有明の月

[本・映画] カテゴリの記事

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  『下町ロケット２　ガウディ計画』～池井戸潤

  テレビドラマはロケットが打ちあがった回でやめました。といっても毎回見ていたわけではないのではなく、たまたまやっていたら見る程度。真剣には見ていなかったのですが、ロケットが飛んだ回は見ていて、やけに最終回が早いなぁ～と思っていたら、ガウディ計画まで続けてやるとはびっくりぽんでしたガウディ計画は小説を先に読もうと思って絶対にチャンネルを合わせないようにしました（笑）それでも、佃社長、殿村経理部長、帝国重工の財前部長は小説を読んでいても俳優さんの顔が浮かんできました。　【楽天ブックスならいつでも送料無料】下町ロケット（2） [ 池井戸潤 ]読みながら、最後はうまくいくんだろうなーと思っていても引き込まれます。さすがです。なんのために仕事をしているのか、改めて考えさせられます。いろんな企業や個人が協力し合って、何かをやりとげようとする時、パートナーとして同じ目線で同じ目標に向かっていけたら理想ですが、なかなか難しいですね。

  2016.02.08

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  『なぎさ』山本文緒

  ぶ厚いし、開けてみたら余白ない感じだし、図書館で借りるのに勇気がいりました。一度、借りずに題名だけメモして、二度目で読もうと決心して借りました。途中まで読んで、旅に持っていきました。電車の中で、ひたすら読み続け、ラストはホテルで。冬乃さん（姉）と川崎くん（冬乃の夫、佐々井くんの職場の後輩）が交互に語る形で物語が進んでいくのだけれど、後半になると、菫さん（妹）や佐々井くんの気持ちも、理解できるようになる。読了感もよく、久しぶりに読んだ山本文緒さんを堪能できました。姉妹の確執の原因はなんなのか、あまりしゃべらない佐々井くんは、冬乃とどうなっていくのか、姉妹はわかりあえるのか…語り手は冬乃と川崎くんだけど、菫や佐々井くんの気持ちが気になりました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】なぎさ [ 山本文緒 ]旅の一日目で読み終わってしまい、帰りの電車の中で読む本を買いたいと思ったら、目の前（鎌倉駅近く）に本屋さんが出現。じっくりと選んだ本については、また後で取り上げます。読書も旅の一部だったなぁ～行きも帰りもまったく睡魔に襲われることなく本を読んでいました。そういう旅もいいものです。

  2016.01.28

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  『ユートピア』湊かなえ

  これが湊さんの語り口と思いながら読み進めました。黒いなかにも、ときどき白い部分もあって、それでも黒が多すぎて、現実だったらうんざりするような語り口とでも申しましょうか。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ユートピア [ 湊かなえ ]途中から、最後のオチはどうなるんだろーって気になって、ついつい一気読み。おかげでマラソン大会の練習できず←ただの言い訳もちろん、ここにオチは書かないけど。そこまでオチがあったのかって感じかな。

  2016.01.16

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  『たまもの』～小池昌代

  平成２６年度　泉鏡花文学賞作品。40歳独身の主人公。ある日、元彼（幼馴染）が突然０歳児の息子を連れてやってくる。必ず迎えに来るから預かってくれないかと。【楽天ブックスならいつでも送料無料】たまもの [ 小池昌代 ]そして十年。血はつながっていないけど、主人公の息子に対する愛情が伝わってくる。その息子の成長も。そして両親の老いなど…山尾（息子の名前…苗字は葛原）がとてもいとおしい。庶民的な４０代以上の女性が共感できそうな小説。内容全部っていうことではなくて、共感というか感情移入ができる部分があると思う。

  2016.01.04

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  『優しい言葉　パンとスープとネコ日和』～群ようこ

  『パンとスープとネコ日和』の第３弾ネコの描写がたくさん出てきます。ネコ好きで飼っている人や飼っていた人は、うんうん、よくわかるってなることでしょう。私はネコを飼ったことがないけど、嫌いではないので、想像ですがネコと主人公の様子が目に浮かびます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】優しい言葉 [ 群ようこ ]でも今回の本の内容は、題名があらわしているように「優しい言葉」でしょう。ネコ語（鳴き方）もたくさん出てきますが、ネコではなく人の言葉。最後の最後、そういう場面で泣けました。本の中に書かれているように、口から出す言葉のひとつひとつは、とても大事です。だから、誰かを傷つける言葉は言わないように気を付けている人は多いと思うのですが、この本に出てくる大阪の男性のように、今日初めて会った誰かに対しても、いたわりや励ましの言葉を言えるってことができることはとてもすてきなことだと思います。今回、意図的に大阪の人にそれを言わせていると思うのですが、そこがすごく自然です。一般的に関東の人は私も含め、人と関わらないというか、関わるのが下手だから。そうそう、今回の朝ドラ『あさが来た』を見ていていいなと思うのは、登場人物の人たちの「言葉」なのかも。方言のやわらかさもあるけど、相手のコトを思って、思うだけではなく「言葉」にすることが大事なんだね。それを第三者だけでなく家族に対しても同じように「言葉」にしているところが。いつの間にか、群さんの本の感想から、朝ドラの話になってしまいました。おわり。

  2015.12.30

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  『リバース』～湊かなえ

  ここ数年になく忙しい年末。だいたい、年賀状が30日にやっと書き終わるなんてこと、いまだかつてなかったと思う、たぶん。昨日は友達にもらったバッグに年賀状と本を入れてお出かけ。暖房の効いている場所で年賀状を書こうともくろんだんだけど…図書館は既に年末でお休みなので、別の場所で。　さぁ～て書くぞと思ったら、メガネを忘れたことに気が付きました仕方がないので持参した本を一気読み。（読書にメガネは必要ありません、今のところ）その本の感想は次の記事で書くとして、今回はその前に読み終わった湊かなえさんの『リバース』【楽天ブックスならいつでも送料無料】リバース [ 湊かなえ ]う～ん、どうなんだろうこの本。友達はおもしろいって言っていたけど、私はおもしろいとは感じなかった。おもしろくないというより、いろいろと考えてしまうところがあったかな。出だしが『深瀬和久は人殺しだ』から始まって、謎解きみたいな側面もあるので、あまり内容には触れませんが、大学のゼミの仲間４人に同じ告発文が届く。誰がその告発文を送ったのか…でも最後はそこじゃあないんだけど。そこへ落とすための謎解きなのかな

