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カテゴリ:目・眼瞼痙攣・耳・のど
ためしてガッテン(2012/9/12)放送より
あの耳キーンが要注意!急増!謎の耳の耳づまり病 ある日突然 全く聞こえなくなったらどうしますか? 実は今 年齢とは関係なく耳が聞こえなくなる ある耳の異常が増えています しかもこの病気 なんと めちゃくちゃに聞こえちゃうこともあるんです。 この病気にかかっている人 予備軍も含めて なんと推定600万人 およそ20人に1人の割合 しかも 病院にいったとしても・・・ 「この病気はごく最近まで 非常に珍しい病気だと考えられていたので 我々 耳鼻科医の中でも認識が十分ではありません。 誤診されてしまうことも実際にたくさんあります。」 いったいどんな人が危険なのか? 実際の患者さんに最初の症状を聞いてみると 「最初の頃は 大したことと思わずに 飛行機に乗った時みたいな 気圧がおかしいぐらいにしか思っていなかった」 「耳の中に水がたまったような状態 トントンってすると水が出てスッキリすると思うが・・・」 謎の耳づまり病とは?衝撃の実態 この病気で悩む方のお話 「思ったとこがまず口から出ない あいづちをうつのもしんどいので 話さない人 意見を言わない人 答えない人になっていって 自分は元々そういう人間ではないのに そうの状態にならなきゃいけない」 耳の病気なのに話せなくなってしまう 「頭の中がすごです 悪い時はぐちゃぐちゃです このまま死ねたら 一番頭に浮かんできます 正直」 自分が自分でなくなる 死にたい そこまで人を追い詰めてしまうこの病気 いったいどんなものなのか? Sさん男性55歳 症状が出始めたのは8年前 「自分では最初は気にならなかった まあそのうち治るだろうみたいな感覚」 会社で経理の仕事をするSさん その症状は突然始まりました 普通にしゃべっていて急にポーンとくる 耳の中に水がたまったような状態 しかしすぐに元に戻るため気にしなかった ところが次第に不思議な症状が出始めます 自分のしゃべった声が 耳の内側から 頭全体に響き渡る 急にドーンと来るので自分のしゃべっている内容が 頭の中で認識できない そういう時はパニックみたいになる 突然襲い掛かる奇妙な症状 何度もパニックに陥ったと言うSさん 慌てて近所の耳鼻科に駆け込んだものの 先生も逆に首をかしげている 「耳の検査とかもやったんですが異常ありません」 そして症状は耐え難いものになっていく 朝起きるとすぐに声だけでなく 自分の呼吸の音も頭に響くように そしてその状態が1日中続くようになってしまったのです 「頭の上にジェット機が回っている感じ 朝から夜まで頭の上を飛んでいる 言葉では言い表せられない つらさ」 この病気 進行すると手術が必要になる 耳の奥から直径1センチほどの塊を取り出す ただ 1センチは小さいほう この塊は何なのか? なんと「いわば耳垢の親玉です」と医師 謎の耳づまりの病の原因は巨大耳垢? 街頭で症状のある方の耳をみてみると鼓膜が動いていた これが謎の耳づまり病の鍵? 実は耳垢は原因ではなく 謎の耳づまり病になった結果だった 原因は鼓膜の動きだった 鼓膜は本来 振動して音を伝えるので小さく振動するのは正しい 東京スカイツリーのエレベーター 最高速度は分速600メートル 1秒で10メートル でも日本一ではない 営業中のビルの高さでは横浜ランドマークタワー こちらのエレベーターは分速750メートル 日本で一番早いエレベーター 観光客の皆様にご協力いただいて大実験 上りのエレベーターで耳がキーーン 下りでも耳がキーーン 上りと下りではどっちが強かった? 100人に聞いたら圧倒的に下り 上りと下りでは何でこんなに違うの? 上へ行くと外の気圧が下がる⇒中の(中耳)の空気が膨らむ 山や飛行機でスナック菓子の袋が膨らむのと同じ原理 下へ行くと鼓膜が内側か外側にはった状態 ⇒聞こえが悪くなり耳づまり感も生じる 唾を飲み込んで耳抜きすると元に戻る 中耳は奥のほうで鼻とつながっている 耳の管と書いて耳管(じかん)と読む 唾を飲むと耳管が一時的に開く すると中耳の気圧と外の気圧が同じ気圧になり 耳づまり感が解消する プチっと音がするのは耳管が開く音 下りのほうが耳キーンが強い理由 中耳のほうが気圧が低くなり 空気を抜かれて真空パックのような状態 耳管も吸い付き合ったような状態になり開きにくい いよいよ解明 謎の耳づまり病 原因はどこに? 