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カテゴリ:エリアマーケティングのはなし
0-9 11-19 21-29 31-39 41-49 51-59 60以上
1.藤沢市片瀬山3丁目 2% 7% 9% 11% 10% 11% 50% 2.横浜市青葉区新石川3丁目 16% 8% 15% 33% 13% 8% 7% 3.横浜市青葉区鴨志田町 7% 16% 21% 11% 13% 19% 13% 4.横浜市港北区日吉3丁目 5% 8% 32% 20% 10% 9% 16% 上記は神奈川県4エリアの各年齢層をパーセンテージで表したものです。(本当は個人的に作成した日本国内全てにおける町丁目別のグラフ・表データがあるのですが、残念ながら私の技術ではこの日記に載せられません。現在HP作成中です。) エリアにおける年齢層の違いで消費行動にも違いが出る事は初歩的な部分なので皆さんもおわかりだと思います。 1.シルバー層60歳以上の人口が圧倒的に多い典型的なシルバータウンで、0~20歳代の人口比率が18%にしか達していません。 この地区は昭和40年代に区画販売された当時の新興住宅地です。1のエリアからは20代後半から 30代でこの地に移ってきた世帯主が定年となり子供は成人して他地区に家庭を持っている事が 想像出来ます。 この地域は集合住宅では無くほぼ100%一戸建世帯なのでこれから10~15年の間で世帯主の長男等が新たに移り住む、または高齢化による用地売却などで年齢比率が全く変わってくると予測されます。 2.ニューファミリー層10歳以下と30代だけで約半数の割合を占めるニューファミリー層である事がわかります。ニュー ファミリー層の特徴は1のエリアで説明した様に世帯主の子供が成人し他地域で新たな家族を形成 するので必然的に50歳以上の人口比率が低くなる点です。 もうひとつの特徴として2のエリアのような年齢分布の場合、30代の世帯主が形成する新しい街な ので現在の住宅事情では一戸建は困難となります。 その為、集合住宅の割合が7割を超える事が圧倒的に多い事です。 3.ミドルファミリー層 一見2のエリアと同じパターンですが、この場合は10代・20代/40代・50代でという2つの世代が約7割占めている事が特徴です。つまりこの地域に移り住んでから10~15年経過しており2の発展型といえます。 世帯主の子供は未だ独身で同居、中学~大学生となりローンも最終段階に入り世帯主も年齢的にある程度の所得が推測されるので消費活性が多岐に渡って活発であると推測出来ます。 この場合も集合住宅世帯の割合が多いのですがここ数年のマンションブーム前の世代なので地域に よっては一戸建と集合の割合が1:1というケースも存在します。 4.シングル層この地区は東急東横線沿線で東京にも近いという事もあり、20代層だけで全体の3分の1を占めています。 この様に20代層がいびつに膨らんでいるのは親~子供という家族形態では無い単身世帯が多い事を意味します。(後日改めて説明しますが)実際この地区の単身世帯割合は7割を超しています。 当然の様に単身層は賃貸居住が多く一戸建ではなく集合住宅比率も高くなっています。 上記4パターンは基本的なパターンですが、それらを理解出来ればそのエリアの性格の一端がわかります。 当然ですが年齢分布には一定の法則があります。例えば40代~50代の年齢割合が高いとそれに従う様に20代の割合も高くなる。要するに世帯主から20~25歳若い子供がいるという事。 しかし、その法則が崩れた年齢分布を示す場合にはシルバー層やシングル層というパターンが読み 取れという事です。 ここまで読んだ方の多くが「こんなの当たり前じゃん。」と感じると思います。 そう!とても単純なことなのです。しかし、多くの場合「当然」と言うのはこの様な数値を見てからの感想であって、実際(これだけでは有効な販促手段ではないのですが)自ら考察してみたり活用している方は少ないのでは? 以前の日記にも書きましたが「マーケティングというのは敷居が高すぎる」感があります。その様な流れを取っ払いたいのが私の気持ちです。 今回はその第1回目です。今後も「誰でもわかるエリアマーケティング」をお伝えしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月11日 04時01分10秒
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