  2015.12.30

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  小泉今日子　書評集

  「読売新聞」日曜日に掲載された書評欄10年分を1冊にまとめたもの。キョンキョンが読売新聞に書評を書いていることは知っていたけど、うちは読売新聞ではないので（夕刊はおまけで週の半分以上届くけど）読んだことがありませんでした。【楽天ブックスならいつでも送料無料】小泉今日子書評集 [ 小泉今日子 ]取り上げられている本はほとんど読んだことがなく、映画化されたものは映画を観たものはありました。読んだことのある本は…内容を忘れていてびっくり（笑）取り上げられている本の中で読んでみたいものを６冊メモしました。６冊すべて市の図書館にあり、うち３冊は手にしたことがあるものの、後で読もうと棚に戻した作品です。キョンキョンが読書にはまったきっかけは私と同じでした。星新一さんのショートショート。この本には、最後に「読書委員の十年を振り返って」という特別インタビューが載っています。小泉さんがこの仕事を引き受けた経緯や、引き受けた後の謙虚で真摯な姿勢は、たぶんこの仕事に対してだけではないのでしょう。キョンキョンは、自分の世界を広げていくことに対して『不安もあるし、新しいことを始めようとする時はいっつも「面倒くさい」って思います。できるなら家でずうっと寝転がっていたいタイプなので。（中略）で、仕事するなら飽きないようにしたいなって思って。』と語っています。面倒なままで終わったら、世界は広がらないし、人生もおもしろくないよね。読書委員だった十年の経験が生き方に影響を与えたのか？という質問に対し『きっとね、話す言葉とかも確実に変わっていると思います。』と。ちゃんと成長している、相当変わったと。踏み出さないといけないね。読書に関して思うのは、図書館で本を借りるようになってから（通信制の大学に入学したことがきっかけでそれまでは読みたい本は購入していました）読書の幅が広がりました。でも、たいてい読んだ本の内容を忘れてしまう（苦笑）書評を書く勢いで、読んで感じたことを文章にできたら忘れないかもね。いまは、次から次へと読みたい本の順番がまわってきて、読むことに追われている感じ。来年、とある検定試験を受けようと思って参考書とかキーワード集は購入したものの、小説を読む方がおもしろくて、勉強する気になれず。問題集が今月発売されるはずなんだけど…資格を取るとかそういう試験ではなくて、検定試験に受かったとしても自己満足でしかないんだけど。だからこそやる気も出ない。もし受けるなら、読書を控えないといけないしねぇ～おっと、いま、仕事に関する通信教育の教材が届きました。これはやらねば。

  2015.12.19

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  『物語のおわり』～湊かなえ

  続きのない物語をいろんな人が想像していく。このままそれで終わったらどうしようと思ったら、ちゃんと落ちがありました。つまり、物語のおわりがどうなるのか最後まで読めばわかります。【楽天ブックスならいつでも送料無料】物語のおわり [ 湊かなえ ]ちょっとじっくりと読む時間がなくてやっつけ仕事になってしまいましたが、最後が最初とつながっていて落ちがあったので、なるほどねーって。でも、いままで読んだ湊さんの作品の中ではいまひとつ集中して読めなかったかな。小説の中にでてくる『ガラスちゃん』（高校生が書いた小説）を読んでみたい（笑）

  2015.12.13

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  『山女日記』～湊かなえ

  この本を読んでいると登山に行きたくなります。最初に出てくる「妙高山」と「火打山」を続けて登る、縦走なんて魅力的一度で百名山を二つ制覇できるコース。でも、無理だろうな…あれは中学一年生のとき、けっして高くない山へハイキングへ出かけました。たぶん、学年全体で行ったと思うので遠足かな。バテバテでした小学校の頃から田んぼを走りまわり、中学でも運動部だし、まさかハイキング程度の山でバテバテになってしまうなんて…その山には、大人になってから何度か登っていますが、なんでこの山でって（苦笑）バテバテの私を一緒に待って登ってくれた友達のコト、いまでも覚えています。そんな思い出もあって、登山はきっと向いていないと思っています。憧れはありますが。【楽天ブックスならいつでも送料無料】山女日記 [ 湊かなえ ]ちょっと泣けたのは「白馬岳」友達の子どもが、おばあちゃん（友達のお母さん）の味方になった話を思い出してしまいました。この山なら登れるかもと思ったのは「金時山」いつか登ってみたいな。

  2015.12.01

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  「いいとこ取り！熟年交際のススメ」～西原理恵子

  偶然図書館で目に留まったので借りてみました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】いいとこ取り！熟年交際のススメ [ 西原理恵子 ]放送禁止用語がたくさん出てきます（笑）さすが、西原さん。本のなかに、新潮社の中瀬さん（編集者）が出てくるんだけど、出世したんだねぇ～中瀬さん、群ようこさんや鷺沢萠のエッセイーにも登場していたと思う。西原さんの麻雀仲間だったよね、確か。群ようこさんの「十五年目の玄米パン」という本に西原さんが「群先輩とわたくし」という漫画を描いています。西原さんが鷺沢さんや中瀬さんの悪口を群さんに言ったら、それが本人にダダ漏れっていう内容です。「いいとこ取り！熟年交際のススメ」の中で、西原さんが「０点の男ばっかり引いてしまうのは、自分が０点だから」というくだりがあります。８０点の人と付き合いたいなら、自分を８０点まで引き上げなきゃいけないんだね。これって男女の関係だけじゃなく、いえることだよなぁ～って…「毎日かあさん１２」読んでみたい。【楽天ブックスならいつでも送料無料】毎日かあさん（12（母娘つんつか編）） [ 西原理恵子 ]シリーズ本、１冊も読んだことないけどね…（立ち読みは少しだけあり）テレビで西原さんの特集みたいな番組を見たことがあって、西原さんが自宅で仕事をする様子とか撮影していたので、子どもたちも映っていたんだけど、その頃はまだ小さかったのにずいぶん大きくなったんだなぁ～って。どんなふうに成長したのか気になるから、買ってしまいそう。

