カテゴリ:Day
幸せはきままな夢の一雫
ネビル・シュートの『パイド・パイパー』を読んでいたらこんな言葉が出てきた。 イギリスでは食前酒についてこんなことを言うらしい。 この言葉がなぜ食前酒に結びつくかは分からないけれど、 手帳の片隅にでも書き残して置きたいような言葉だった。 清少納言は「夏は夕暮れ」と言っているけど、 夏の夕暮れの美しさは千年後の今も変わっていないと思う。 一秒ごとに色が変わる風景の、夜が足下から空に広がっていく様を眺めながら、 アペリティフなりビールなりを飲むのは、夏ならではの楽しみだと思う。 手元が暗くなってきたのを合図に、ゆがいたソーセージとマスタードを皿に並べ、 素焼きのビアジョッキを傾けながら窓の外を眺めるのは、 夏の日の夢の一雫。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.12 01:16:42
コメント(0) | コメントを書く |
|