|
カテゴリ:イラストv
いつか新幹線の中で描いた狼男のイラストをもう一枚紹介します。
暇だったので、妄想しながら描きました。 『庭師』 少女は貴族で、広い庭の屋敷に住んでいました。 四季折々の草花に囲まれて育った彼女は、物静かで心優しいある庭師の青年を実の兄のように慕い、懐いていました。 しかし、ある時から村人がその少女の屋敷で、狼男を見たと噂をし始め、やがてその正体が屋敷の主人ではないかと疑い、月の光が雲の隙間からかすかに射す夜、ついに狼男狩りがはじまり、屋敷に火が放たれました。 そのことを知った庭師はあわてて駆けつけ、すでに火の海と化した屋敷からまだ眠っていた少女を抱えて逃げました。 彼は村はずれの林へと身を隠すように走っていきます。 雲がゆっくりと月から離れ、満月があらわれると、遠くに暗闇の中ぼんやり光る炎を振り返りながらグッと歯を食いしばり、少女を抱いた狼は天に向かって嘆きました。 こんな事を考えながら描いていました。 白雪ってロマンチストかもしれないくさすぎてちょっと恥ずかしい この少女が目覚めたとき、この庭師はきっと姿を消しているでしょう。 信頼できる人に少女を託して。 独り自分の運命を呪い、罪の意識に押し潰されそうになりながら、 少女を蔭ながらも守ることがせめてもの罪滅ぼしになることを祈って生きていくんでしょう。 あれ???白雪ってハッピーエンド好きじゃなかったっけ??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 27, 2007 08:04:53 PM
コメント(0) | コメントを書く |