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カテゴリ:インフルエンザ・風邪・ノロ・肺炎・麻疹
みんなの家庭の医学 (2012/12/9放送)より
新たな原因が判明! 冬に増える身体の不調 解消スペシャル 日ごとに寒さが募るこの季節 様々な体調不良が急増する要注意シーズン 気温が下がり空気が乾燥すると インフルエンザや風邪の原因となるウィルスが活性化 患者の急増を招く 年末といえば忘年会 食べ過ぎや飲みすぎで胃もたれや胸やけに苦しむ方が続出 さらに恐ろしいのが・・・ 大きな温度差から心臓の病の死亡者数が上昇 そんな冬ならではの不調に皆さんは 寒くなるし仕方がないとあきらめていませんか でもご安心ください 近年の研究で冬に増加する身体の不調に 新しい原因が徐々に解明 その新原因に対処できる方法を行えば 悩める不調を解消することも可能 <<風邪>> 冬に風邪を引きやすくなる理由 寒さ等によって免疫力が下がることで ウィルスが体内で大増殖 さらに増殖したウィルスが人から人へ感染を広げていくため ウィルスの繁殖によって冬場に風邪を引きやすくなっている でもあなたの周りにこんな人いませんか? 寒くなると必ず風邪を引く人 逆に全然平気な人 実は近年の研究で風邪を引きやすい人たちに ある新しい原因が潜んでいることが明らかになってきた 風邪を引く新原因は身体の中のある部分の乾燥にあった しかもそのある部分の乾燥 ドライマウス ドライアイに続く第3の乾燥症 ドライ○○ として医学会でも注目を集めている 果たして身体のどの部分が乾燥している? その前に・・・ 50歳の女性は何年も風邪を引いていない健康優良レディ 前に風邪を引いたのは5年くらい前 ということは身体のある部分は乾燥していないはず 早速 特殊なカメラで彼女のある部分は見てみた どこも水分たっぷりでプルプルだった そこで今度は冬が来るたびに風邪を引いてしまう10名が集合 彼らのある部分は乾燥しているのか? まずは1人の女性を見てみたところ ある部分が乾燥していることがわかった 乾燥しているある部分とは・・・ 「鼻」 風邪をひきやすい人は鼻の粘膜が極度に乾いていた 本人は自覚しているのか? 夏は感じないが冬場 特に風が強い日とか カラカラになっている気がするとのこと これこそが今注目の第3の乾燥症 医学会では「ドライノーズ」と呼ばれている このドライノーズが風邪の発症に深く関係している 別の女性は 常に喉の調子が悪くなり イガイガしている感じがするというが やはり白く乾いて組織がボコボコになっていた あきらかにドライノーズの状態だった 57歳男性 風邪は必ずかかり 2~3日風邪を引くというパターンがよくある 月に1回は風邪を引いているというが 彼の鼻の中は白く乾燥しているだけでなく 出血している箇所も 強い乾燥のため組織がひび割れたと考えられる 反対の鼻はもっとひどい状態だった 奇妙なブリッジ発見 鼻の粘膜が固まりくっついた状態 鼻の粘膜が乾いてどろりとした状態になり その後固まった重度のドライノーズ状態 本人はこの異常事態を自覚しているのか? 乾燥は感じていた どうしたらいいか教えて欲しい・・・ 風邪を引きやすい10人の結果 5人がドライノーズの症状がみられた ドライノーズは風邪の発症とどのように関わっているのか? 空気が乾燥したこの冬の季節 粘膜がかさかさになって ドンドン水分が失われることによってバリア機能が落ちて いろいろな病気を引き起こすと考えられている 私たちの鼻の内部にはウィルスなどから身体を守る バリア機能が備わっている 中でも大きな役割を担っているのが 鼻の粘膜の細胞に備わっている繊毛という組織 鼻の内側から肺までの気道を覆っている 繊毛が活発に動くことで 鼻に侵入したウィルスなどの異物を胃の中に運び 強力な胃酸で消化 ウィルスの繁殖を防いでいる ところが鼻の中が乾燥し粘膜の水分が減少すると 繊毛の動きも大きく低下 こうなると繊毛の細胞からも水分が減少 鼻の中の乾燥は一気に悪化 白い乾燥状態に さらに乾燥が進むと粘膜がひび割れて出血 ここまで鼻の中の状態が悪化すると 繊毛動きはほぼストップ 鼻の粘膜に留まったウィルスは細胞のすき間から体内に侵入 急激に増殖し風邪などの症状を引き起こす 大きな原因こそ 冬場の乾燥 大気が乾燥することで鼻の中の粘膜も乾燥 ドライノーズになると考えられている なぜ同じく乾燥する冬を迎えているのに 鼻が乾燥する人と潤っている人がりうのか? 