  2015.11.23

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  『ミチルさん、今日も上機嫌』～原田ひ香

  さっくと短時間で読了。いいねぇ～ミチルさん前向きで。バブル時代を必ずしもミチルさんと同じように過ごしている人ばかりではないけれど（たぶんそんな人は少数派）雰囲気はわかるかな。ミチルさんは離婚して会社も辞めて、しかも辞め方が痛い…いくらなんでも無断欠勤はいただけない（苦笑）だけど、ポスティングの仕事を始めてからのミチルさんはいいね出会った人たちといい関係を築いていき、不動産の仕事でも本領発揮題名『ミチルさん、今日も上機嫌』とあるように上機嫌でいること、前向きなこと、そして誰かのために何かをしたいという気持ちがあれば、中年以降もうまくいくのかもね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ミチルさん、今日も上機嫌 [ 原田ひ香 ]バブル時代を知っている女性におすすめの１冊かな（笑）【追記】装丁が残念。なんかもっとシンプルで良かったんじゃあないかな。装丁見て、読まれない可能性もあるかもね（苦笑）

  2015.11.21

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  『東京公園』～小路幸也

  映画観て、原作を読んでみたくなり図書館で借りて読みました。【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】東京公園【電子書籍】[ 小路幸也 ]映画と小説で設定がずいぶん違うことにびっくり別物とは思わないけど…映画を先に観たので、富永＝榮倉奈々のイメージが抜けず。井川遥も、映画の印象が強いから、百合香さんのシーンを読んでいると彼女の映画のシーンが浮かんでくる。他のキャストは、小説と結びつかないかな、設定も違うし。映画と原作であまりにも違うので、どっちが良かったとか比較できないところが良かったかも（笑）原作を読んだから映画の良さを再認識したっていう感じかな。

  2015.11.10

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  『ギリギリ』～原田ひ香

  瞳は、前の夫一郎太が過労死、同窓会で再会した脚本家の卵の健児と再婚し、一太郎と瞳が買ったマンションで暮らしている。一郎太の母親は、頼る人がいなくなり、健児が相談相手に。瞳は、一太郎の不倫相手から定期的に連絡が入って会いたくないのに食事をしている。目次をみると、すべてカタカナでアナログ（一太郎の母親のテレビがアナログのまま地デジ放送が開始）モヒート（一太郎の不倫相手が飲むお酒）スカイプ（一太郎の母がスカイプで日本語を学びたい人とつながるボランティアを始める）シナリオ（一太郎の母から聞いた話がきっかけで健児がドラマのシナリオを書く）ギリギリ（瞳と健児の関係とか気持ちのことかなって思ったけど…）【楽天ブックスならいつでも送料無料】ギリギリ [ 原田ひ香 ]瞳と健児はいつかまたやり直せる日が来るのだろうか…

  2015.11.03

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  映画『東京公園』

  寒い一日でした以前録画してあった映画『東京公園』を観ました現実離れしている話ってダメかもって思ったけど、公園の雰囲気が心地よくて最後まで観てしまいました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】東京公園 [ 三浦春馬 ]代々木公園、デング熱騒動あったりして近づいていないけど、また行きたいな。イチョウの絨毯キレイだろうな原作も読んでみたい。【メール便送料無料】【中古】 東京公園 / 小路 幸也 / 新潮社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】カラダが冷え切ってしまったので、夜はスポーツクラブへ。スタジオレッスンの筋トレに参加。ハロウィーンということで、インストラクターさんはゲームのキャラクターの格好をしていました。とてもかわいくて笑えました今日は同じ時間帯のプールのレッスンが休講だったので、スタジオはいつもの３倍くらい人数がいましたが、見事に参加者全員がハロゥイーンの仮装に協力（グッズは入口に用意されています）男性も結構参加していたのですが、みんなカチューシャつけたり帽子被ったりしてました。数年前は見られなかった光景かな。以前は、女性数名が気合いを入れて仮装しているっていう感じだったけど、気合いを入れている人はいなくなったかわりに、全員が参加していて、なんとなく楽しい感じ。今頃、渋谷はすごいことになっているのかな？外国人観光客もびっくりだろうね。日本人ってシャイだと思われているだろうから。

  2015.10.31

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  『カフェ、はじめます』～岸本葉子

  この本を読むとカフェの始め方がわかります。主人公は、ある日「かわいいおうち」に出会ってしまいます。そしてそこを借りて週末だけ（土日の4Ｈ/1日）カフェをすることに…【楽天ブックスならいつでも送料無料】カフェ、はじめます [ 岸本葉子 ]始めたカフェが軌道に乗るかどうかまでは描かれていません。本のなかで開業をお手伝いするのが行政書士。行政書士というと文書代筆的なイメージがあるだけで、具体的にどう士業で生活が成り立つのかは深く考えたことがありませんでした。独立開業しても食べていけない資格のうちのひとつとは思っていましたが…「事務所を構えるからには、さまざまな依頼の応えてトータルサポート」というくだりがありました。なるほど、行政書士ってトータルサポートができれば食べていけるのか（本当に食べていけるかどうかはわからないけど、実力次第だよね）そういえば、宅地建物取引主任者も宅地建物取引士という名前に変更になりました。名前が変わってから初めての宅建の試験が行われましたが、難しかったみたい。合格点、何点になるのかなぁ～友達が受験して、当落線上の点数なので気になっています。いくら難しかったからって、２９点以下になることはないと思うけど、３０点なのか３１点なのか…おっと、話がずれました。行政書士まで話を戻すと、トータルサポートという意味では、私も持っている資格（ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士、管理業務主任者）を活かして相談者のトータルサポートができたらいいけど、難しいかな。本の話まで戻すと、カフェは珈琲も紅茶もケーキも出てきません。日本茶とおむすび、糠漬けのセットのみ。900円「かわいいおうち」とその庭を含めた空間を楽しんでいただくというコンセプト。自由が丘にある古桑庵みたいな感じかな。古桑庵はかわいいおうちではないけど、古い民家と庭を楽しみながらくつろぐという点は一緒かな。非日常を楽しむ場所は、スタバやドトールではないよね。

  2015.10.31

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  『ここは私たちのいない場所』～白石一文

  本を読んでいて、ときどき重要人物が途中で亡くなってしまい泣かせるのはルール違反なんじゃあないかと思うことがある。この本は最初から主人公の妹が亡くなっている。途中で大切な友達も亡くなる。でもルール違反ではない。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ここは私たちのいない場所 [ 白石一文 ]主人公の気持ちがわかる場面が多く、読了感もいい小説でした。

