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カテゴリ:花粉症・アレルギー・鼻
みんなの家庭の医学(放送日:2010年6月29日)より
この夏病にならないためのダニ・カビ完全対策スペシャル 続きより この時期もう1つ要注意なのが「カビ」 カビもぜんそくのアレルゲンのひとつ。 ぜんそく患者の約1割はカビが原因で発症。 カビは、浴室や水回りだけではなく、布団の中にも! 温度が20度から30度 湿度が75%を超えると カビは爆発的に増えるといいます。 栄養源は、食べ物のカスや人間のアカやフケなど様々。 汗をたっぷり吸い、フケなどの付いた布団はカビにとってはまさに天国なのです。 そして、増殖したカビからは、無数の胞子が空気中に飛散。 この胞子を毎日のように吸い込むことで、 ぜんそくをはじめとする様々な呼吸器疾患になる恐れがあるのです。 布団の中にどれぐらいカビがいるのか? 毎年、カビの被害に悩まされているという一家にご協力頂き検証を行いました。 子どもたちにはぜんそくや肌荒れの疾患があります。 今回検証を依頼したのは、カビがもたらす健康被害について 研究を続けるカビ博士、千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志先生。 普段使っている布団の中綿を採取。 さらに、寝室の空気中に舞う胞子の数も調べることに。 その結果、中綿のカビは55個! 布団1枚およそ5kgとして換算すると、 なんと275万個ものカビの胞子が存在することになります。 さらに、空気中の胞子の数は、なんと81個! 一般家庭の100リットル当たりの平均値、約50個を上回っていました。 また、空気中の目に見えない胞子などの微粒子を 特殊なカメラで映しだし、寝るときの動きを再現。 どのように空気中にカビの胞子が舞い上がり、体内に取り込まれるかを実験。 すると、布団を敷く動きだけで一気に胞子を含む微粒子が舞い上がり、 布団に入ってもそれは漂い続けます。 また、寝返りを打つとさらに舞い上がり、鼻からたくさんの微粒子が体内へ。 寝ている間でも、かなりのカビの胞子を吸い込む事が分かりました。 ■楽天「空気清浄機・カビ」で検索 どうすれば、布団のカビを少なくすることができる? 矢口先生によると、カビ対策もダニと同じく、乾燥とこまめな掃除が基本。 週に1度ぐらいは、天日干しや布団乾燥機などでしっかり乾燥させ、 取り込んだ後は掃除機でカビを除去。 さらに、しまい方がポイントだといいます。 押入れは、湿気がこもりがちでカビはもちろん、ダニにとっても快適な空間。 矢口先生お勧めの湿気対策は、「すのこを押入れの四つの面に配置する」こと。 こうすることで、空気の循環を良くし、布団を湿気から守ることが出来るのです。 梅雨時の布団のカビ対策、みなさんも是非お試しください! 寝室にはカビが多い? 人は寝ている間にコップ1杯の汗をかく。 人の汗で湿気がこもり フケ等の栄養源があるためにカビが多い。 加湿器はカビを増やす? 加湿器は人にも優しいということはカビにも優しい。 人にとって快適な環境はダニやカビにとっても快適。 うまく部屋の換気をするコツは? 2ヶ所の窓を開け 空気の入り口と出口を作るのが基本。 ただ 窓を全開にすると隅々まで換気しにくい。 少し開けるほうが隅々まで換気しやすい。 家具は壁から数センチ離し 空気が通るようにする。 布団圧縮袋はダニ・カビ退治に有効? カビは生きているが増殖は抑えられる。 ダニは多少の空気があれば生きられる。 除湿剤を入れて圧縮すれば よりダニ・カビ退治に効果的。 ■楽天「布団圧縮袋 除湿剤」で検索 お餅のカビは取り除けば残りは食べて大丈夫? 私たちが見えているのはカビの胞子のみ。 植物の根にあたる部分の菌糸が残っている可能性がある。 食べないほうがいい。 ダニ・カビ対策をすればぜんそくにはならない? 他にも様々なアレルゲンがある。 花粉・動物の毛やフケ・ゴキブリ等。 アレルゲンを特定できない場合もある。 完璧にカビをなくす方法は? それはない。 ダニ・カビをゼロにはできないので少なく抑えることが大切。 共存しているという考えを持たないとやってられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.04 19:40:43
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