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[●臭いのない街並み！] カテゴリの記事

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• ●落ち着く空気感！ハッピー？ですか！

  本日FM OSAKA は開局３５周年、AM Radioしかなかったので八百屋の配達のバイトをしてFM Radioを購入し開局放送を聞いたことが本当に昨日の様に思える。当時、何を考え、何に興味があり、どんな未来を描いていたのか、鮮明に甦るのである。「過去の自分は他人」なのだが、そんな簡単な言葉では片づかない感情が沸き上がるのだ。音、臭、空気感をリンクし海馬により記憶された後、既にある情報とキーワードでリンクをくり返し大脳皮質へ蓄積されるが、この講造は犬、猿、ネズミも同じなのもおもしろい、進化の過程で同じ講造を持つのには、如何に優れた講造かと言う証である。「幸せ」とは何か、改めて考えに耽る「今日この頃」・・・「お粗末！」

  2005年04月01日

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• ●酬われないことの有意義！

  先週末にご近所のご不幸がありまして、このときでしか出来ない会話をご近所同士で交わすのであります。満９０才、月初めの晴天時には散歩姿をみていたのですが・・・。戦中、終戦、戦後を生き抜いた人々の思いや、執念はすさまじいのです。興奮の余り纏まりつかず・・・次回へ、つづく・・・「お粗末！」

  2005年03月27日

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• ●臭いのない街並み！本編其の五

  　便所を「憚りさん」と言う、便所を借りれば「おおきに憚りさん」と礼を言う、今では簡単に流去ってしまうのだが、汲み取り便所ほど臭いの固まりはない、当然家の中ではなく軒はずれの角になり窓はなく風気口で開いたまま閉まらないので、冬は上着を着て便所に入らないとかなりヤバイ！特に大きい方は丸出しでから、おなごさんはどちらでも必修科目です。　週に１度汲み取りにバキュームカーがやってくるのだが、これがけっこう楽しみで、ホースを路地からのばし隣接した長屋の裏迄まで周り一軒ずつ吸い込んでいく、駆動中ホースはヘビの様にグネグネとのたうち回る、このとき回数券を渡すのが役目だった。登校前の束の間一時で冬場のたき火と同じように記憶に残っている。　尚、わが家に初めて掃除機がやって来たときに「バキュームカーとおんなじや～～っ」とはしゃぎ周り口にくわえてスイッチを入れはずれなくなり・・・。いかがなモノか！ほんとに「とほほ」である。因みにこの掃除機オヤジが「プロレス中継」の宣伝を見ていて衝動買いをしたモノ(三菱電機の風神)だったような・・・定かではない。力道山が亡くなった時ばあさんは３日間寝込んだことも記憶にリンクしておりました。　忘れたくても消去出来ないのが記憶なのでしょうか！「お粗末」

  2005年02月13日

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• ●臭いのない街並み！本編其の四－続々続編

  　お風呂屋で一番の楽しみは、ちんどんやのおっちゃんで、３～４人でカツラをぬいだ頭部、ビビッドな化粧、メリヤスの七部袖にステテコ、ご丁寧にらくだの腹巻、そのまま植木等のコピースタル。入り口が開くとドオランの臭いが脱衣所中に広がる、化粧を早く洗い流したそうに洗い場の動作は異様にスムーズで無駄がない、職業柄か流れるように動く姿は美しい。素浪人風、琴姫七変化風、ピエロ風化粧は、流され素っぴんの顔面が露になる。　後ろで眺めるクソガキ連中は全く手が動かない、２～３ヶ月に一度見れるかどうかの貴重な一時なのであるから目が離せない。「おっちゃん、左の耳の後にまだのこってるで～っ」と気付いたガキがほざく、「おっ、おおきにさん」と顔面けったいな色の泡まみれで振り向き応えてくれるが、夢に出そう顔面で全員のけぞる。　最終的には普通のおっちゃんに戻り帰ってしまうのだが、こんな強烈な臭いと共に記憶されている記憶はいかがなものかと我ながら「とほほ」な気分である。あっそう、一度だけおっちゃんに今日はパチンコで勝ったからと「みかん水」をおごって貰ったが、１本５円か、ケチとみんなの目が同じ目をしていた。その頃風呂屋にはまだコーラは無かったが、初めて飲んだ時は１本３５円、３人で廻し飲みし鼻と口から飛び出して結局、腹には収まらずもったいない記憶である。　　　　　「お粗末！」