  2015.10.23

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  『羊と鋼の森』～宮下奈都

  子どもの頃、エレクトーンを習っていました。（家にありました）まったく上達しなかったけど（苦笑）音符が読めなかったんだよね。今、思ったけど音符が読めないのと計算ができないのは同じ能力が劣っているのかなそれはさておき、この本はピアノの調律師さんのお話です。ピアノの仕組みを考えたことがなかったので、題名とピアノがどう関係しているのか本を読むまで知りませんでした。ピアノというのは、羊（フエルト）のハンマーが鋼の弦を叩いて音楽になるんですね。【楽天ブックスならいつでも送料無料】羊と鋼の森 [ 宮下奈都 ]高校生の主人公がピアノの調律師と出会い、森に足を踏み入れる。やがて森でさまよっていた主人公に、「この音を求めていたのだ、と思う」という瞬間がやってくる。ピアニストの卵も出てくる。その女子高生と接して主人公は、「努力を努力と思わずにできるから、想像を超えて可能性が広がっていくんだと思う。」というくだりがある。そして、「僕にはするべき努力がわからない。」と。だけど、見えてくるんだよね。そんなお話です。ピアノのことや音楽のことがわからない私には読んで良かったと思えた一冊です。

  2015.10.19

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  『あの家に暮らす四人の女』～三浦しをん

  「谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品。ざんねんな女たちの、現代版『細雪』。」 って「BOOK」データベースにあるけど、細雪って、昔読んだかなぁ～？読んだような、読まないような…内容も知っているような、よくわからいような…結論からすると、おもしろかったし、内容もざんねんな女の仲間の私（笑）には良かったです。共感というか、救いというか。ただ、お父さんはともかく、カラスがなぁ～（苦笑）他に表現しようがなかったのかなぁ～？でもまぁ、名前が善福丸っていうのがいいね。これも細雪に関係するのかな？読み終わった後、続きのストーリーが勝手に私の頭の中で語りはじめました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】あの家に暮らす四人の女 [ 三浦しをん ]

  2015.09.19

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  『食堂のおばちゃん』～山口恵以子

  佃で営む姑と嫁でやってる「はじめ食堂」昼は定食屋で夜は居酒屋。常連さん中心の家庭的な料理が中心の食堂。近くに住んでたら、常連になりたいものです（笑）本の最後には、小説の中に出てくる料理のレシピが載っています。「豚肉と白滝の生姜煮」のレシピを書き写しておきました。この料理、白滝が命だそうで、白滝は築地場外「花岡商店」がおすすめだそう。築地に行ったら買いに行こうっと。築地っていつ移転なんだっけ？？？　2016年11月かな？その前にたぶん行くな、築地。【楽天ブックスならいつでも送料無料】食堂のおばちゃん [ 山口恵以子 ]

  2015.09.19

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  『１４歳の水平線』～椰月美智子

  新聞で紹介されていて、過去に椰月さんの作品を読んで良かったのでこの本も読んでみたいなぁ～と思っていたら、地元の図書館の新着案内に載っているではありませんかしかも、誰も借りてないし早速図書館に行ってみると、新刊コーナーに並んでいました。ということは、私が一番かな。きれいな本を読ませていただき、ありがたいです。児童文学作家の父、征人とその息子で１４歳の加奈太夏休みに沖縄!?の離島（征人の故郷）で「４泊５日ミステリーツアー　中学２年生男子限定６名」が行われ、それに参加した加奈太と、征人の30年前（中学生）が描かれている。　【楽天ブックスならいつでも送料無料】14歳の水平線 [ 椰月美智子 ]自分自身の中学生時代の記憶があまりないこともあり、中学生男子がどんな感じなのかよくわからないし、昔と今では違うと思うので、いまどきの中学生男子のことはよりわからないけど、この本に出てくるような中学生だったら、健全な気がする。男の子たちの友情って、深いし、純粋。

  2015.08.23

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  『キャロリング』～有川浩

  テレビドラマでやっていましたが、たまたまやっているのを見かけたことがあるものの、ストーリーはまったくわからず、出ていた俳優さんも子役の福くん以外は覚えていません。たまたま見たシーンが、公衆電話から子ども（鈴木福くん）がお父さんに電話しているシーンだったような…お父さんは尾美としのりさんかと思っていたら、石井正則さんでした。そんなわけで、ほぼ白紙の状態で小説を読みました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】キャロリング [ 有川浩 ]とても読みやすいし、文章のノリからして暗い終わり方はしないなと思った通りの終わり方。危ない人たちさえ、実は根っからの悪者ではなかったりして…大和くんのお父さんがＤＶなのは、またかと思ったけど（苦笑）それ以外は、程度の差はあれいい人ばかり出てきて、安心して読めます。最後の方はベタだけど、結構泣けました私って素直っていうか単純（笑）

  2015.08.17

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  『ナオミとカナコ』～奥田英朗

  ナオミとカナコは親友で、カナコのＤＶ夫を二人で殺してしまおうというお話。最近ＤＶの出てくる小説が多いような気がする…またかって思いました。読むのやめようかと一瞬思ったけど、読みました最後まで。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ナオミとカナコ [ 奥田英朗 ]時計を盗んだ中国人女性とナオミのやり取りが、興味深かったかな。

  2015.08.16

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  「朝が来る」～辻村深月

  結構ぶ厚いなって思ったけど、あっという間に読み終わってしまった。子どもができない夫婦が、特別養子縁組で子どもを引き取って育てる。引き取った夫婦と、手放さなければいけなかった女性の両方の物語が描かれている。【楽天ブックスならいつでも送料無料】朝が来る [ 辻村深月 ]映画になりそうと思いながら読んでいました。「八日目の蝉」みたいな。ラストがいい。

  2015.08.14

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  『三人屋』～原田ひ香

  朝はトーストのおいしい喫茶店（三女）昼はうどん屋さん（次女）夜はスナック（長女）３人姉妹が両親がやっていた商店街の喫茶店でそれぞれ営業。【楽天ブックスならいつでも送料無料】三人屋 [ 原田ひ香 ]確執のある三姉妹。でも、それぞれの料理はこだわりがあって、どれもおいしい。メニューは少ないけど。商店街の常連さんは週に何度も通っている。１日に何度も通っている人もいることでしょう。私がこの商店街に住んでいたら、通っていると思う（笑）読み始めは、なんか文章に品がないと思ったけど、読んでいるうちに気にならなくなりました。読了感もいいです。

