今年初(最後!)の真珠母雲
2007年1月撮影の真珠母雲(しんじゅぼうん)実は、キルナを立つ日(12月19日)は、風が強い日でした。極域渦(polar votex)が安定してくるこの時期に、強い風が吹くと、写真のような、極域成層圏雲(polar stratospheric clouds, PSCs)がキルナの上空で見られます。俗に言う、真珠母雲(しんじゅぼうん)です。19日の真珠母雲は、南寄りの風で山越えをあまりしない(=重力波が生じない)ものだったので、形成状態はかなり弱かったです。写真も撮りましたが、すでに極夜に入っていて、14時にはすっかり暗くなってしまうので、どれくらい雲が出来たか確認できませんでした。年明けたら、条件が整えば、もっと真珠母雲は見られると思います。もしかしたら、オーロラより見られるかも。