  2005年02月11日

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• ●臭いのない街並み！本編其の四－続々編

  　夕方のお風呂屋さんには地域特有の人々が居る、ブルーカラー時間帯であり、のんびりと湯に浸かることでもなく現場仕事の汚れを洗流すことが最優先で、その延長線にある行動はかなり早いのである１０分そこそこで帰ってしまう。入れ代わり立ち替わり、この隙間を狙ってクソガキは素潜り耐久レース、石けん滑り、水風呂がまん大会、などなど束の間の一時を満喫するのである。風呂屋のオヤジさんも見計らって「ええかがんにし～～ゃ」とお客さんの手前苦笑いで一言。そんな繋がりは敏感なガキはちゃんと解ってるんです潮時を・・・。腹も減るので晩飯を求めてお家へ帰ります。そうだ、建設は破壊からしか生まれないのだと実感するのである。「お粗末！」

  2005年02月07日

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• ●臭いのない街並み！本編其の四－続

  　ちょいと昔のお風呂屋さんはこんな感じ・・・、全国的にも公衆　浴場の数は多く町内に２，３件はあり何処も徒歩５以内で１０分　も歩けば一週間別のお風呂に入れる。故に自宅には風呂は無い、　もしも自宅に風呂を造ったと耳に入れば、湯舟の大きさ、シャワ　ーの有無などの詳細を確認し劣等感を味わった。ただ、五右衛門　風呂は風呂とは認識していなかった。火熾しの手伝いをさせられ　たり、煮上がった湯で火傷したりと、ましな思いでは無い。なの　で近代文化はガス湯沸かしが最低条件なんです。うっ～～ん又、　つづく！　脳みそが貧困なのでささやかなテーマでひっぱる々「お粗末！」

  2005年01月31日

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• ●臭いのない街並み！本編其の四

  　ここは楽園なんだと感じたことがよくある。空気がサラサラで体に吸い込んだ後に全身が気持ちよさげにピクピク反応する。　ボロボロの貰い物のグローブを頭にのせて西の空を見るとオレンジピンクに夕焼けが遠くにある。それを背中に「カラスが鳴くから、お家へ～か～へ～ろ～っ」「はらへった～～っ、めし喰わせ～～っ」と、うなりながら近所で借りた業務用自転車をこいでいた。　草、土、どぶ川、排ガス、諸々たしかに臭いはあった。ダイヤモンドが友達が減り最後には三角ベースになり、残った数人で中継野球をたのしんでドロドロになり家には入れて貰えない！この後、風呂屋で集合するのだが・・・えっ・・・！つづく　(クサクサ野球の一コマ)「お粗末！」

  2005年01月21日

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• ●臭いのない街並み！本編其の三！正月編

  　とっくに年も変わり、時間は過ぎて行く。正月の恒例行事もとんと見かけません。子どもが走り回っていない、車も少ないのに、年末の時勢では仕方のない事でしょうが地層の様に何処がずれているよおうな、元旦からスーパーは営業し、家内工場はいまだに作業はしていない。　臭いを味(み)つけに出かけることににしよう。収穫を期待しつつ五感を磨くのである。　「お粗末！」

  2005年01月13日

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• ●臭いのない街並み！本編其の二！

  　紙芝居には、思い入れはある。平長屋で間口、一間（六尺）の玄関先に缶詰の空き缶に、美しく放射状に並べられた筆、怖いモノ見たさの感情に拍車がかかり、玄関戸の隙間から頭部を突っ込み、様子を伺う・・・、かすかないびき声が聞こえ、玄関先から見えるモノには特に目新しいこともなくその場を後にするが、距離が遠のくにつれイメージよりも臭いが突き上げる。　泥絵の具、酢昆布、水飴、絶対に混じり合わない臭いが、ちゃんと、その場には、あった。　　　　　　「お粗末！」

  2004年12月29日

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• ●臭いのない街並み！本編其の一！

  　大阪北浜の先物取引で儲けた「旦那衆」逹で長屋を建てるのが流行になり競って街並みが出来上がった。そんな一つの長屋の一軒に生まれて育った記憶は基盤のように残っている。　棟続きのお隣は、駄菓子屋さん、車屋さん、テキ屋さん、我が家と言えば棟梁、向かえには、後家さん、畳屋さん、旋盤工場、それぞれのなりわいで、臭いが当然違うのが、殊の外おもしろい。　改築は別として、表向きは何も変わっていないのだが、なりわいが無いので勿論、臭いも無い。　　　　「お粗末！」

  2004年12月24日

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