  2015.08.09

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  渋谷で映画を観て、バスで自由が丘へ

  昨日は、朝から東京へ。本当は新宿で「海のふた」という映画が観たかったのですが、上映開始時間が遅くて次の予定に支障をきたすために断念。「海のふた」は小説を読んだことがあるので、ぜひ映画も観たいのですが、近くでやらないんだよねせめてさいたま新都心でやってくれればいいのになぁ～仕方なく渋谷で「ＨＥＲＯ」を観ました。う～ん「ＨＥＲＯ」はＴＶで見れば十分かも。映画館はいっぱいでした。１日で1100円だしね。映画が終わった後は、バスで自由が丘に移動通信で通っていた大学の学生会主催の学習会に参加しました。渋谷から自由が丘まで電車で移動した方が早いのですが、自由が丘駅から大学までが遠いので、この暑さの中歩くのは（バスもありますが）ちょっとなぁ～と思っていました。もしかして、渋谷から直接大学近くまでバスで行けるのではとひらめいて、ネットで調べたら、大学まで徒歩８分の場所までバスで行けることが判明。ひらめいて良かった学習会、懇親会のあと自由が丘駅に行くと盆踊りをやっていました。　暑い中、ゆかたもたいへんですが、見た目は涼しそうです。たぶん、着ている人はそれなりに暑いと思いますが…あー、私もゆかた着たいな。

  2015.08.02

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  ネタばれあり！『シングルベル』～山本幸久

  漫画のような、ドラマのようなノリ結婚しない子どもを結婚させようと親同士が婚活。ホテルのパーティー会場で子どもの結婚相手を探す。現実社会でもやっているようで、テレビで見たことがあります。でもこの小説は、現実離れしているかな（笑）登場人物が多いので、この人誰だっけ？と前の方のページをめくりながら確認。【楽天ブックスならいつでも送料無料】シングルベル [ 山本幸久 ]以下、ネタばれあるので、これから読んでみようと思う方はご注意ください。結婚しない男性に、父親や叔母が手の込んだ方法で３人の女性（親が婚活パーティーに参加）を引き合わせる。結局、その４人とあと２人が飲み友達になってしまう展開なんだけど、それはそれで楽しそう。大人になってからの友達もなかなかいいよね。でも、なかなかそういう仲間を作るのって難しいから、きっかけはどうあれ良かったのかも（笑）

  2015.07.17

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  『あん』～ドリアン助川

  映画を観てから原作を読んだドリアン助川さんの「あん」【楽天ブックスならいつでも送料無料】あん [ ドリアン助川 ]映画のシーンがどうしても浮かんでしまうけど、それはそれで良かったのかも。映画は先に原作読むより、観てから原作の方がいいのかもね。原作が良かったら、映画を観てがっかりすることがあると思うので。映画よりも原作の方がより細かく描かれているので、本を読んだ上でもう一度映画を観なおしたい感じ。原作に忠実な部分と設定を変えている部分があるけど、設定を変えている部分はなぜぞうしたのかも考えたいし。というか、映画館で具合が悪くなってしまい、画面を見続けることができなかったから、もう一度体調のいい時に後の方で観たいかな。素直に泣ける本でした。映画より、本の方が泣けるけど、映画は映画で良かったと思う。映画のラストは本にはないけど、想像はできる結末。

  2015.07.04

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  『猫のマルモ』～大宮エリー

  大人のための童話。７編の短編。主人公が動物だったり、生き物や木だったりします。あまり、このような本はいままで読んだことがありません。ご本人のあとがきも長いことから、本当にこれで良かったのか？という葛藤も伝わりました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】猫のマルモ [ 大宮エリー ]あとがきからの抜粋にもなりますが、イメージがわかないと思うので説明します。『猫のマルモ』僕には才能がないって、悩んでいる人へ「働く人たちが読んだら、励まされて、癒されて、泣ける話を書いて！」と依頼されて書いたもの。『青ガニのサワッチ』劣等感に悩んでいる人へ『フクロウのフォーフォー』知らないことを恐れる人へ『はみだしトン子』組織に属することに悩む人へ※トン子は蟻です『ツバメのくるり』大切な友人を亡くされた担当者から死をテーマに書いて欲しい言われ、「愛というものを知る」ことについて書こうと思っていたので、そこに担当者の方が少し、救われたらいいなと思う気持ちを盛り込みました。ここまでは、あとがきからの抜粋です。残りの２本についてはあとがきでフォローがないので、本文から私がフォローすると…『杉の木トロール』やりたいことがわからない君へ『陶芸家のチーちゃん』愛しているのか自問自答しているあなたへ※チーちゃんは犬童話だと思っていても、ついつい突っ込みたくなるのですが、それは私が大人だからでしょうか？子どもにこの本を読み聞かせたらどういう反応をするんだろう？全体と通して、なるほどと思うことが多々ありました。ただ、あとがきで著者が自ら触れていることについても考えました。多々感じたことを書き留めておきたいと思う本でした。

  2015.06.27

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  『そう書いてあった』～益田ミリ

  益田ミリさんといえば、映画化もされた『すーちゃん』シリーズ。本屋さんで立ち読みしたことがある。（映画はテレビで観ました）益田さんの肩書は漫画家じゃあなくてイラストレーターなんだ。『すーちゃん』は立ち読みだったし、シリーズ全部読んだわけでもないので比べるのもどうかとは思うが、今回読んだ『そう書いてあった』（エッセイ）の方が私には良かったかな。【楽天ブックスならいつでも送料無料】そう書いてあった [ 益田ミリ ]益田さんと同年代なので、共感できる部分が大きかったし、等身大の著者を感じることができる。エッセイの書き方、うまいと思う。またエッセイが出たら読みたい。

  2015.06.21

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  『海街ｄｉａｒｙ』と『あん』

  ２日連続で邦画を映画館で観ました。『海街ｄｉａｒｙ』は漫画が原作の是枝監督の映画。是枝監督の映画を全部観ているわけじゃあないけど『そして父になる』や『歩いても歩いても』が良かったので、今回も期待が大きかったのですが…う～ん、それほどでもなかったというか、もちろん良かったことは良かったんだけど、『そして父になる』や『歩いても歩いても』に比べたら、人間ドラマに深みが浅い作品のように思えました。キレイごと過ぎるっていうのかな、まぁドロドロしているのは嫌いなのでいいけどねー（笑）『あん』も河瀬監督作品を観たいと思っていたので期待大だったけど…映画の内容云々の前に大きな問題が…金曜日にシネスイッチ銀座で観たんだけど、悪天候、そして３０分前くらいには劇場に足を運んだにもかかわらず、レディースデーとあって既に行列が前列１、２列目か、３列目の１つ、端の方、２階席しか空いていないと言われ、２階席にしておけばいいものを、つい３列目の残り１つを選択してしまいました。この選択が裏目にスクリーンが近すぎて、体調を崩してしまいました車酔いのような状態で、途中から画面を観ていられなくなりました気持ちが悪くて退席したいとも思いましたが、通路側の席ではないし、まわりの人に迷惑をかけてしまうので、なんとか我慢。というわけで、冷静に鑑賞できるような状態ではなかったのですが、温かい映画です。永瀬くんの表情の変化が良かったかな。あと、希林さんと永瀬くんの掛け合いに何度も笑いが起こっていました。機会があれば、後ろの方の席でリベンジしたいのですが…どちらの映画も、桜がきれいでした。「あん」は原作本を図書館に予約中です。【楽天ブックスならいつでも送料無料】あん [ ドリアン助川 ]

