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カテゴリ:ジャーナリストはみた!
「あいつ汗くせーよなー」
「そーなんだよなー、しかもいつもだよ」 「ずっと風呂入ってないらしーぜ」 10数年前、ロンドンのあるクラブで そんな会話が毎日繰りかえされていた。 汗臭いのは、毎日踊りに来ているある若者。 彼はドリンクを頼むお金がないので、 いつも自分で水を詰めたペットボトル持参で来ていた。 汗臭いのは確かだが、ダンスは抜群にうまい。 うまいわ、臭いわで、 そこのクラブではみんな彼を遠巻きにして踊っている。 そんな日々がしばらく続いた。 そしてある日、街に貼られたポスターを見て そのクラブの常連客は度肝を抜かれた。 「あの汗臭い奴…じゃないか」 そう、その汗臭かった彼こそが、 独特の音楽性とダンスで一世を風靡した あのジャミロクワイなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 24, 2007 02:26:56 AM
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