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June 26, 2008
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 もっと 強く 強く抱いて  もっと 私を…知って

 響く 胸の鼓動



 ふたり…出逢った瞬間に  きっと…ほら あのときからよ

 全て始まったの


 
 ダイヤを散りばめ 散りばめながら  何度も何度も 炎になって

 …この夜に…



 あなたの全てを感じてる…  誰よりやさしくなれる…

 私の心を貫いた  愛が全てを変えた…
  


  
小学生の時から、ずうううっと好きな歌の、歌詞です。

音もとっても綺麗な曲で、

たとえて言うならば…



真夜中、さぁ…っと風に吹かれる、草原の丘の上。

藍色の空に、そっと透明な月が浮かんでる。

かすかに…鈴虫の声がささやいて、

側にある小さな池が、やわらかな光の月を映してる。

空にきらめく星がひとつぶ…雫になって、

池のほとりに茂った草の葉を伝って、ぽちゃん…水面に落ちるの。

水面に、広がってく雫の輪。



……そんな音の、曲。



水面に広がる雫の輪のように、

ねぇ、私の胸の中に、あなたへの想いが広がってく。



ねぇ、出逢った日のこと、憶えてる…?

私ね、あのとき、知ったのかもしれない。知ってたのかもしれない。



あなたのこと、どうしようもなく愛しくなってしまうことを。




この曲を聴いたときね、

きっと私、大人になったら、そういう恋をするのかなぁって、

なんとなく思った。



でも、出逢った瞬間に、

『あ、いいなぁ…』って思うことはあっても、

強烈に、出逢った瞬間に、どうしようもなくなることっていうのは、

体験したこと…なかった。



初めて逢った瞬間、

ものすごく嬉しい気持ちになったの憶えてる。

ものすごくあなたに優しくしたくなったの。



上司から、

『おっまえ、お前にそんなに優しくしてもらったことないぞー』

そう、言われちゃうくらいに…




探せないんじゃないかって、思ってた。

修二以上に、トモユキ以上に、ヒロちゃん以上に、

この先愛せる人なんて、見つからないかもしれないって…思ってた。







 こんな暗い闇の中で  愛は見つけられない…

 ずっと思っていた…



 星くず散りばめ 散りばめながら  何度も何度も生まれ変わって…

 …この夜に…



 あなたの全てを感じてる…  誰より優しくなれる…

 からめた指先流れ出す 愛が全てを変えた…





 あなたの全てを愛してる…  誰より優しくなれる…

 私の心を貫いた  あなたの愛に溶ける―――――――――………







『ねぇ、私、いまあなたが側にいたら、くちびる重ねてしまうかもしれない』

今日も、メッセンジャーで、話してた。

夜、ふたりっきりで過ごす、大切な時間。



離れてるのに、側にいるみたい…



ねぇ、

私……あなたの側にいられて、すごくしあわせなの。



もう、全ての覚悟なんて、とっくに出来てるの。

どんな未来が待ってても、たぶん私、後悔しない。



だって、自分で選び取った道だから。





ねぇ、週末、会えるの…………

誕生日を迎えてから、初めて、私の家であなたと迎える夜。



いっぱい…抱いてくれる?

今にも溶け出しそうだから。こぼれだしてしまいそうだから。

そっと、私の想い、受け止めて…抱きよせて。



飾らない、あなたの真面目さが、とても好きなの…………



私の大好きな、大切な、いちばんきれいにきらめく星。




『最近手をつながないのは…』

『…?』



『あんりといると、最近、変になる…』

『…え…?』



『恋人未満の関係を、越えてしまいそうになるから…

 手がつなげない…』



たぶん…

今週末…私達…



今まででいちばん、きっと、止められなくなる………



そんな、気がするの………









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最終更新日  June 26, 2008 03:13:03 AM
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