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カテゴリ:目・眼瞼痙攣・耳・のど
みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より
長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります! 名医のセカンドオピニオンスペシャル セカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し 今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。 それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。 <眼の悩み> 女性から寄せられた、 「原因不明のまぶたの違和感に悩まされている」というお悩み 1年程前から目に異物が入っているような違和感を感じるようになりました。 そのうち外に出ると、なぜかいつも以上にまぶしさを感じるようになり、 室内でも明るい電気が付いていると、まぶしくて仕方ない状態に。 現在では明るい屋外に出るとまぶしくて目を開けていられず、 半分まぶたを閉じているような状態になってしまうのです。 眼科では特に異常なしと診断され、 内科では「更年期障害では?」と言われました。 原因がわからず、このまま治らないのではないかと不安です。 どうしたらいいでしょうか? 【ファーストオピニオン】 原因不明の眩しさ 名医が導き出した、セカンドオピニオンとは? ここでは「まぶたが開かない」という症状が大事なポイント。 神経眼科では、まぶたが下がる症状を「眼瞼下垂」と呼びますが、 これには色々な原因があります。 まぶたが下がる代表的な3つの目の病の中で、 相談者の方の症状に似ているものがないかどうか、チェックしていきます。 <まぶたが下がる代表的な3つの病> 【加齢性眼瞼下垂】 ●ポイント ・垂れ下がりに左右差がない ・おでこに皺が寄る まぶたが常に半分閉じてしまう、眼瞼下垂の代表的な症状。 加齢によってまぶたの筋肉や皮膚が弱り、 垂れ下がる症状で、病的なものではない。 若い頃のまぶたは60gを持ち上げる力を持っているが、 年齢を重ねると筋肉が弱るため、力が半分くらいにまで落ち込んでしまう。 年齢を重ねると起こるもの。 【動眼神経麻痺】 ●ポイント ・まぶたが片方閉じている ・眼の位置が外にずれる 眼球を動かす神経に異常が起きて、まぶたが下がる病。 特に、この症状が突然起きたり、2、3日のうちに進行した場合には、 脳動脈瘤という病気の疑いがあり、注意が必要。 ※脳動脈瘤とは、脳の血管の弱いところにコブができ、 神経が圧迫されてしまうもの。 放っておくと大出血をして命に関わる場合もあるため、 すぐに脳外科など専門の医療機関に相談することが必要となる。 【眼瞼ケイレン】 ●ポイント ・両目に起こることが多い ・眩しくて目が開かない ・まばたきが多くなる 脳の神経回路から、目を開けるようまぶたに上手に指示が届かないことが原因。 まぶたがケイレンして閉じやすくなるが、 ケイレンが目立たない場合も多く、 「眩しい」などドライアイに似た症状が現れる。 【若倉先生が導き出したセカンドオピニオン】 眼瞼ケイレンの疑いあり 相談者の方の場合、眩しそうな表情やまばたきの多さなどから 眼瞼ケイレンの疑いありとしました。 <先生のお勧め治療方針> 相談者の方は、ぜひ神経眼科を受診し、医師に相談の上、 ボトックス注射など適切な治療を受けることが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.16 09:04:51
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