|
カテゴリ:尿もれ・骨盤臓器脱・痔・尿路結石・前立腺
予約殺到!専門外来SP(2013/3/28放送)より
人に言えないあの悩み それは突如襲い掛かる 声に出せない恐怖のさざなみ 尿漏れ 尿漏れの経験は? 年配の女性に街頭インタビューすると 「多少はあるわね」 「くしゃみした時とか・・・」 「やっぱり 突然 一番女が困ることですよ」 推定患者数500万人以上 関連用品の売り上げがその急増ぶりを示している 現在 40代以上の女性の3人に1人が患っている深刻な病 インターネットには数多くのお悩みが投稿され 中には「もう、死にたいです。」という悲痛な叫びも 精神的苦痛も伴う尿漏れ 専門外来が全国各地に誕生 中でもこちらの尿もれ外来 「女性医療クリニックLUNA(神奈川県・横浜市)」 が熱い注目を集めているという その理由は 男子禁制 女性医師団による診療 そのトップに立つのが関口院長 尿漏れ関連の著書 多数 業界25年 尿漏れ界のジャンヌ・ダルク 「昔の男の医者はね 尿漏れの女なんてオムツしろ! なんていうしょうがない医者が多かったんですけど 今は適切な治療で治るんですよ」 どんな治療が行われているのか? 尿もれに悩む患者さんの治療に密着 診察開始 1)問診 尿漏れ歴10年 36歳の女性Gさん 現在妊娠8ヶ月 9歳と6歳の子の母 「お2人産んで 一人目を出産なさった後から 尿が漏れるってことですね」 先生が確認しているのは患者さんが事前に記入した問診票 「セキくしゃみ運動でもれるんですね」 「椅子から立ち上がった時とかにもれるんですね」 問診票は現在の症状を先生に伝えるメッセージカード 尿もれ外来では特に重要 「調子がいい時は1日1回ぐらいで 悪い時は3回 結構 もれますね」 Gさんの症状:セキ・くしゃみなど強い衝撃で尿漏れ 1日の尿もれ回数:3回(多い日) ⇒軽度の尿もれであることがわかった 続いての女性 尿漏れ歴13年 43歳の女性Nさん 既婚 保育士 中学生の娘の母 「歩行したりしてももれるんだ これは大変だ」 「悪い時は どれくらいもれていますか?」 「1日何回もですね」 Nさんの症状:歩行など軽い衝撃で尿漏れ 1日の尿もれ回数:10回(多い日) ⇒重度の尿もれであることが判明 さらに 「排尿回数は 夜3回もあるんだ 昼間も多いですね 10回から13回ですもんね」 正常な1日の排尿回数 昼間:4回~7回 夜間:0回~1回 そのためNさんは重度の尿漏れ・頻尿と発覚 尿漏れと頻尿 頻尿が悪化し尿漏れを患う場合も! 尿もれになる前にまずは病院へ つづいての女性 尿もれ歴3年 22歳のAさん 会社員 未婚 この若さで深刻な尿漏れに悩んでいた 「トイレに行きたいと思ったら 次の瞬間 ジョジョっと出ちゃうみたいな」 Aさんの症状:突然の尿漏れ 1日の尿漏れ回数:3回(多い日) 「いつごろからか覚えていますか?」 「2~3年前」 それは19歳のバレンタインデー 思いを寄せている先輩にプレゼントを渡そうとしていた 勇気を出してプレゼントを渡そうとしたその時だった ちょっとちょっとどうしちゃったの私の体 なになに なにー 突如 今まで感じたことのない激しい尿意 「あの時 結局全部出てしまいまして プレゼントは渡せなかったんです」 問診の後 先生が必ず行うのが 2)触診 患部を見ながら手で確かめる触診 婦人科の内診のように 足を開いて座る診察台 下半身に大判のバスタオルをかけ行う 「大きくセキをしてみてくさい もう少し もう少し もう少し」 セキで患部に腹圧をかけ 尿が漏れやすい状態を作り診察 異常がありやすい場所を探っていく 3)採尿 最期に尿道に管を差込 採尿 尿からは重篤な病気との関連性の有無を確認 少々痛そうに見える検尿だが 通常の検尿に比べ尿が空気に触れにくく正確な検査が可能 これで一通りの診察が終了 診断結果が言い渡される Gさん 尿検査は問題なし 典型的な腹圧性尿失禁 女性の尿失禁の70%がこのタイプの失禁 原因はある筋肉の衰え 尿漏れを引き起こす衰えた筋肉とは? 骨盤底筋 恥骨から尾骨まで広がるゆりかごのような筋肉群 重要な役割を果たしている 膀胱・子宮・直腸を下から支え尿道・膣・肛門を 締め付けコントロールしている 尿をためる時は骨盤底の筋肉は締まっている 通常人間の膀胱には400~700ミリリットルの尿がためられる そして300ミリリットル以上尿がたまると 膀胱の壁が押し広げられる 膀胱が広がった刺激が「おしっこがいっぱい」と脳に伝わる これが尿意 尿意を受け脳から骨盤底筋を緩める指令が出る 尿道が開き排尿する これが正常な排尿の仕組み 骨盤底筋は尿道の開け閉めを行う「水門」のような役割 しかし尿漏れを患っている方の多くは 骨盤底筋の締め付けが弱くなっている そのためセキやくしゃみなどちょっとした圧力でも 骨盤底筋がその負荷に耐えられず尿道が広がり尿が漏れる 妊娠末期と出産直後は9割の人がもれている 妊娠すると胎児の重みで骨盤底筋が圧迫 さらに出産で産道が広がることにより 骨盤底筋は薄く弱りながら広がってしまう このように産後筋肉の締め付けが急激に緩むことで 尿が漏れやすくなってしまう しかし妊娠も出産経験もない22歳のAさんはどんな病気なのか? 切迫性尿失禁 過活動膀胱という病気の1つの症状 尿もれの種類 1)腹圧性尿失禁 2)切迫性尿失禁 通常は脳が排尿しなさいと命令を出すまで 膀胱は限界まで尿をためるため膨張を続けている しかし 脳梗塞・頚椎症・脊髄損傷・ストレスなど 病気などで神経回路に異常が起こると 脳が膀胱の活動をコントロールできなくなる すると尿が完全たまっていないうえ 脳から指令が出ていないのに 膀胱が勝手に収縮活動を起こし失禁してしまう 別名 過活動膀胱ともよばれるこの症状 膀胱の過剰な活動=過活動膀胱 その多くは今まだ原因不明とされている 「小学生の時からトイレが近くて すぐ我慢しちゃうことが・・・」 Aさんの尿もれは幼いことから過度の圧力をかけていたことと ストレスをためやすい性格が原因だと考えられる 最期に重度の尿漏れであるNさんの診断結果 混合性尿失禁 腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の混合症状 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.20 20:13:22
コメント(0) | コメントを書く
[尿もれ・骨盤臓器脱・痔・尿路結石・前立腺] カテゴリの最新記事
|