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セミリアイア「晩年」日記

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2024.05.16
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カテゴリ:論考集
​​趣味がコロコロ変わるのでは、それは「趣味」の名に値せず、ある程度の持続性が必要だということを書いたのだが、それはなぜか?

「趣味」のドイツ語は、
Geschmack だが​この語には「風味」とか「品位」という意味合いがあり、その人の「人となり」(漢文では「為人」と書き、「人としての本質」の意)を表す。つまり、「趣味」はその人の本質と大きく関わる。

そうであれば、それが頻繁に変わるというのは、人格の安定性がないということになる。つまり、アイデンティティが確立した大人であれば、長く続く趣味の一つや二つは持っているのが普通だ。

もちろん、生活に精一杯で、趣味にかまけている暇などない、そんなものは結局生活にゆとりがある人の話だ、という向きもあるだろう。だが、例えば、自分の趣味の一つである健康麻雀は、3時間遊んで1,000円。「天鳳」は無料サイトである。弓は年会費は全日登録や保険を入れても、年間18,000円。射場使用料はかからない。非公認の地元試合なら参加費は1,000円。フォーク酒場は、ワンドリンク+チャージで1,650円。一番高いのはピアノで、レッスン1回で5,000円。もちろん、それ以外にお金は注いでいるのだが(この前のヴェイン、ノックなどで6,000円くらい)、全部合わせても、ビジターのゴルフ場1回分だ。「金のかからない」という条件をつけても、必ず趣味は見つかる。たとえば、こうしてブログに文章を綴るのには1円もかからない。

しかし、そこまでして「趣味」を作る必要があるのか、という考えもあるだろう。だが、人間は食べて、寝るだけの生活のどこに「風味」があるのか。何かしらの「生活の慰め」というものは誰にも必要である。それがあってこそ、その人の「人となり」、つまりパーソナリティは形成されるのである。そして、「人格」がコロコロ変わらないのと同様、「趣味」もある程度の期間、継続する。

さて、趣味が継続するには、「上達」という要素が不可欠だ。競技者引退とは言っても、決して「上達」を諦めたわけではない。もう全日のレベルにはいかないだろうが、レフティ転向後のベストスコアはまだ伸びると思っている。ピアノもコンクールで今度は全国の銀賞を目標に、毎日1時間程度弾いている。「上達」は、自分の経験では毎日少しずつではなく、ある日突然、レベルが一段上がっていることに気づく、という形で自覚される。

また「趣味」は「対人関係」を安定させ、適切なものにしてくれる。(この項、続きます)






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最終更新日  2024.05.16 06:48:28
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