気になる子どもたち
昨日の講演会『気になる子どもたち ~発達障害の理解と対応~』田中康雄先生(北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター)長女と二人で行って来ました。これまで、いくつもの講演会に足を運びましたが、もしかしたら、私の中では“一番”だったかもしれません全ての話が胸にストンと落ちていき、2時間があんなに短く感じたことはありません 発達とは・・・☆自分の最大限をそのつど生きていくなかで初めて、次の力は伸びてくる発達の障害☆社会的な適応が損なわれているもののみを障害と呼ぶ(その社会とは、常に流動的なものである)発達障害の内容*脳性麻痺・精神遅滞・聴覚障害・視覚障害=専門の学校がある*PDD(広汎性発達障害)・LD(学習障害)・ADHD(注意欠如・多動性障害)・発達性協調運動障害・コミュニケーション障害=名前(診断)がなくても支援ができる特別支援教育☆支援が必要な人に支援をしましょう(餅は餅屋・・・学校の先生も医療関係者も専門分野で支援)発達障害のある人への支援の目標*大きな課題は、自尊心の傷つき、自己評価の低さである。*気付いた時点で、適切な家族支援を行い、関係者同士の理解が深まる支援を行う。*二次的症状の出現が最低限度に食い止められることを目指す。☆“今”を積み上げていく 93枚のスライドを、早口ながらも、見事に2時間で話しきって下さいました素敵な言葉がポンポン飛び出し、散りばめられたエピソードの数々は、笑えて、泣けて、頷けて・・・もし“盲の村”に目の見える人が住んだら、夜は明かりが全くないから何も見えなくて不便その人が“障碍者”になるADHDのお子さんの普段の様子を知る為に学校に伺った時1年生のクラス全員がADHDに見えた「やれる所までやってきなさい」という宿題アスペルガーの子は「全部やらないといけない」と思い、ADHDの子は「やれませんでした~」と言う「褒める言葉」は学ぶもの親は子どもの良いところを“5つ”言葉として持つ(学校の先生は“3つ”、ただしクラス全員分) 何度か繰り返された言葉・・・多分、支援者の心持の基本『幻想を捨てる 希望を持つ』同じような別の言葉を前から知っています『頑張らない でも 諦めない』私の生きるスタンスとなっている言葉です まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、まとめ切れないので、この辺で・・・