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カテゴリ:血圧・仮面高血圧・糖尿病・痛風
みんなの家庭の医学(放送日:2010年6月8日)より
あなたの知らない血糖値の罠!徹底予防スペシャル 日本人の6人に1人が高血糖! 高血糖が引き起こす謎の合併症 今後増加する病として日本糖尿病学会が警告している その謎の病とは? <実際の症例> K・Mさん(70歳・女性)は、今から41年前、 二人の子宝に恵まれ、家事と育児に追われる毎日を過ごしていました。 食べ盛りの子供たちに合わせ料理の量を増やし、 子供の食べ残しを片付けるという食生活を送るうちに、 29歳時で身長152cm、59kg 結婚前と比べると体重は5kg増加。 とはいえ、太っているという程ではない為、 特に食事に気をつけることはありませんでした。 それから14年後、病はK・Mさんの身体を蝕み始めます。 ちょっとしたことで、やけに疲れがたまったり、 大して汗もかいていないのに、やたらと喉が渇くようになっていったのです。 念のために病院を訪れたK・Mさんは思いもよらぬ病名を告げられることに。 なんと「糖尿病」を患っていたのです。 糖尿病とは食生活の乱れが原因で血液中の糖分濃度が慢性的に高くなる病。 正常な人が食事をすると 1)食べたものの糖分が血液中に増加 2)すい臓からインスリンが分泌 3)インスリンが糖分をエネルギーや脂肪に変える 糖尿病の人の場合 1)すい臓が疲弊しインスリンが出ない 2)糖分をエネルギーに変えられない 3)血液中に糖分が溢れる K・Mさんの場合 高カロリーな食事が増えた⇒高血糖が続いた⇒糖尿病 薬を処方され食事制限を指導された、K・Mさんですが、 痛みがあるわけでもないため、事態を重く受け止めることはありませんでした。 薬はきちんと飲んでいましたが、何一つ症状がでないため、 ついつい食事制限もルーズに… 糖尿病と診断されてから16年後、ある日、夫から 「背中が丸くなった」と指摘された時も、 歳をとれば誰でも姿勢が悪くなるものと、さほど気にも留めていませんでした。 この時これが新たな病からの重大な警告だとは思いもしなかったのです。 糖尿病と診断されてから20年 ある日のこと、掃除をしていた時に、 1個の軽いアダプターが足の小指に当たりました。 ちょっと当たっただけなのに激痛が走り、痛みは一向に引きません。 病院で検査を受けると、なんと小指にヒビが入っていたのです。 しかし、これだけではありません。 その後の精密検査で、医師から衝撃的な事実を告げられることに。 それこそまさに【謎の合併症】の正体だったのです。 <症状> (1)疲れやすくなる (2)喉が渇く (3)背骨が曲がる 精密検査の結果 背骨が圧迫骨折を起こしていた。 K・Mさんでは姿勢が悪いのではなく背骨が骨折していたのです。 <病名>糖尿病による脆弱性骨折 脆弱性骨折はカラダの様々な場所で起こり 痛みを伴わず変形することが多いのが怖いところ。 骨の強度を保つには、カルシウムだけではなく、コラーゲンも大切な成分の一つ。 鉄筋コンクリートに例えれば、カルシウムはいわば、コンクリートの部分。 コラーゲンはそのコンクリートを支える鉄筋のような役割を果たしている。 しかし、血糖が高くなると、糖がアミノ酸と結びつき、 ペントジンと呼ばれる物質が全身の血液中に増加。 この物質には、組織の質を悪化させてしまう働きがあるため、 血管を通って、骨の内部にまで侵入するとコラーゲンの質を悪化させてしまう。 結果、コラーゲンは鉄筋としての役割を果たせなくなり、 いつ骨折してもおかしくない状態に。 近年 骨密度が高くても骨折してしまう例が数多く見られている。 事実 Kさんも骨密度は正常。 コラーゲンの質が悪化したため骨折してしまった。 現在 食生活の改善や運動を中心に血糖管理の毎日を送っている。 続きます! ■楽天「血糖測定」で検索 ■楽天「糖尿病食」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.16 20:20:29
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