  2015.06.20

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  『風のベーコンサンド』～柴田よしき

  奈良を旅していて、古民家カフェってたくさんあるんだな～と。この本に出て来る「高原カフェ」はバブルが弾けてさびれてしまった高原にあるペンションを改装したカフェ【楽天ブックスならいつでも送料無料】風のベーコンサンド [ 柴田よしき ]地元の食材を使った料理が詳しく描かれているので、興味のある人はぜひ。日頃カフェの経営に思いをはせることもあるけれど、そういうことも描かれている。どんな風にしたらカフェの経営が成り立って、長く続けていけるのか。例えば奈良でランチをいただいた長屋カフェ「南果」は１０年以上続いているらしい。どうやら一人でやっているみたい。奈良に行ったなら（ダジャレではありません）また訪ねてみたいカフェだ。デザートを食べなかったので、次は必ず食べたい。この本には、主人公のモラハラ夫も出てくる。こういうタイプの夫に海外の空港で出会ったことがある。30代後半か40代前半の日本人夫婦で、優先的に飛行機に乗せてもらえる席だったらしく、夫が乗り込もうとしたときに妻の姿が見えず、遅れてきた妻を公衆の面前で声高に呼び捨て、叱責していた。その夫婦の顔をはっきり覚えているわけじゃあないけど、その時の雰囲気や感じたことはいつになっても忘れることができない。柴田さんの本、他のも読んでみよーっと。

  2015.05.31

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  『絶唱』～湊かなえ

  さすが湊さんっていう感じ。読ませるなぁ～一気に読みたい気持ちを抑えきれず、あっという間に読み終わりました。短編の連作で、主人公になる人物が交代していきます。１つめ、２つめはこんな言い方で伝わるかわからないけど「小説」を読んでいる（もちろんその通りなんだけど）というか、第三者的なスタンスで読んでいたけど、３つめで、私の中では意外な人が主人公だったことと、急に小説だとは思えなくなってきて、４つめ（最後）で、えー！これって湊さんが（４つめの小説の）主人公と少しだけ思ってしまいました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】絶唱 [ 湊かなえ ]文庫になったら、ご本人が「あとがき」を書いたりするのかなぁ～

  2015.05.12

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  『千日のマリア』～小池真理子

  生と死、男と女、長い人生を生きているといろいろある。小説に出てくるようなことはなくても、共感や想像はできる。８編の短編。【楽天ブックスならいつでも送料無料】千日のマリア [ 小池真理子 ]小池真理子さんの小説を読むのは初めて。あんまりこういう小説は読まないなぁ～と思いながらも、いつの間にか読み終わっていた。「落花生を食べる女」「修羅のあとさき」で加速がついて無事に読了。全体的にせつない感じかな。

  2015.05.06

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  永い言い訳

  ある日突然、妻がバスの事故で亡くなってしまう。冷え切った夫婦関係だった夫（作家）は、その時女を家に連れ込んでいた。妻が亡くなっても、悲しみがわいてこない、葬儀で涙も出ない。そんな主人公が、事故で妻と一緒に亡くなった妻の友達家族と関わるようになって、いろんなことに気付いていく。【楽天ブックスならいつでも送料無料】永い言い訳 [ 西川美和 ]主人公だけでなく、いろいろな立場の人から語られている。よくある小説で、途中で重要人物が亡くなるというのがあるけど、それって反則技だよって思うことがよくある。でも、この本は最初に亡くなる。そして、主人公との関係が冷え切っていたところから始まっている。そこが良かった。映画監督の書いた小説ということで、この物語も映画化されるのだろうか

  2015.04.18

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  『おまめごとの島』～中澤日菜子

  自他ともに認めるイケメンが離婚して仕事もやめて友達を頼って小豆島へやってくる。近所には、やはりわけあって都会から移り住んだ年上の女性が住んでいる。職場には家庭から逃げ出したい主婦がいてイケメンに恋をする。島にイケメンの娘がやってきて、事件がいろいろと起きる。【楽天ブックスならいつでも送料無料】おまめごとの島 [ 中澤日菜子 ]イケメンがなぜ島にやってくることになったかはネタばれになるから書かないけど…著者の中澤さんは劇作家ということで、劇っぽい小説です。読んでいて誰が語り手なのかがわからなくなることがあって、読み直すことも。デビュー作の『お父さんと伊藤さん』の方が良かったかな。【楽天ブックスならいつでも送料無料】お父さんと伊藤さん [ 中澤日菜子 ]この本に限らないというか、この本じゃあないかもしれませんが、最近読んでもわからない日本語、しかもひらがなのフレーズがあるんだよね。校正が入っているから、間違いではなくて、私がわからないだけかもしれないけど。何度読んでも意味がわからなくて、付箋貼っておいてブログに載せようと思うけど、図書館で借りている本なので、ついつい返してしまいます。借りたものはなるべく早く返す主義なので。

  2015.04.09

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  『波に乗る』～はらだみずき

  就職して１ヶ月で退職してしまった主人公に、父が亡くなったという知らせが届く。父は会社を辞めて館山に引っ越ししてしまったが、折り合いが悪くしばらく会っていない。館山には、主人公が思っていた父とは別の生活があった。その足跡をたどるうちに、主人公の気持ちも変わっていく。【楽天ブックスならいつでも送料無料】波に乗る [ はらだみずき ]映画になりそうなストーリーと景色だ。遺産相続に関して、ＦＰとしては突っ込みどころがいろいろあるけど…（苦笑）主人公の姉の言動がいまいち、もう少しそこも丁寧に描いて欲しかったなぁ～どんな生活がしたいのか、どんな仕事をしたいのか考え直すにはいいと思う。仕事ぶりとか、人間性が伝わると、その人のために何かしてあげたいって思うのが自然なこと。ただ、この本のようにうまくいくとは限らないけど。

