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2012.03.27
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パジェロミニカタログ
画像は今から16年前のアピオパジェロミニ用パーツカタログ

パジェロミニ、17年7ヶ月の歴史に幕
またもや残念なニュースだ。

17年7ヶ月も歴史があるものを簡単に幕を閉じてしまう。
やめるのは簡単だが、生み出すのは容易ではない。

ジムニーのライバルが消えて残念だとかいうそんな小さい話ではない。
日本の三菱という会社が世界に誇ったパジェロという名前を軽自動車にも投入し
ピーク時の1995年度には、年間10万3347台まで販売したクルマをやめてしまう。

恐らくこのクルマの開発に携わった産みの親の方々はもう定年とかで
社内にいないのかもしれない。
もしいるならば我が子を簡単に見捨てたりはしない。

パジェロミニ。人間の年齢でいえばあと2年でやっと一人前の成人となる年だ。
18才の若さで見殺しとは無念としかいいようがない。

ジムニーは昨年40周年を迎えている。
もちろん三菱自動車社内では多くの方が存続のためにいろいろな知恵を
絞ったかもしれない。万策尽き果てたのだろうか。
万策というからには少なくとも1万通りのアイデアや提案が必要だが。


アピオでもパジェロミニ新発売の時期には上記画像のカタログのように
続々とパーツをリリースした。

だが流石ににビルドインフレームのモノコック構造であったためか
特にオフロード性能には自ずと限界があり、小径タイヤと共通性のない
ホイール、タイヤのため年間10万台も売れた車にも関わらずほとんどパーツは売れなかった。

当時私も何とか魅力を引き出そうと長所を探してみたが4気筒エンジンのパジェロミニは
3気筒のジムニーに比べてトルク感がなく高回転になるとパワーを感じるタイプなので
例えていえば、かつての250CC4気筒バイクを思い出してもらう感じで乗っていて疲れた。


ジムニーよりいいなと思ったのはブローオフバルブ装着時に
アクセルオンのブシュー音が出たあとに
アクセルオフでピュルルルルという当時流行ったSEGAラリーの
ランチャデルタインタグラーレ的な音?がしていたことくらいだろうか。

結局4気筒は660ccのクルマには不向きだったが3気筒になることはなかった。
以前も書いたが、いまの時代ならFIATのツインエアーのように
2気筒エンジンならトルク感も出るはず。
そんな背景を経てアピオからは気が付くとパジェロミニが消えていた。


さて今回の報道をみているとエコカー減税未対応というのをあげている記事を
多く見かけたがこれは報道のプロたる調査不足ではないのか?
ジムニーをライバル車であげながら、ジムニーもエコカー減税未対応だからだ。

その点流石、日刊自動車新聞。
エコカー減税にはふれずより具体的に原因の記述があった。

以前は懐疑的だったこともあるが、この記事で見直した!これからも継続購読しよう。
さて23日の日刊自動車新聞によれば、終了の原因として以下の事をあげていた

■━━━━━━━━━━━━━引用━━━━━━━━━━━━━━━━■
歩行者保護などの今後の安全規制への対応がコスト面で難しくなっていたため
販売をやめる。
(中略)
専用プラットホームを有していたことなどにより生産コストが過大になっていた。
■━━━━━━━━━━━━━引用終わり━━━━━━━━━━━━━■

と書かれていた。納得の理由だ。
もちろん販売不振が最大の原因であることにかわりはないが、
全く売れていないわけではない。

だがプラットホームの生産コストや5ナンバー乗用車としての安全規制などを
考えればなるほどだと思う理由だ。
幕引きを批判するのは簡単がら批判でなく解決方法を提案する
ことの方が重要だ。

そこでジムニーの未来のために、三菱さんに復活のシナリオを考えてみた。
なぜジムニーのためか?
ライバルはどんな世界にも必要だ。
切磋琢磨する必要がある。
同じコースを走るのでも隣にライバルがいた方がタイムが速いのと同じだ。
よりよい次期ジムニーを望むためにこそ素晴らしいライバル車が必要なのだ。

つづく





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Last updated  2012.03.27 10:09:29
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