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カテゴリ:ポスティングのはなし
■モチベーション
人間の手で一枚一枚投函するポスティングはスタッフのモチベーションによって配布後の効果に微妙に差が出ます。 仕事量に対する賃金(対価)が合わなければ不満となりそれが配布時に発生してしまうし、Aのスタッフは駅周辺、Bは一戸建という様に配布エリアに差別があればスタッフはやる気を失くしてしまう等、原因は色々あります。 この様な事態を避ける為に一部業者は反響が高いスタッフには報奨金を出したり、スタッフの配布状況を見極めながら「ここ数日厳しいエリアだったので今日は配布しやすいエリアに回す」と公平にシフトを決める等の彼らのモチベーションを低下させない様に工夫をしています。 モチベーションの低下は投函方法が荒くなったり、少し奥まった世帯への投函をしなかったりとチラシの効果に大きな影響を及ぼす事に直結します。 ■賃金 ここでのスタッフの賃金はいくらかというのでは無く、支払方法ですが大まかに歩合制と時間制に分けれます。 1. 歩合制 一枚につき何枚という極めて単純な方法です。多く配布すれば収入が多くなるので配布能力の差等によって収入にも変化があります。 2.時間制 時給制です。時給800~1,000円程度が相場でしょうか。配布枚数に関わらず安定した収入が得られると思いがちですが、この場合注意しなければならないのは同時に複数配布しても時給は同じという点です。結果的に歩合制の方が高い収入を得られるケースもあります。 これら賃金の支払い(受給)方法ですが、一般的なのは月払いです。固定スタッフはほぼ月払いですし、ほとんどの移動スタッフもこれに該当します。 別に週払い・日払いという方法もありますが、これは移動スタッフを抱えている資金的に余裕がある大手が採用しているケースが多いといえます。 ここまでスタッフについて色々説明しましたが、残念ながらポスティングに対してプロ意識を持っている配布スタッフはほとんど存在していないというのが現状だと思います。彼らは時間に拘束されずに賃金が得られる方法として集まった人たちなので会社へのロイヤリティーはありません。 また最近は外国人を雇用している業者も存在しますが、生活慣習の違いやここ数年の投函拒否等などで住人や管理人とのコミュニケーションが必要となっている状況下、一定レベルの日本語を話せないと困難です。 日本語でのコミュニケーションが可能な外国人は問題ありませんが、実際上記が原因でトラブルが多発している事例も数多くあります。 基本的に対価は配布料金と密接に関係しています。私が何度かお伝えしている配布料金だけで発注を決めるのは危険であるというのは全てにおいてスタッフのモチベーション低下を意味しているものです。 通常皆さんは業者に対して「あなたたちは配布のプロなんだから。」という考えを持っていると思います。実際、そうあるべきなのですが、実情は皆さんと業者の考え方には大きな温度差があるのが事実です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月17日 16時59分33秒
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