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カテゴリ:頭痛・後頭神経痛
駆け込みドクター ナゾの痛み解明SP
日本人の4人に1人 約3000万人以上の人が悩まされているという頭痛 主なタイプは3つ 片頭痛⇒ 頭の片側・両側がずきんずきんと痛む 何らかの原因で脳の血管が広がり 神経が刺激されて痛みが出る 緊張型頭痛⇒ 頭全体が締め付けられるように痛む 主な原因は首や肩のコリによって血管が過度に収縮 神経を刺激し痛みが出る 群発頭痛⇒ 3つのタイプの中で最も痛い その苦しさから 別名 自殺頭痛 目の奥をえぐられるような激痛が1~2時間続くこともある 群発頭痛の発症メカニズムははっきりわかっていないが 飲酒と喫煙が大きな要因といわれている 3つの頭痛の中で症例のほとんど占めるのが 片頭痛と緊張型頭痛 頭痛患者と、向き合って25年の脳神経外科医師は 対処法を誤ると危険と警鐘をならす 片頭痛は血管が拡張するのと悪化するので温めてはいけない 緊張型頭痛の場合は全く逆で温めてあげたほうがよい 全く対処法が逆になるのでタイプを見極めることが大切 片頭痛は冷やす 緊張型頭痛は温める タイプによって対処法は異なる 正しく対処しないと症状が悪化する可能性もある <片頭痛> 片頭痛はひどくなると吐き気がしたり 実際に吐いてしまったり 音がうるさく感じる 光がまぶしい ニオイに敏感になるといった 過敏症状をともなうことがある 低気圧により血圧が影響を受けて起こる場合もある 対策 「こめかみ」や「額」の比較的太い血管などを冷やす 身体は無理に動かさない 静かな場所で横になる マッサージなどは厳禁 片頭痛でマッサージに行ってしまう人は結構多い 決行が良くなり過ぎて頭ががんがんしてくる 朝食を抜くと片頭痛が誘発されるという研究結果もある 空腹状態が長く続くため血糖値が下がる すると正常に機能させようと脳に多くの血液が送られる 血管が膨らんで神経を圧迫 片頭痛が起こる 片頭痛を疑う人は朝食が大切 <緊張型頭痛> 最近 パソコン・スマートフォンをする人が増えている 長時間する人は首や肩がこってくる そこから頭痛が誘発される 首・肩・背中などの筋肉が緊張することで起こる 精神ストレスも神経や筋肉の緊張を高め 頭痛の誘引となる 対策 蒸しタオルを肩や首に当てて温める 冷やすと血管が縮まり悪化するので要注意 姿勢を良くするだけでも効果あり 緊張型頭痛のリスクを高める生活習慣 ・合わない枕 高さや硬さがあっていないと 寝ている間に首や肩に負担がかかってしまう ・歯ぎしり・くいしばり 夜寝ている間に歯をくいしばって歯ぎしりしてしまう すると筋肉が緊張するので緊張型頭痛につながる 寝ている時の噛み締める力は通常の約6倍 朝起きたときになんだか肩がこっているなと感じたら 歯ぎしりなどの可能性がある 専門医の診断を仰ごう 頭痛のタイプを見極めることが治療の第一歩 片頭痛と診断された場合 それを放置すると 将来 脳卒中のリスクが高まる 片頭痛は血管病 血管の周りに炎症が起こって起こる 頭痛持ちの方の自分なりの対処法(スタジオゲスト) ・痛くなり始めたらきつめの帽子を被る 片頭痛は血管が広がることで痛みが出てくる きつめの帽子や鉢巻などで こめかみの動脈を圧迫すると 痛みが和らぐといわれている 食べ物は関係あるの? 最近は塩分を減らすと頭痛の31%が減るという報告もある アメリカの大学の研究によると 塩分摂取量を1日9グラムから3グラムに減らすと 頭痛の頻度が3割程度に軽減された 塩分を減らすと血圧や脈拍が安定し 頭痛が緩和すると考えられる 片頭痛と緊張型頭痛の複合型の場合は 冷やしたらいいのか温めたらいいのか迷うが・・・ 1箇所の病院だけでは診断がつかないことがある セカンドオピニオン 場合によっては サードオピニオンを受けたほうが良い 頭痛のタイプは合併したものも含めて約200種類 そのためタイプが特定しづらく完治できない <栃木県 独協医科大学病院> 日本ではじめての頭痛患者専門の外来 診察室の前には多くの人 全国から1日に約100人 ロシアや中国からも患者が訪れる 一番ひどい人は片頭痛発作が起こると 吐いてはいて吐きまくって どうしようもなくなって こちらの病院を訪ねてくる方は 本当に症状が強い ナゼ行列ができるほど人が集まるのか? 注目すべきは初めての診察に掛ける時間 1人の患者さんに対し複数の医師が別々に問診を行う 吸い上げた情報をもとにさらに問診を行い治療法を検討する 初診に費やす時間は約50分 頭痛ダイヤリー 「いつ・どこで・どんな時』に頭痛が起こったかを記録 診断する上で重要な情報 頭痛を抱えた人の多くは あまりの激痛で 状況を把握できないことがある 頭痛ダイヤリーをつけることで患者本人が症状を把握し 医師が症状にあわせた治療を行うために重要 問診や頭痛ダイヤリーの情報をもとに その人にあった薬を処方する 市販の薬が効かなかったが 処方された薬で効くようになったという患者さん 医師が指摘する頭痛の危険症状 警告頭痛 今までなかったような頭痛が突然きた場合 全く新しい形の頭痛は警告頭痛として 医師側も患者さん側も受け止めなければならない 今まで感じたことがない痛みを警告頭痛という くも膜下出血の前兆で起こる警告頭痛 バットで頭部を殴られたような激痛 頭痛と鼻づまりがある場合 まれに原因が鼻の奥の癌の時もある 鼻の奥にできた癌が 脳神経を刺激して頭痛を起こす 今まで感じたことがない頭痛は大病のサイン 頭痛と関係する疾患 目と頭痛も非常に関連性がある くも膜下出血のように突然 激痛が起こった時 急性緑内障の時もあって 一夜にして失明する怖い病気 急性緑内障の症状は頭痛・吐き気・目の激痛など 放置すると短時間で失明する危険性あり 早急に眼科医の診断を受けよう 神経痛により引き起こされる頭痛もある 三叉神経痛 頭から顔にかけて激しい発作性の痛みを感じる 顔の感覚をつかさどる三叉神経を 血管が圧迫することによって起こる 洗顔・歯磨き・咀嚼などで誘発される 風に当たるだけで痛くなることもある 十分な睡眠など正しい生活習慣を身につけることで予防できる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.12 19:40:29
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