|
カテゴリ:美ボディ育成日記・総合<234981>
やきもちやいた。あなたが言う。 『ミナミくんに焼きもち妬いてる………』 『…え……?』 金曜日。夜。 ごはんのあと、いつものように、あなたは私をベッドの上で、 ぎゅっと抱きしめて、ため息混じりに言う。 『変な気持ち。』 『…………』 私なんてね。 いつも、焼きもち妬いてるんだよ。 本当に大嫌いになるくらい。 あんまり嫌いな人っていないけれど、その分だけ、 あなたのおうちのひとへの憎しみが強いのよ。 『そうよぉ……… 私はその気持ち、ずっとなのよ? たまには私の気持ち、味わって下さい………』 私の言葉に、あなたが苦笑した。 ………嫌な奴になりきれたら、たぶんずっと楽なのに。 おうちのひとのところに電話して。 乗り込んで。 私の母がされたように、そうすることが出来たなら。 ………私……… 憎いのは。いなくていいと思うのは。 おうちのひとだけなのよ。 おうちのひとだけ、いなくなってほしいのよ。 だって、お子さん何も悪くない。 別に、結婚してる女の人、みんなを憎いわけじゃない。 本当に、たったひとり。 いてほしくない人間。 他に嫌なものなんて、それほどない。 それに、私が欲しいのは、あなただけだから、 オプションは、いらない。 嫌な女。 自分でそう思うよ。 実は、離婚考えるくらい喧嘩したと聞いて、喜んだ私がいた。 最悪だ。 今、 心から、仲直りして良かったなんて言えないよ。 仲直りしたから、会いに来たの………? そしたら、私なんて、最初からいらないんじゃないの………? あなたには、もしかしたら、最初から、 『私を選ぶ』なんて選択肢、存在しないんじゃないの………? あぁ、そっか……… だから私…ミナミくんに揺れるんだ………… なぜ生まれてきたの? 自分に思う。 なんでいるの? おうちのひとに思う。 いなくなってよ。 自分に、おうちのひとに、思う。 4つの思惑が交差してね、 どうしようもない化学反応が起きる。 その中で、きっと、いちばん強い想いだけが、残る。 おそらく最後の試練でしょう。 この想いの。 そんな気がした。 いちばん、きつい。 今までで、いちばんきつい。 誰かに………弱点に、つけこまれた気がした。 ミナミくん、傷つけたくない。 好きな人の、側にいたい。 未来はあるのかな? 永遠って、見えてくるのかな? 刹那的なものは、もういらなくて、 ただ私……… ずっと側にいられる人が欲しい。 ただそれだけなのに。 おうちのひとが、果てしなく邪魔。 今ね、私の心の中ね、汚れているから、正しい判断出来ないよ。 いつか、それでも答えは見出だせるの? いちばんきつい、分岐点。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 19, 2008 11:58:32 AM
|