謎の耳づまり病で鼓膜が動く理由は? 耳管が開きっぱなしになっている! 息を吐くときに中耳を通って空気が運ばれるので 鼓膜が押されて外に 息を吸うと鼓膜が中に 呼吸が耳管を通して鼓膜に伝わる⇒耳づまり感が生まれる 自分の声が耳に響く理由は? 耳管が開いているせいで 自分の声が鼻を通り 耳管を通じて鼓膜に伝わる 耳からも聞こえて中と外から聞こえることに・・・ 謎の耳づまり病⇒耳管開放症 耳づまりじゃなくて耳びらき? 謎の耳づまり病は耳管がひらっきぱなしの病気 症状がいつも出ているとは限らない 耳管が閉じている時は診断が難しい 重症の方は開きっぱなしの方もいるが 朝はよいけれどもずっと立っていると午後になってよくないとか・・・ 耳管開放症の原因 ・体重減少 ・ホルモンバランス ・脱水症状・血行不良など・・・ 体重減少⇒耳管の周りには脂肪があって 脂肪が減ると耳管が開きやすくなる 急激なダイエットは要注意 ホルモンバランス⇒妊娠中は6人に1人は軽い耳管開放症に 出産後 ほどんどの人が治る 脱水症状⇒たくさん汗をかいたあとは水分が抜けるので 耳管周辺の血流が下がり 耳管が緩みやすくなる 原因は様々 ちょっとしたきっかけで誰もが発症する可能性がある 巨大耳垢はどこにあるの? 鼓膜の上 脳? 患者さんが辛さから行ってしまうある行為によってできる そもそも耳垢って? 古くなって剥がれ落ちた皮膚に分泌液が混じったもの 実は耳の穴の奥のほうでは皮膚が外側へと動いている だから普通ならば奥のほうに耳垢がたまることはない じゃ巨大耳垢って何者? 手術した20代女性は 以前から 耳づまりを感じるとあることをしていた それをすると耳がスッキリしたという 患者さんがやってしまう行為「鼻すすり」 「鼻すすりロック」と呼ぶ 耳管開放症の人が鼻をすすると一時的に耳管が吸い付く 鼻すすりロックは耳管開放症の人が絶対にやってはいけない行為 やるたびに鼓膜が内側に引っ張られる これを何年もやっているうちに鼓膜が内側にへっこむ癖がつく それがくぼみになりポケットができる そこに耳垢がたまる いったんたまると止めることができない 大きくなればなるほど周りに炎症を起こして食い込んでいく この段階ではほとんど痛みを感じない 炎症が内耳に広がると聞こえづらくなり ある日突然 聴力を完全に失う さらに脳と耳の間には骨があるが 骨を耳垢が溶かしてしまう 脳に到達すると命の危険もある もう1つ絶対にやってはいけないこと 鼻をつまんで息を吸うのも駄目 子どもが鼻をつまむしぐさに注意 健康な人が鼻すすりしても巨大耳垢はできない 効果を実感 耳寄りな応急対策 症状改善のポイントは 血行改善 水分補給 リラックス 患者さんが独自に行っている改善策 「深くお辞儀をする」「しばらく横になる」 ⇒頭を下げると耳管の周囲の血流が増え 閉じやすくなる 「首をしめる」とあるがそれよりも 「スカーフやネクタイを強めにしめる」 ⇒静脈を圧迫するので 頭に血が残るので 耳管がしまる しゃべっていて急になった時は しめて調節する方もいる 「水を飲んで休む」 「ビールを飲む」 「首の後ろにカイロ」 「お風呂に入る」 「肩を動かす」 「エステにいく」 「耳の下を押さえる」 応急対策の効果は人それぞれ 自分にあった方法を! ただし重症になると対処法が全然効かないという方もいる 症状が重い人は耳鼻科を受診 行く前に自己チェック 自己チェック法 頭を下げたり 横になると 症状改善 ⇒耳管開放症の可能性が高い そのことを耳鼻科の医師に伝えると診断がしやすい 処置の方法は? 生理食塩水を使った対症療法で様子を見ると自然治癒することも 重症患者には手術なども 症状が軽い人は知識を持つだけでオーケー ただし他の病気が原因で耳づまりを感じる場合もある お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.09.25 19:44:37
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