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カテゴリ:目・眼瞼痙攣・耳・のど
みんなの家庭の医学(放送日:2010年8月17日)より
あなたの老化を止め若さを保つ緊急スペシャル 同じ年齢でも老化が早く進む人と進まない人がいる。 それはシミや皺など外見だけでなく 骨の強度 血管のつまり具合など体の内側にも関係してくる。 その原因こそ普段何気なくやっているある生活習慣。 さらにその生活習慣で身体の意外な場所も老化する。 その最新の研究結果に迫ります。 老化が早まる【ある生活習慣】とは? <実際の症例>T・Yさん(32歳・男性)は、 仕事柄毎晩接待でお酒を飲み、肴を食べていたために、 入社以来60kg台をキープしていた体重が今では80kgに。 営業成績は順調でしたが、その一方で、接待の機会もますます増え、 乱れた食生活の毎日で、お腹はますますぽっこりと。 しかし、これも貫禄の表れと、特にダイエットを考えることはありませんでした。 そんなT・Yさんにある宣告が。 35歳で受けた健康診断の結果、血圧が高めと指摘され再検査になりました。 少しでも体重を減らすべくウォーキングを始め、 家での食事は野菜中心にし、接待も控えて、再検査に臨んだT・Yさん。 なんとか血圧は下がったものの、再検査で動脈硬化の進行を告げられることに。 生活習慣の改善は続けたものの、体調は全く問題ない…そんな、油断から、 せっかくセーブしていた接待の数を少しずつ増やしてしまいました。 痩せても、すぐにリバウンド。血圧も上がったり、下がったり。 そんな生活を続け、14年の歳月が流れました。 49歳、部長に昇進したT・Yさんは取引先からの電話に出ると、 やけに相手の声が聞き取りづらく、また、家では、 テレビの音が大きすぎると、妻に指摘されることが増えたのです。 そしてその3年後、背後から来た車のクラクションにまったく気付かず、 危うく接触事故を起こしそうに。 念のため病院で診察を受けると、52歳という年齢では まさか患うとは思ってもいなかったある病の存在が明らかとなったのです。 <症状> (1)電話の声が聞き取りにくい (2)テレビの音が大きいと注意される (3)車のクラクションに気付かない ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <病名>加齢性難聴 加齢に伴って起きる聴力の低下の事。 個人差はあるが、多くの人は60歳ぐらいから聞こえの異常に気がつきはじめ、 65歳で3人に1人、75歳では3人に2人が加齢性難聴だといわれている。 この病の特徴は、クラクションのような高い音から聞こえなくなること。 そもそも音は空気の振動が外耳を通って鼓膜を動かし、中耳で増幅。 内耳の蝸牛という気管へと伝えられる。 蝸牛の中には無数の毛を持つ有毛細胞があり、 この有毛細胞が実はピアノ鍵盤のような役割を果たし、音の高低に反応する。 高い音では手前の毛が揺れ、低い音では奥の毛が揺れることで、 音の振動を電気信号に変えて脳に伝える。 しかし、手前の高い音を感知する有毛細胞は 常に入ってきた音にさらされ続けているため、 手前にある高い音を感知する、有毛細胞から順に劣化が進行。 ついには、有毛細胞が死んでしまう。 これが加齢による聴力の低下。 若い人がなぜ加齢性難聴に? 年を重ねれば誰でも高い音が聞こえなくなるもの。 しかし、T・Yさんの場合、まだ50代前半なのに加齢性難聴を発症しました。 実は最近、T・Yさんのように50代、 下手すると40代から加齢性難聴の症状が出始めるケースがあるというのです。 その原因となるのが、食べすぎ・飲みすぎといった生活習慣の乱れ。 そしてその結果、彼の身に起きた“動脈硬化”。 この動脈硬化こそ、加齢性難聴を進行させる最悪の原因のひとつ。 近年、海外や国内の様々な研究によって、 動脈硬化と難聴との関連が明らかになってきました。 動脈硬化と難聴にはどんな関係が? T・Yさんの場合 動脈硬化が起きて、血流が悪くなったことで、 最初の被害を受けたのが末端の細かい血管が無数にある、耳の毛細血管でした。 音を感知する有毛細胞のある蝸牛には、沢山の毛細血管がはしっています。 有毛細胞はこの毛細血管から酸素や栄養素を摂取しています。 しかし、軽い動脈硬化でも、末端の血管には十分な血液が流れてこなくなり、 有毛細胞は酸素不足に陥り、機能が低下。難聴を引き起こすのです。 中でも高い音を感知する有毛細胞は、エネルギーを多く必要とするため、 少しでも血流が滞ると、すぐに機能が低下してしまいます。 さらに糖尿病や虚血性心疾患、腎疾患も、加齢性難聴を進行させてしまう 危険因子である事が疫学調査などから判っています。 そして一度壊れた有毛細胞は、元に戻ることはありません。 衰えた聴力が回復することはないのです。 加齢性難聴の進行を少しでも遅らせたいと思うなら、 食生活など日ごろの生活習慣に気をつけることがなによりも大切なのです。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 通常 聴力の衰えは左右同じように起きる。 高血圧により動脈硬化の影響が片方の耳に出る場合がある。 高血圧を治さないと左右ともに聞こえが悪くなる恐れあり。 血圧を正常に戻すと聴力も戻る? 元には戻らないが 聴力低下の進行を抑えることができる。 45歳の若さでヒロミさんは 8000が落ちていなくて4000が落ちている。 通常は高い音から落ちてくる。 <4000ヘルツだけ聞こえない原因> 1)若い時に大きな音を聞いていた 2)頭の怪我をした 3)音のうるさい職場で働いていた 騒音を聞き続けると4000ヘルツの聴力が低下することがわかっている。 これを騒音性難聴と言う。 <騒音性難聴の原因> 大音量でのヘッドホン使用 騒音の中で作業等を長時間続ける。 耳を若く保つためには? 食生活など生活習慣に気をつける 騒音を長時間 聞かない 睡眠をよくとり耳を休ませる ■楽天「補聴器」で検索 ■楽天「補聴器」売れ筋ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.20 20:59:50
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