|
カテゴリ:疲労回復・老化予防・若返り
世界一受けたい授業(2010/5/29放送)より
だ液と寿命の新事実!? 口から始めるアンチエイジング 昨年 ノーベル医学生理学賞を受賞した ブラックバーン教授らの研究発表によると 人間は誰しも125歳まで生きられる潜在寿命を持っているという。 実は今 潜在寿命の鍵を握っているとして 注目されているのが「唾液」 そう語るのは口の状態と老化の関係を研究している 鶴見大学 歯学部教授 斎藤一郎先生 「怪我をしたら舐めろ」は本当だった! 唾液には老化を防ぐ成分が含まれていた! 寿命の長さは唾液の量に関係する!? 顔のシワやたるみ 口に機能を改善する! アンチエイジングの新トレーニングを公開する。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ みなさんはだ液に対して不潔なイメージを抱いているかもしれないが 我々にとって非常にだ液は大切な役割を担っている。 だ液の働きは? 消化を助けたり 食べ物を飲み込む潤滑作用として働く。 それ以外にも様々な働きある。 特に寿命と関わる働きをしていることがわかってきた。 だ液の量は一生(80年)でどれくらい? ドラム缶約200缶分=約4万リットル 1日に出るだ液は約1.5リットル 飲んでしまっているから気がつかないが ペットボトル約1本分はだ液を分泌している。 だ液は何からできているの? 汗や涙と同じように血液からできている。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ だ液と寿命の新事実 「怪我をしたら舐めろ」は本当だった! だ液はただの水ではなくて抗菌物質 EGFというたんぱく質の一種が含まれている。 EGFは皮膚・髪・爪・口・胃の粘膜・血管などの組織が 傷ついた時に修復してくれることが医学的に解明されてきた。 人間の世界だけでなく動物の世界でも見たことがある! 本能的に動物は知っていた。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ だ液と寿命の新事実 だ液には老化を防ぐ成分が含まれていた! 最近 雑誌やテレビでよく耳にする言葉で ラクトフェリンとかコエンザイムQ10があるが これはだ液の中にもある成分。 活性酸素が体の中に入ると老化を促進してしまう。 食べ物の中にも活性酸素は入っている。 唾液中のラクトフェリンとかコエンザイムQ10が 体がさび付く物質を消去してくれる。 抗酸化物質として働いてくれる。 口の中でだ液とよく混ぜ合わせることによって 活性酸素を防いでくれる。 つまりだ液を混ぜることによって老化を防ぐことができる。 乳製品に含まれるラクトフェリンは感染予防の効果がある。 インフルエンザとか肺炎など感染症から我々を守ってくれる。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ だ液と寿命の新事実 寿命の長さはだ液の量に関係する!? 間接的な事実だが… 700人を25年間ずっと追跡調査したら DHEAというホルモンが多い人ほど長生きだったという調査結果が出た。 DHEAはどういう人が高いのかということを調べたら だ液の量が多い人ほどDHEAが多いことがわかった。 このような事実から だ液の量が多ければ ひょっとしたらホルモンが高くて 長寿になるのではないかということが間接的に考えられる。 年齢とだ液の量は関係があるの? 心身ともに健康な人であればだ液の量は体感するほど減らない。 唾液腺は筋肉に裏打ちされているので こういうところの筋肉をよく動かす人はだ液の分泌量が多い。 だ液は緊張すると瞬時に止まってしまう。 だ液量と心はつながっているの? 自律神経にだ液はコントロールされている。 緊張すると瞬時にだ液は止まってしまう。 温泉に入ってマッサージを受けてリラックスすると 副交感神経優位になるのでだ液はドンドン出てくる。 赤ちゃんのよだれは? 赤ちゃんがおっぱいを飲んでリラックスして よだれを垂らしているのは リラックスしているという1つの証左。 元気な赤ちゃんはよだれが多いという。 健康な時はザラザラしていた舌の表面が だ液が少なくなってドライマウスになるとツルツルになってしまう。 このようになったらすぐに医師の診断を受けましょう。 だ液量の減少は多くの病気のサインとして表れる。 単なる口の渇きとあなどるのは禁物。 予備軍が800万人とも言われる糖尿病の初期症状は口の渇きとして表れる。 また更年期障害の初期症状にも口の渇きが表れることがとても多い。 また口の中の雑菌が洗い流されずに増えて口臭の原因なったりする。 口臭がキツイ人はドライマウスの可能性があるのではないかと言われている。 だ液が少ないと歯と歯茎の境目に虫歯ができやすい。 治しても治しても虫歯になってしまうということで だ液の量を増やすということがとても大切。 ガムを噛んでも効果はあるの? ある! 噛み応えのある食事をするということで ごぼうだとかなるべく食材をそのまま生かしたものを 召し上がるのはとても大切。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 唾液の分泌量を高めるという意味では 唾液腺を裏打ちしている筋力をつければ だ液の分泌量が高まると言うことになる。 トレーニングが必要になってくる。 だ液の量を増やす簡単トレーニングとは? 顔の周りの筋肉 特に口の周りの筋肉を鍛えると分泌量が増えて 同時にシワとかたるみも改善できるトレーニング 舌を上顎に押し付け「ポン」と鳴らしながら離す。 いい音が出るということはちゃんと筋肉を使っている。 朝晩10~20回ずつを徐々に回数を増やしてやるとよい。 口風船体操 上唇を膨らませることを意識しながら口を膨らます。 1回10秒間くらい5~6回。 少し痛みを伴うくらいでもいい。 イーウーオーウー体操 上の前歯を見せるように「いー」と発音。 できるだけ口をすぼめながら「うー」と発音。 上唇を前歯に押し付けるように「おー」と発音。 できるだけ口をすぼめながら「うー」と発音。 5回を1日2セット。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.31 20:29:28
コメント(0) | コメントを書く
[疲労回復・老化予防・若返り] カテゴリの最新記事
|