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カテゴリ:花粉症・アレルギー・鼻
みんなの家庭の医学(2011/5/3放送)より
長引く治らない症状 本当の原因をもう一度探ります! 名医のセカンドオピニオンスペシャル セカンドオピニオンとはなかなか治らない1つの病に対し 今までの医師だけでなく他の医師に違った角度から診断を求めるもの。 それこそが今までの長引く身体の不調を解決する大きな手がかり。 <のどの悩み> 48歳・女性から寄せられた、 「常に鼻水を飲んでいる気がする」というお悩み 3ヶ月前から痰がからんだようなねばついた鼻水が 喉に流れ落ちる感覚に悩まされています。 特に夜になるとひどくなります。 病院では1ヶ月前に「副鼻腔炎」と診断され、 炎症を抑える薬を飲んでいますが、あまりよくなりません。 何か他に良い治療法はないでしょうか? 【ファーストオピニオン】副鼻腔炎 治療法:炎症を抑える薬を服用 名医が導き出した、セカンドオピニオンとは? 相談者の方のポイントは、鼻水が喉に流れ込んでいるということ。 鼻の中は単なる空洞でなく、いくつものデコボコした突起があります。 鼻水は、粘膜全体から出てきて喉にまわり、 胃のほうに流れていきます。 通常、24時間鼻の中で鼻水を出し続け、飲み込んでいるのです。 1日の鼻水の量は約1.5リットル。 鼻水は細菌やウイルスを包んで喉に流し込んでいるため、 鼻水がないと感染が起こりやすくなり、 肺炎や気管支炎になりやすくなります。 相談者の方が、喉に鼻水が流れてくるのを感じるという 原因の1つは・・・ 顔を正面から見ると、頬や額にいくつかの空洞があります。 これは副鼻腔といわれる空洞です。 この副鼻腔の中も、鼻と同じように表面は粘膜で覆われており、 ここからも鼻水が出ています。 この場所で炎症が起こることを「副鼻腔炎」といいます。 炎症が起こると膿が発生し、その膿は穴を通って 鼻に流れ込み、鼻先ではなく喉に流れ込んでしまいます。 相談者の方の病は、ファーストオピニオン通り 「副鼻腔炎」で間違いないと思いますが、 治療法のセカンドオピニオンとして、 長引く副鼻腔炎には効果が高い治療法があります。 【生井先生が導き出したセカンドオピニオン】 副鼻腔炎 治療法:鼻の穴から注射を打つ 最初にまず麻酔をします。 そして鼻の穴から針を入れ、骨の壁に穴を開けます。 この部分は非常に骨が薄いので、簡単に穴を開けられます。 開けた穴から注射器で膿を吸い取り、 食塩水で洗浄してから抗生剤やステロイド剤で治療をしていきます。 この治療でおよそ6~7割の方は症状が改善します。 <先生のお勧め治療方針> 相談者の方は、今飲んでいる薬を合計3ヶ月以は服用し、 それでも治らない場合には注射による治療を医師に相談し、 適切な病院を紹介してもらうことが大切です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.24 09:33:00
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