  2015.03.16

• さいはてにて やさしい香りと待ちながら

  何も起こらない（実際には起きてはいますが…）映画です。そういう映画好きですが、何も起こらな過ぎて万人受けはしないのか、封切られてすぐだというのに観客は私を含めてたぶん４～５人と寂しい限り。たぶん、東京で単館だったら人がもっと入っていると思いますが…しかも予想に反して、私以外は男性客でした。女性が好みそうな映画なのですが…たまたまかな!?いろいろ語られないけど、それはそれで観ている人が想像すればいいわけで。役者さんたちの変わっていく表情からもいろいろと感じとれます。打ち切られる前に観ることができて良かったです。

  2015.03.07

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  『サーカスナイト』～よしもとばなな

  ぶ厚い本ですが、びっしりと文字が埋まっているわけではないので読み終えるのに思った時間がかかりませんでした。これだけぶ厚いと、持ち歩きたくはないので、家で読みました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】サーカスナイト [ よしもとばなな ]若干ばななワールドの気配を感じるものの、引いてしまうほどではありませんでした。現実離れしている設定も、小説というかドラマなら違和感ない感じで。バリ島には精霊がいるって、想像すると、想像した場所に身をゆだねて少し癒される気がしました。

  2015.03.07

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  『今日も一日きみを見てた』～角田光代

  角田さんちの猫「トト」の写真と角田さんのトトとの生活が綴られている。【楽天ブックスならいつでも送料無料】今日も一日きみを見てた [ 角田光代 ]猫は飼ったことがないけれど、猫と一緒に生活してみたいなぁ～とは思っている。そのあこがれを実現できる見通しはないけれど、この本や群ようこさんの本（群さんちの猫はしいちゃん）を読んでいると、猫と生活した気になる。トトちゃんは、漫画家の西原理恵子さんちで生まれて、角田家にやってくる。「猫がきた理由」角田さんが猫を欲しいと言ったわけではないのだ。西原さんと角田さん、初対面である飲みの場で、猫あげようか？　と西原さんが言ったそのわけとは…ぜひそのわけは、本書を読んで欲しいと思う。書き留めておきたいけど、ネタばれになるのでやめておきます。覚えておきます、自分の心の中に。

  2015.02.28

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  『ゆるい生活』～群ようこ

  健康おたくと思っていた群さんが「めまい」だなんて…群さんは「めまい」が改善されず、漢方薬局へ行くことに。　【楽天ブックスならいつでも送料無料】ゆるい生活 [ 群ようこ ]実は私も友達に紹介されて漢方薬局に行ったことがある。その時、処方されたのは群さんと同じ「人参湯」だ。（群さんは「人参湯」以外にも処方されていますが…）ただ、私は煎じて飲むタイプではなく、粉だったけれど。この本を読んで、もっと手軽に漢方薬局に通えるなら私も通いたいと思いました。でも、経済的に無理。高いもん。本には値段のことはほとんど書かれていませんが…でもいろいろ参考になりました。甘い物は体を冷やす→食べ過ぎに気を付けようと思いました水分の取り過ぎは良くない→あまりとらない方なので少し安心しましたが…舌の両側にでこぼこなって歯の跡がついているときは、余分な水分がたまっている→私、よくでこぼこになっています　取り過ぎていないつもりの水分ですが、知らずに取り過ぎているのかも、気を付けようおかゆは、米から炊いたものを→雑炊やおじやではダメなんだ…漢方で体質が改善された結果、カラダが敏感になって、体に良くないことをするとすぐに反応するようになるというのは、どうなんだろーもちろんいいことなんだけど、日常生活を送る上では障害になるよね。だって、カラダのことだけを考えた食生活やストレスを感じないような生活は送れないから。現役を引退して、お金に余裕があれば、カラダと向き合った生活もできるかもしれないけど。他にもいろいろ、役に立ちそうなことがたくさん書かれているので、健康に気を付けたいという人におすすめの本です。ただ、読んでも実践できることとできないことがあります。でも、少しは日々の生活の中で気を付けようと思う気づきがありました。とりあえず、甘い物を少し自制しなくては職場で義理チョコをばらまいてしまったから、ホワイトデーがまずは恐ろしい（苦笑）カラダが欲するままにチョコレートを食べるのは、控えようっと。そのうち欲していないのに、惰性で食べてるような気もするしね。まぁ、チョコレートは冬しかあまり食べないけど、その冬の摂取量が多すぎるから、減らさないと

  2015.02.23

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  『笹の舟で海をわたる』～角田光代

  借りたとき、そのぶ厚さに（それほどでもない）一瞬ひるんだ。読んでも、読んでも先に進んでいないような気がしていたが、休みの日に集中すると一気に読み終わった。なにか最後に大どんでん返しがあるのか？と思っていたけどそんなこともなく…【送料無料選択可！】笹の舟で海をわたる[本/雑誌] / 角田光代/著読後感もたんたんとした感じ。大どんでん返しがなくて良かったかも（笑）

  2015.02.14

• 観たい映画は…

  観たい映画は近くではやらない「６才のボクが、大人になるまで。」「おみおくりの作法」「さよなら歌舞伎町」以上３本とも東京まで行かないと…遠いこれは会社帰りに観られそう「さいはてにて　やさしい香り待ちながら」映画はできれば映画館で観たい。東京に住んでいれば観に行けるのになぁ～残念。わざわざ行くには、たいへんなんだよね、寒いしね。

  2015.01.31

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  「ＭＯＭＥＮＴ」～本多孝好

  以前読んだ、「ＷＩＬＬ」の主人公森野（女性）とその幼馴染神田くんが出てくる。「ＭＯＭＥＮＴ」が先のできごとで「ＷＩＬＬ」はその何年後かのお話。先に「ＷＩＬＬ」を読んでしまったけど、どっちが先でも大丈夫。「ＭＯＭＥＮＴ」の主人公というか語り手は神田くん。舞台は病院。死を間近にした患者さんの願い事をかなえてくれる人が病院にいて、その噂は末期の患者の耳にしか入らない。　【中古】単行本(小説・エッセイ) MOMENT / 本多孝好【P25Jan15】【画】【中古】afbよく考えられているストーリーだし、会話もおもしろい。「ＦＩＲＥＥＬＹ」が一番心に響いた。もしも自分が同じ立場だったら…「ＷＩＬＬ」も「ＭＯＭＥＮＴ」も良かった。「ＷＩＬＬ」の続きも読みたい…あるのかな

