(つけたし版)恋色―夏の通り雨

November 4, 2007

さがしてた。あなたのこと。

…なんで、誰かを好きになると、

人って、恥ずかしいほどロマンチストになるんだろ。

私みたいな、気が強くて、はねっかえり娘でも、

なんだか、ありえないほど恥ずかしいことをしていた。

こないだ書いた、この歌、

お誕生日の日だけ、ケータイの『待ちうた』にしたかったな。

この際、この歌を知ってるかどーかってのは、関係ないんです。

耳に直接入ってくると、だいたい歌詞まで入ってきちゃうものだから。

でもないんだよね、マニアックすぎてｗ

好きなんだけどな、この曲。

っていうか、私の好きな曲ってマニアックすぎて、なかなか待ちうたがないｗ

そこで、なんでかは分かりませんが、

急に、思い出した歌詞がありました。

別に歌ったことがあるわけでも、ＣＤ持ってるわけでもないのに…。

かなり前の曲だけど。

これを…待ちうたに、することにしました。

私　恋に落ちてる　苦しいくらい

もう隠せない　熱いときめき

ずっとめぐり逢うこと　夢に見てたの

わかって欲しい　夏の憧れ

…さがしてた　あなただけ…

【松本英子／squall より】

夏。

２年前の夏の夜。

にぎわう街のまんなかの、ひそかに隠れた、暗い場所。

あなたに、逢ってしまいました。

２年後、こんな気持ちを抱くことになるなんて、

思いもしないまま、

自分さえも見ることの出来ない、心の奥深くで、

沁みこんでしまった、夏色の…………

『通り雨』で、終わるはずだったのに。

通り雨は、思いがけず、

私の中に、『消えない虹』をかけていってしまいました。

『ちょうど２年前の、８月17日に、一緒に飲みに行ったんだよ』

あなたは。

私が話したなにげない言葉も、

いつ逢って、私がどんな様子だったのかも、

何回キスしたかでさえ、

憶えてくれて…いました。

わかって、ほしい。

無意識に沈めていた想い、もう、隠せない。

…とめられないの…

ひと夏の恋が、『通り雨』じゃなくなる。

開けてしまった想いは、もう二度と…とまらない。

…ずっとあいたかったの。

ずっとだよ。