もう『ケータイ小説的純愛』はお腹いっぱい……。



なんで、純愛とか言われてるケータイ小説って、

みんな同じパターンなんだろ？

しかも、なんでターゲットが、中高生なんだろ？


……レイプとか……簡単に言葉に出来るような出来事じゃないでしょ………


『心の殺人』と言われている、レイプ。

なんで簡単に美談に出来るの？

実際そういう目に遭って、苦しんでる人達の気持ち、

簡単に取り上げて、ドラマ仕立てにする人達に理解出来てるんだろうか？

そんな風に思います。



経験してないうちは、さらっと言葉に出来る。

非難も。罵詈雑言浴びせることも。奇麗事にすることも。



でも……



その渦中にいる人間には、あまりにも耐え難いことで、

さらっと言葉に出来る人達には解らないものに、苦しんで迷ってる気がして。

そんな気がして。


『平凡に生きてる人がうらやましい』


何度か思いました。


なんでうちだけ離婚しなきゃいけないの？

なんで私だけ、こんなに過去に苦しまなきゃいけないの？



でも…自分を悲劇のヒロイン仕立てにしてたのは、

他でもない自分自身でした。



見回せば、振り返れば、

ちゃんと助けてくれる人は必ずいて、

どんなに大変なときだって、知らず知らず支えにしてるものがあるのに。

ね。

贅沢だよね。

目の前に、大切なものはいっぱいあったのに、

遠くばっかり見てた。

華やかなものにしか、目が行かなかった。



『当たり前』が、いちばんしあわせなんだと思う。

たくさんいろんなことが起きて、初めて、

当たり前がしあわせだって気づく。



今、きっと昔の私に比べたら、

退屈であろう、私の日常。



でも………退屈と感じられることほど、しあわせなことって、

そうないのかもしれません。


大好きな歌うたって、自由に仕事して、毎日生きてたはずなのに、

お金と乱れた日常の毎日の中で、私はしあわせに思えなかった。

華やかなはずなのにね、

しあわせじゃなかった。



でもね、今ね、

普通の毎日が、ただもういとおしいよ。



ドラマチックな日常の中で起きる恋愛が純愛ってされてるならば、

それは間違いだと思う。

それは多分、

ドラマチックな出来事が、

恋愛に味つけしてるように見えるのかもしれません………。

でも…ドラマにする必要はないと思う。

実際に、その大変な出来事に苦しんでる人達がいるはずだから……



ね。