『金曜日の夜から、月曜日の朝まで……お別れだね』




仕方ない。

だって、今週末は、

１年の中で、私にとって、いちばん憂鬱な日なの。

あの人には、大切な日だろうけど………。



だから……今週末は、連絡しないって、決めてた。



なのにどうして……？

離れようとすると、それを許してくれないの…？


『携帯に…いつでもメール下さい…』



いじわる。

大切な日なんじゃなかったの？

なのに……いいの……？



結局、花火大会から帰ったあと、いつも通り、お話してた。



『普通は、嫌なところとかあるけれど、あんりが優しいから……ホッとする…』



あまえて…ね？

あの人、きっと、いつもは、

『何かを護らなきゃ』って一生懸命なんだと思う。

でも……それなのに、冗談でも、

『帰って来なくていい』『なんか違う』って、わがまま言われたら…？

がっかりしちゃうと思うんだ。


私ね、あなたのしてくれること、全てが嬉しいよ。

多分、叱られてふてくされても、きっと嬉しい気がする。

だから…………

素直なままでいてね。

自分の気持ち、押し殺さなくていいから……



今は、私、きっと、バックヤードなの。

それでも、側にいたいんだ。



私が少し、遠ざかろうとするたび、あなたが、側にいて…のニュアンスで、

言葉をかけてくる。

だから…必要としてくれてるのかな。

そう思って……ねぇ、いい？



あなたは、言い訳してる。

きっとそれが、おうちの人へのせめてもの償いなんでしょう…？

解かってる。

私のことは、『後輩を面倒見るような気持ちだ』っていう。

そんなこと言うなら…抱いちゃだめ………

ずるい、って思っちゃう…でも、気持ち感じるから、仕方ないよね。



だから……ね、

ずっと側にいるわ。

安心して………。

いつだって私、あなたが大好きよ。

どこにいても。誰といても。

一時だって、あなたを忘れることはないよ。

だから…

だから…

いつだって、癒させてね。

私も…あなたに癒されてるから。



ね？



あの人には内緒だよ。秘密ね。

本当は……『もしも』が起きてしまったら。

私、あの人のお子さん育てたってかまわない。

ううん、そうしたい。

だって、あの人、お子さん大好きなんだもん。

写真見せてもらった。

可愛かったよう～！

おいっこ、めいっこと、同じくらいなの。

だから…会わせてあげたい…だなんて、思った私を許して下さい……。

だって。子供は何も悪くないもん。

私のせいで、私みたいな思いはさせない。させたくない。

滑稽かもしれないけど、

バカみたいかもしれないけど、

もしも私の存在が、家庭を壊すかもと言うならば、

そこまでの覚悟です。

大変でも、愛があれば、大抵のことは大丈夫。

そんな気がするのです……。



実はね、ベッド用のマットレス、買っちゃいました。

ちょっとベッドの高さが高くなっちゃったけど(汗)



だって。

もちろん自分のためでもあるけど、

あなたに、寝心地良くなってほしいもの……。



少しでも、あなたが、

私といることで、ホッとしますように。

少しでも、あなたが、

私といることで癒されますように………。



これが、私の、あなたへの、愛のカタチ。