  2015.01.31

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  「しょっぱい夕陽」～神田茜

  ５つの短編の主人公は全員４８歳。題名の「しょっぱい夕陽」という題名のものはなく、全部まとめてそんな感じになっている。４８歳の主人公たちがしょっぱいというか、せつないというか、痛いというか…でも、しょっぱいだけでなくて、どこか温かく仕上がっている。【楽天ブックスならいつでも送料無料】しょっぱい夕陽 [ 神田茜 ]「エフの壁」の中に「学生でも老人でもないこの年代は、待っていたって誰も助けてはくれない。あとは自分で壁を乗り越えるしかない」とある。主人公は同級生と再会することで、再生の光が見えてくる。「中学生のころは孤独だった」という主人公は、同級生との間に壁があったに違いない。でも、みんな歳を重ねたのだ。その結果同級生だからこそ、わかりあえることもあると思う。

  2015.01.19

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  『水やりはいつも深夜だけど』～窪美澄

  リアリティーある家族を中心とした短編集。【送料無料選択可！】水やりはいつも深夜だけど[本/雑誌] / 窪美澄/著登場人物の気持ちがよく描かれている。それぞれ暗くない終わり方もいい。ただ、いくつかは、最近読んだ別の作家さんの作品と設定が似ている。個人的には最後の「かそけきサンカヨウ」が泣けました。

  2015.01.03

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  『水の時計』～初野晴

  読み始めてはみたものの、途中でやめちゃおうかなぁ～なんて思ったりして…でも、気を取り直して読んでいるうちに、一気に最後まで読み終わりました。水の時計 角川文庫 / 初野晴 【文庫】月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる脳死状態の少女が、自分の臓器を、移植を必要としている人々に分け与えて欲しいと願い、それを主人公の少年が実行していく話。臓器を必要とする人たちにはそれぞれドラマがあって、それぞれが短編小説になる感じ。臓器移植、臓器提供というテーマとその問題点を扱っている点に不自然さはあまり感じないんだけど、設定に無理があるところが多いのと、主人公と少女の関係性も薄すぎる。私が読んだのは図書館で借りたハードカバーなんだけど、最後に「第２２回　横溝正史ミステリ大賞」の選評（この作品だけの選評だけではない）が載っていて、坂東眞砂子さんのあまりの酷評に笑ってしまいました。

  2015.01.03

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  『福も来た』パンとスープとネコ日和～群ようこ

  小説にちなんで、今日出会ったネコの写真から　いままで犬は３頭飼ったことがあるけど、ネコは飼ったことがない。でも、飼ってみたいなぁ～とは思う。犬に比べたら意思の疎通というか、会話が成り立たない気もするけど、それはそれでいいのかも。群さんの小説やエッセイを読んでいると、ネコの生態を知ることができる。今回読んだ本は、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』【楽天ブックスならいつでも送料無料】パンとスープとネコ日和 [ 群ようこ ]★プレミアムセール[DVD] パンとスープとネコ日和 DVD-BOXの続編。【楽天ブックスならいつでも送料無料】福も来た [ 群ようこ ]ドラマを見たことで、主人公がやっているお店はドラマの中のお店が、しまちゃんやママはドラマの配役の女優さんを想像しながら読んでしまうが、主人公のアキコだけは、そのままドラマの中の小林聡美さんとイコールにはならない。たぶん、小林聡美さんのカラーを活かした脚本というか演出されたドラマなので、全体を漂う空気感が違うのだと思う。食べ物に対するこだわりも伝わってくる。そのあたりも含めて、続編もドラマで見てみたいな。ドラマ化されたら、フードコーディネーターさんの腕の見せ所だね。

  2014.12.30

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  『ＷＩＬＬ』～本多孝好

  会社の同僚おすすめの作家、本多孝好さんの本を図書館で借りてよみました。図書館にある本のうちどれから読もうかと迷いましたが「ＷＩＬＬ」にしました。　【中古】単行本(小説・エッセイ) WILL / 本多孝好【10P13Dec14】【画】【中古】afb中古で120円って…それはさておき、良かったです。高校時代両親を事故で亡くし葬儀屋を継いだ女性が主人公。途中、中学生のエピソードは非現実的過ぎてちょっとなぁ～と思ったけど…それ以外は良かったかな。最後の方は泣けました。映画になるようなストーリー。本多さんの他の本も読みたいです。

  2014.12.27

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  『パレートの誤算』～柚月裕子

  火曜サスペンス劇場のような感じでした。火曜じゃあなくてもいいんだけど（笑）刑事が出てくる２時間のサスペンスドラマのようなお話でした。生活保護をめぐる社会的問題が描かれています。市役所の社会福祉課に配属された主人公は、ケースワーカーをやることになる。同僚が殺されて、彼女も事件に巻き込まれ、危険にさらされる。果たして、犯人は誰【楽天ブックスならいつでも送料無料】パレートの誤算 [ 柚月裕子 ]ちなみに、題名のパレートの誤算は「パレートの法則」の誤算という意味。80対20の法則ともいいます。意味はググってね

  2014.12.24

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  『家族シアター」～辻村深月

  年末年始に読む本を図書館で借りてきました。　このうち真ん中の２冊はまったく知らなかった作家さんの本です。先日、会社の同僚に勧められたので、さっそく読んでみようと借りてみました。年末年始に読むといいながら、昨日の東京往復で既に１冊読了。【楽天ブックスならいつでも送料無料】家族シアター [ 辻村深月 ]短編が７つ、どれも家族のお話。涙がこぼれるほどではありませんが、ときおりぐっとくるところもありました。いいねと思うところが何度かあってツボを得ている書きっぷり。「私のディアマンテ」はお父さんの秀一郎さんがいいね「タイムカプセルの八年」はやっぱりお父さん達がいいね「1992年の秋空」は姉妹の言葉が秀逸（でも、小学生でこんな言葉が出て来るのかな？　もう遠い昔に小学生だったのでわからない…笑）「孫と誕生会」はそのままだけど、孫と祖父がお互いの距離を縮めていく様子がいいねそして「タマシイム・マシンの永遠」は短いけどぐっときたとても読みやすい本でした。さくっと読めます。この本は予約待ちの人がいるから、返しにいかなきゃなぁ～

  2014.12.22

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