすことがポイント。 もう1つ注意したいのは前傾姿勢を長時間維持する場合 ストレートネックにもあったように 長時間 前傾姿勢を維持する場合は 首の周りの筋肉が緊張し続ける。 長時間 同じ姿勢をとる時のポイントは? 休憩で首を上げる。 首の位置が一時的に元の位置に戻ると負担はリセットさせる。 同じ姿勢をとっても首や肩に良いということになる。 首を回すことはいいの? 首を回すことは首や肩の筋肉をほぐす目的としては効果的。 前傾姿勢の場合 肩から下の腕は 首にとっておもりのようなものになる。 席を立つ・歩くなど思い切って姿勢を変えることがポイント。 首を動かすのではなく 肩を上げたり 腕を回して負担をこまめにリセットすることが大切。 寝ている時の姿勢が悪いと 首の筋肉の血行が悪くなっている場合がある。 加齢的な変化を元に戻るように若返らせるのは本当に難しいこと。 首に負担をかけない生活を意識することで 首の老化の進行を遅らせることができる。 首はストレスにも影響されやすい。 首は脊髄など神経の通り道がある大事な場所。 日常生活を気をつけてもよくならない 痛みや痺れがある場合は我慢しないで専門医に相談をする。 ■楽天「エアーサポートピロー」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.28 19:01:40
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