ガソバレ、声のキャスティング
ある人とアニメの話をしていて『巨人ゴーグ』の話で盛り上がってしまった。懐かしい。親日家のカニエ・ウエストが新作ジャケで 村上隆氏のイラストを使用している。 ゆずの次がカニエとは。カニエがダフト・パンクと共演した「Stronger」は、松本零士アニメのPVでも話題になった ダフト・パンクの『Discovery』の曲 「Harder, Better, Faster, Stronger」の BPMを落としたバージョンが バックトラックのベースになっているが、その曲のPVが日本のアニメを意識しまくっていて笑ってしまった。カタカナの「ン」が「ソ」になってるのってわざと2ch用語厨っぽくしてるのだろうか。それとも単に「まつがい」なのか。バイクで疾走するシーンや病院のシーンなんて明らかに『AKIRA』(駄洒落?)だ。まさに「健康優良不良黒人」。PVで日本のサブカルといえば韓国の歌手IVYが日本のFFそっくりのPVを作り、パクりだと批判されるとパロディだと説明したが、その後スクウェアエニックスが提訴して上映禁止処分になり、この曲のPVは制作し直されることになったそうだ。劇場版『ザ・シンプソンズ』の吹き替え版のキャスティングは何とかならなかったのか。元のテレビシリーズの吹き替えが良かっただけにわざわざ変えてしまう必要を感じない。アニメでも実写映画でも話題性のために吹き替えで人気タレントの起用がやたら目につく。中には意外に合っていたり新たな魅力を感じさせてくれる事もあるものの、多くは全くキャラクターに合っていなかったり演技が酷すぎて聞くに堪えないものになってしまっているのが残念だ。話題のお笑い芸人やアイドルが本人そのまんまの喋りで作品を台無しにしてしまっているのはどうにかならないものか。某監督のように所謂アイドル声優のアニメ声やアニメ的な演技が嫌いだというのもわからないではないが、それにしたってキャラクターに命を吹き込む役割を選ぶのにもっと入念にキャスティングをして欲しい。タレントの人気や話題性で客が入ればいいというのは作品を大切にしている姿勢とは言えないし、観客を馬鹿にしている。