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2008.09.08
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カテゴリ:がるる
昨日今日と、奥歯にモノのはさまった日記を書いてしまった。
眠いけど、なんだかモノがひっかかるので、その一部をちょっと書いてみようと思う。

あたしが今朝腹のたった新聞記事はこうだ。

学力テストの結果を開示すべきだ。
くそ教育委員会がしないんですよ。

と彼はラジオの生放送で発言した。
その後さらに

「間違った発言とは思わない。公開しない自治体には予算をつけない」

言うとおりにしないクソにはカネを渡さないと、札びらで頬を張ったのだ。
予算というのは、背景や条件がどうこうではなく、
必要なものには出し、不要なものには出さない、そういうものではないのか。
強い指導力というのが、こういうことを言うのだとは思わない。
型破りというのが、こういうことを言うのだとも思わない。
弁護士をしていたというわりには、民主主義のなんたるかをご存知ない。

道州制に固執する知事に対して、府職員が「なぜ道州制なのですか」と発言した時

そういう口は、部長になってからきけ

と恫喝したというのを聞いた時も、ご存知ないのねと思ったし、
口のききかたをご存知ないのはあなたではと思ったし、
まぁ、他にもいろいろ思った。

競争至上主義の、学力テストの結果開示には反対だ。
開示している東京都では、自校の成績を上げる為に、先生が間違っている箇所を指差しで教えたり、
実施前にテストの練習をさせたりして問題になっている。
もちろん不正で責めをおうべき行為だが、悲痛なその気持ちはわかる。
下位にランクづけされた学校の辿る運命も、そこに通う子ども達の心情も予測できる。
東京都は、さらに学校自由選択制まであるからだ。学力テストの結果の開示は、学校の二極化を煽らないと言い切れるのか。
いやむしろ、二極化は彼らの意図することなのかもしれない。
大阪も、だいすきな東京都みたいにしたいのだろう。
そのラジオの生放送では、結果開示が拍手で支持されたそうだから、
少なくともそこにいた人たちは、彼と同じ考えなのだろう。
でもあたしは、基礎学力をつける場である小学校から、デキるコだけを集めるような街に暮らしたくないし、
大上段から子どもを順位づけして、尻をたたくようなことはされたくないし
第一、それで子どもの学力があがるとも思えない。


大阪は学力テストはまたしても全国で下位だった。激昂した知事が思いついたのが、学力テストの結果の開示なのだ。
きっと彼は、そのやり方、つまり競争に勝って、弁護士になりタレントになり知事になったのだろう。

一方学力テストのトップは二年連続秋田県。
少人数学級をやり、学校、地域、家庭の連携をとり、単元ごとのテストをマメにやっている。
そしたら、「期せずして」この好成績となったという。
単元ごとのテストというのは、競争の為のテストではない。
ハイ、ここ理解しましたか?わからない子はいませんか?という性質のものだ。
世界の学力テストでここ数年トップのフィンランドも同じ考え方。
子どもはどうしたって、よくデキるコとそうでないコができてしまうが、
フィンランドではわからない子をフォローすることに力を注ぐ。
デキない子は、デキないことを卑下せず、わかるようにしてもらうことは当然の権利だと、
一生懸命勉強してわかるようになりたいと、他の子より早く登校して補習を受ける。
デキるコは、そういうコ達に勉強を教えて、そのことが刺激になりさらにデキるようになるそうだ。
そうやって、デキるコもそうでないコも同じ教室で仲良く学んでいる。


少人数学級は、大阪でも前知事がやっとこさ、小学校低学年に限り実現させた。
カネまみれの知事さんだったが、これは大きな功績だと思う。
それも新知事になってやめると言い出した。
学校、保護者は震撼し、PTA協議会が異例にも署名に取り組んだ。
結果、なんとか廃止はとりさげたようだけど、やりたい自治体が勝手にやればいいと
また言い出しかねない様相だ。


学校の予算はといえば、
ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐっと減らされた。
学校の予算の、何を削ったかというと…

ナニ

てわけじゃないそうだ。
これがいる。これはいらない。を積み上げたわけではなく、ただ、予算を減らした。

机の上でそろばんはじいただけってことなのか。

自治体の財政が難しいのは、そこなのに。
机の上で、バサッバサッと数字のつじつまをあわせるだけなら、あたしにだってできそうだ。


知事が選挙で公約にしていたのは

子どもが笑顔になれる大阪にする。
府民が誇れる大阪にする。

そして、
必要なことはやり、不要なことはやめる。

知事が、
子どもは、どうすれば笑顔になると考えているか、
府民は、どうすれば大阪を誇るようになると考えているか、
なにを必要と考え、何を不要と考えているか、
ということを鑑みるに、あたしのそれらとは違う。
ということは明らかだったので、あたしは彼には投票しなかったわけだが、
彼自身の中では、公約違反はないのだろう。
断固、断行するのみ。てことなのだろう。

意見する者があれば、つくり笑顔の裏側で、また恫喝し、脅すのみなのだろう。






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最終更新日  2008.09.09 02:36:16
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