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カテゴリ:左右バランス・身体歪み・骨盤・腰・ひざ
みんなの家庭の医学(放送日:2010年5月11日)より
腰に異常がないのに痛みが!?新型腰痛を徹底解明! 続きより 慢性通痛患者に光をもたらす画期的な慢性疼痛の最新治療! 日本で最も早く慢性疼痛の最新治療を導入した診療科 そのリーダーこそ 世界でも指折りの実績を誇る 慢性疼痛治療のスペシャリスト 日本大学医学部 脳神経外科主任教授 片山容一先生 約10年間で300人以上の慢性疼痛患者を救ってきた名医。 <実際の症例> W・Tさん(52歳・男性)が慢性疼痛に悩まされるようになったのは、 今から3年前、脳出血を引き起こしたことがきっかけでした。 脳出血により、ダメージを受けた神経が部分的に遮断されてしまい、 その結果、情報が入ってこなくなった為、回復しようと脳が誤作動を起こし、 自分で勝手に「痛み」という誤った信号を発し始めてしまったと考えられます。 Wさんの場合、ダメージを受けたのは、右足の感覚を伝える神経。 その為、右足全体に、絶えず激しい痛みを感じるようになり、 最近では、痛みに耐えられず、歩くことさえ難しくなってしまいました。 思い悩んだWさんにとって、片山先生の「脊髄刺激療法」は、 まさに一縷の望みだったのです。 脊髄刺激療法とは? 背中に埋め込まれた電極によって、脊髄の神経を電気で刺激し、 誤作動を起こしている脳の神経に電気信号をぶつけることで、 痛みを和らげ、軽減させるという治療法。 電気刺激装置を腹部に埋め込み、 患者本人が、強さやタイミングをリモコンで操作。 痛みを半永久的に抑えることが出来ます。 脳卒中後の痛みや腰痛など、様々な 「脳の誤作動による痛み」から患者を救う、画期的な治療法です。 Wさん脊髄刺激療法手術 脊髄刺激療法 手順 1)電極を脊髄付近に挿入する 2)試験刺激 3)刺激装置本体を腹部に埋め込む 脊髄刺激療法の3つの段階 <第1段階> 硬膜外空と呼ばれる脊髄と背骨の間にある隙間に、2本の電極を挿入する。 数十万から数千万本もの神経が走っている脊髄の中から、 脳の中の、右足を司る部分とつながる神経の束に ピンポイントで刺激を送るため、最も効果的な場所を探し、 電極を設置するという、もっとも医師の技を必要とする作業。 局所麻酔で意識のある状態で 実際に電気を流し痛みのある部分に刺激がくるか、 患者本人に確認しながら、最良のポイントを見つけていく。 <第2段階> 身体に埋め込んだ電極の導線を電気刺激装置につなげて試験刺激を行う。 体内に埋め込んだ2本の電極には、それぞれ4か所の電気を発信する部分がある。 そのうち、電気を流すのは2つのみ。 8つの発信部分を使い、電気を流すパターンを変えることで、 刺激する神経の場所をより細かく変えることが出来る。 さらに、電流の強さや周波数、流す時間なども調整することが可能。 こうして、全部で数千ものパターンの中から最も効果的なものを見つけ出す。 <第3段階> 電気刺激装置本体をお腹に埋め込み、手術、完了。 その後 手術前とは見違えるほど、スムーズな足取りで歩くWさん。 手術は無事成功し、激しい痛みもほとんど感じなくなったといいます。 電池交換が必要? 平均5年ごとに取り出して電池を交換する この治療を受けたら必ず治る? 完治ではなく痛みを軽減させる治療 10の痛みが2程度に抑えられることで患者の生活の質が上がる 痛みが完全になくなることもある? なくなる場合もある 完治にこだわるとかえって痛みが取れにくくなる場合もある お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.16 18:18:18
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