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カテゴリ:ダイエット
みんなの家庭の医学(放送日:2010年3月23日)より
たくさん食べて美しくやせる7つの食材 間違ったダイエットが恐ろしい事態を招く! 大学4年生のK・Mさん(23歳・女性)は、5年前、 体重がわずか25キログラムと病的に痩せていました。 彼女がダイエットに目覚めたのは、中学3年生の冬。 身長159センチ 体重54キロ BMI-21と標準体型だったにも関わらず、 周りから言われた何気ない「太ってないか」という言葉が突き刺さり 自分に自信を持ちたいと低カロリーダイエットを始めました。 一日合計482キロカロリーと、必要とされるエネルギーの 4分の1以下に抑えた生活を続けた結果、恐ろしい事態を招いてしまいます。 <間違ったダイエットにより、K・Mさんの身体に起きた事態とは?> 低カロリーダイエットをはじめて半年、体重が40キロ代前半に。 この時、彼女の体に起こっていた恐るべき事態が飢餓状態です。 そもそも私たちの体では呼吸や循環など 生命を維持するのに必要な機能から優先的に栄養が使われています。 しかし栄養が足りず、飢餓状態になると、 生命を維持する機能を守るためだけに栄養が使われてしまいます。 すると栄養が行き届かない体の様々な部分に障害が起こり始めるのです。 事実、K・Mさんの体には、次々と異変が起こり始めていました。 生理がちゃんと来なくなりました。 本来、生理は脳から出る指令で、 卵巣に性腺刺激ホルモンと呼ばれるホルモンが到達し起こります。 しかし、飢餓状態に陥っている彼女の体では、性腺刺激ホルモンの分泌が低下。 卵巣が十分に刺激されず、生理が不規則になってしまったのです。 さらに彼女を襲った症状は、肌の乾燥や、冷え性、筋力の低下など。 極度の飢餓状態によって、K・Mさんの甲状腺から出る ホルモンの質が著しく低下し、皮膚の新陳代謝や、 体温、筋肉を作るといった調整機能が衰えていったのです。 その後も1日500キロカロリーの食事を続けた結果、 3年後の18歳の時には、ついに体重が25キロを割るまでに。 そして遂に、身体の異変は彼女の全身の骨にまで現れ始めます。 当時18歳の彼女の骨の密度がなんと70代後半のレベルにまで低下。 「骨粗しょう症」になっていたのです。 骨の材料となるカルシウムの摂取不足に加え、 骨を作る指令を伝える女性ホルモンが完全にストップしたことが原因でした。 彼女は18歳にして、 閉経した更年期後の女性と同じような状態になっていたのです。 彼女がここまで陥ってしまった影には「拒食症」という病が隠れていました。 放っておけば心不全により死にも至るというその病。 K・Mさんは幸い、彼女の異変に付き合ってくれた 周りの人のおかげで一命をとりとめました。 彼女のケースは特殊なケースではありません。 多くの女性が低カロリーダイエットを行っている今 ダイエットをする女性の6割以上に 貧血や生理不順など身体の異変があったという報告もあります。 極端なカロリーだけを減らすダイエットを行えば 少なからず身体に異変が起きてしまうのです。 日本の20~30代の女性はドンドン体重が減少している。 標準より痩せた女性が妊娠すると低体重児が産まれる傾向がある。 非常に大きな問題で 低体重児は将来メタボ等 生活習慣病になりやすい。 理想的なダイエット 栄養のバランスがとれた食事でやせることが大切。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.29 19:00:15
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