決定的な違いはちょっとした生活習慣にあるという 潤っている人の部屋を拝見 大半を過ごすというリビングにはちょっと気になるものが・・・ 石油ストーブにヤカンが乗っているー 蒸気がでるので加湿もできるかなと思って変えたそうだ 風邪予防のために室内の加湿に気を遣っていた リビングの湿度を計測してみると68.9% 乾燥する冬場にしては高めの湿度 さらに彼女の乾燥対策はそれだけはない 普段 マスクを付ける そう外出時のマスク マスクを付けることで湿った体内の空気が鼻の中を循環 これによって鼻の潤いが保てる ということで彼女は部屋の加湿と外出時のマスクによって ドライノーズを予防していたと考えられる では 鼻の中が乾燥し出血までしていた男性は 乾燥対策は? ないです 加湿器の使用は? 使ってはいないです 今回ドライノーズだった5名のほとんどが 十分な乾燥対策を行っていなかった 室内の加湿や外出時のマスクによって予防できるドライノーズ こんなことでも毎日やるのは意外と面倒 そこで誰でも簡単にできて今晩から始められる ドライノーズ予防・改善法をご紹介 ドライノーズかどうか自分でわかる? ドライノーズになると出やすい症状 乾燥感 鼻くそがよくたまる むずむず感や異物感 鼻水が出ていないのに鼻をかみたい 鼻をかむと血が混じる 鼻の粘膜の潤いに大きな役割を果たしている身近な物資がある それは鼻水 鼻水は風邪を引くと鼻から流れてくる 鼻水は1日中常に分泌して鼻の粘膜を潤している 1日出る鼻水の量は? 1~2リットル 大量の鼻水はどこに出ている? 鼻の外に出しているわけではない 鼻から喉に向かって動いている 鼻から喉へそして胃へ 通常は鼻水は外へ流れ出ない 鼻水の分泌量が少ない人がドライノーズになる? 鼻から水分が蒸発しやすい人がドライノーズになりやすい 鼻水で粘膜を潤しても蒸発量が多いとドライノーズになる ある生活習慣を少し変えるだけでドライノーズ予防になる! ドライノーズの予防ポイント 鼻の粘膜に十分水分を与える 水分を蒸発させないようにする 冬場に空気が乾燥すると繊毛の下にある細胞から水分が蒸発 鼻の組織自体が乾いてしまう つまりその蒸発を防ぎ水分を閉じ込める事ができれば たとえ空気が乾燥しても鼻の潤いを保てる これがある入浴法で解決できる 今まで湯船につかっていなかった人は ただ入るだけでも効果がある ちょっとしたことに気をつけて入るだけで より効果的に鼻に潤いを与えることができる シャワーで済ませず湯船につかるだけで 蒸気が鼻に入り粘膜を潤す お風呂でできる!3つの鼻の潤いアップ法 1)41度のお湯に10~15分つかる 41度のお湯に長めにつかることで 大量の水蒸気を吸い込むことができ鼻粘膜を潤す 2)塩 100ccのお水に食塩1グラムを溶かす 鼻の前にミスト状に吹きかけて鼻で吸う 塩分を含んだ蒸気を吸い込むと 鼻は塩分を異物と感知 異物を除去しようと繊毛が動き始める 繊毛を動かしている細胞が活性化 細胞が膨張して水分が蒸発しにくくなる 粘膜の潤いを保てる 3)お風呂で歌う お風呂の中では水蒸気がたくさんある 歌を歌うということはたくさん息を吸って吐き出す 鼻により潤いを与えることができる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.22 20:31:48
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