きのこのヒミツを探りに行こう!変形菌と粘菌類とラビリンチュラ類
自然史博物館のきのこのヒミツ展も残りわずか、今日も会場はたくさん人が来ていました。どれくらい来場してるんでしょうね。きのこへの関心度が高くなってるみたい。今日の菌類学セミナーは日本変形菌研究会の「 変形菌とその仲間 」で、きのこからもっと進んで奥深ぁぁい迷宮の分野で変形菌と細胞性粘菌類を最先端で研究している人のお話だったり海にもきのこのような分解者がいるはずだ、バクテリア以外にもいるのではないかという研究で最近新しく認識されてきた「 ラビリンチュラ類 」 という海洋の分解者・微生物のお話。粘菌お勧めの本。粘菌の写真がきれいでよくわかる。粘菌ってなに?変形菌ってなに?って聴かれるとアメーバ動物類とかいうものに入る菌類動物植物とはまた異なる生き物だというものだそう。です。南方熊楠が研究していたのも粘菌類ですがさらにもっと奥深いテーマで研究してる人のお話・・・もっとも変形菌の研究は日本ではほとんど居ないので超貴重なお話だったのですがこの頭ではとってもとてもついていけない、、でした。唯一私が反応したのはトピックとして変形菌も食べれるというところだけ。食べようという気はないですけどね。最後まで睡魔との戦いでしたけど。すでに後ろの席では あんぐりすごい寝息をたててしまったおじさんが居たり、未来の菌類研究者、小学生が真剣に聴いてたりさまざまでした。菌類学といってもその範囲はきのこだけに限らずあらゆるものを研究している人たちがいるというのがわかりすごい人たちがいるのに驚きましたわぁ。きのこのヒミツ展内にいくと「 本日のきのこ 」といって今日持ち込まれた採取されたばかりの生きのこがズラリ。目についたのがササクレヒトヨタケ。一夜にして解けて消えてなくなるきのこ。。ササクレヒトヨタケ ヒトヨタケ科ヒトヨタケ属 Coprinus comatus幼菌のうちが食べごろ。癖がなくて淡白。マヨネーズなどで和えたり、ピクルス、マリネに。最近スーパーではコプリーヌといって栽培ものがあります。ただし ササクレヒトヨタケじゃなくて単に ヒトヨタケの場合はアルコール、、お酒類といっしょにつまむとアンタブスと呼ばれる成分があってアルコール中毒おこしたりじんましん 動悸など強いアレルギー症状もあるので要注意とあります。春キャベツときのこ・コプリーヌのトマトパスタ落ち葉や堆肥の積もったところにでて一夜にして解けてしまう一夜茸。一晩で子実体を作り、傘が開ききると胞子とともに崩れていく。講習聴講前に見たときはまだ白かったけどその2,3時間後にはきのこのヒダから黒い液が出て溶け出し始めていました。黒い液には胞子がいっぱい流れている感じ。 次の日には跡形もなくなっていた・・今日も天気予報に翻弄されてしまった。行きはまだ渡り、持たず出たら駅についてからパラパラ・・帰りは晴れることなくザァザァザァザァ。結局ショップでを買う羽目になってしまっていらぬ買い物になってしまいました天気予報大当たり。。明日はもっと寒いから温かくしておこぉう。。。きのこのヒミツを探りに行こう!開幕 2009年09月19日 きのこのヒミツを探りに行こう!アンモニアの世界とモグラノセッチンタケ 2009年09月22日きのこのヒミツを探りに行こう!トビムシと菌類のふしぎ 2009年09月24日きのこのヒミツを探りに行こう!きのこと動物と地下生菌 2009年09月29日きのこのヒミツを探りに行こう!硬いキノコのお話。 2009年10月19日