夫婦で気づく! うつ病完全対策スペシャル
正しい対処法を知らないと
無意識のうちに症状を悪化させることをやってしまう可能性もある。
うつ病を患った患者さんに
「やるべきこと」「やってはいけないこと」とは?
夫婦でうつ病に対処する方法~昭さん夫婦の場合~
対処のポイント(1)
薬による治療を始めて1週間 昭さんは会社に通い続けていました。
うつ病と診断され、薬による治療を始めた夫。
一家の働き手がうつ病を患った時、
まず直面するのが「仕事を続けるかどうか」という選択です。
辛そうに、それでも必死で出社しようとする夫。
こんな時、あなたならどうしますか?
【貂々さんの場合】
「そんなに辛いんなら仕事を辞めればいいじゃない!
会社のせいで病気になったんだし!」と
会社を辞めるよう訴え、実際、昭さんは辞表を提出したのです。
果たしてこの選択は、正しかったのでしょうか?
【先生からのアドバイス】
これは間違い。
うつ病の方は思考力や決断力が低下している。
否定的にネガティブに考えてしまうため間違った結論に至ってしまう。
うつ病は、脳内の神経伝達物質の欠乏によって起こる、言わば脳の機能障害。
つまり、情報がうまく伝わらないため、
普段なら何の苦もなくできる判断や計算ができなくなってしまうのです。
昭さんの場合も買い物でお金をうまく数えられなかったり
お米をひっくりかえした時も まとめてく吸い取ればいいところを
お米を5時間かけて1粒ずつ元に戻したといいます。
この不可解な行動の原因は脳の判断力が低下しいるため適切な判断ができない。
この場合より良い選択はなんだったのか?
仕事は辞めるのではなく休ませるのが正解。
うつ病は必ず治る病気なのでうつ病を治して会社の戻るのが正しい。
重大な決断は可能な限り先延ばしにして、
まずは治療に専念することが大切なのです。