『マナーはいらない 小説の書きかた講座』~三浦しをん
なるほど、小説ってこうやって書くのね(三浦しをんさんの場合)。書く予定はないけれど・・・読者としても参考になりました。三浦しをんさんの著書で読んでいる本が題材として取り上げられていたので、より「なるほど、そうだったのかぁ~」と。マナーはいらない 小説の書きかた講座 [ 三浦 しをん ]特に印象に残ったのは、「想像力の源泉は、他者への思いやり(共感力)と、なりきり力と、知識だと私は思います。そして、それらを制御し蓄積するための言語能力です。」「想像力を構成する要素は、言語です」っていうところ。たまたまBSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」という番組で「異国の空に消えた人気脚本家・向田邦子 数々の名作に隠された真実とは!?」という番組を見ました。向田さんの小説やエッセイが好きだったので、見逃さなくてラッキーでした。向田さんは、書くときに、言葉が降ってきたらしいです。天才肌だったんでしょうね。もちろん努力家でもあると思いますが。向田さんが小学生の時に書いた文章が紹介されていたのですが、とても小学生とは思えず…もっと、向田さんの小説やエッセイが読みたかったです。というわけで、三浦しをんさんの小説の書き方講座を読みつつ、今は亡き向田邦子さんに思いを馳せたのでした。