大好きだから、抱いてほしいの。



他の人じゃいやなの。

他の人でよければ、私とっくに離れてる。



大好きなの………




『泣いたら罰金！』

冗談で、好きな人に言われてる。

だから、私も冗談で返したの。

『身体で払ってるもーん』って。



そし。

たら。



なんと、好きな人が怒ってしまったのです。



『身体で払うなんて、冗談でも言わないで！

　風俗とかじゃないんだよ？

　そんな風に思ったこと、一度もないよ！

　もう二度と、そんなこと言わないで！』



………すごく…驚きました。

でも…

胸の奥が、激しく揺さぶられました………。


限られた中で。時間作って。

熱いくらい、抱いてくれてる。

ずるい………

でも……


そんなの百も承知なの。




ねぇ………もっと側まで来て。

いっぱい、いっぱい突き抜いて、


高波みたいに、さらっていって。


立ち上がる渦みたいに、私の中……激しいうねり、感じてて……


いっぱい、こぼして。

私の上に。

愛するあなたの、水しぶき。


優しいさざ波みたいなあなたの、激しいところも、すごく好き。

普段、まるで理科か数学の、教育実習の先生みたい。

なのに………私を抱いてるときは、

…そんな真面目さなんか、どこかへ置いてきたみたいに、激しくて…

だから……そんなあなたが、

私をもっと……いけない女にする…してく………


お願い。


あなたの指で。舌で。くちびるで。身体で。

もっと…私のこと……揺さぶって……