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カテゴリ:がるる
こんな時間ですが、書いちゃいます。
今夜のレッドカーペットはスペシャルでおもしろかったー♪スリーシアターさいこー♪ その後で、NHKスペシャルをチラチラ見たんだけど、振り込め詐欺グループのヤツが話してやんの。 惨めにも胸から下だけを画面に映し出されたそのオトコは、今日振り込まれたと、得意げに財布から50万円出しながらこう言った。 『巨万の富を…‘若くして’巨万の富を得るんス』 敢えて言い足した「若くして」も、「巨万の富」も「得る」も、 「を」以外は全部、日常会話で使わないコトバばっかしぢゃん。 ドラマや漫画や小説にしか登場しないそのセリフを口にする陳腐さを、彼は気付いてないんだな。 そして自分は「若くして巨万の富を得る」にふさわしい人間だと勘違いしてる。 自分は成功する、いやもう成功してると思ってる。 詐欺を仕事、振り込まれた金を給料、詐欺グループを店舗と彼らは呼ぶ。 グループ内の人間は捕まらないような仕組みをつくり、 金をおろし、グループに運ぶアブナイ仕事は、路上で生活する金に困った人達を雇う。 振込み先の口座もケータイの契約書も、彼らにとってははしたカネで、路上の人々から身分証明書を買い取り手にする。 「彼らはカネを欲しがってるんだから、助かってるでしょ」 とほざく。 一度だけ雇われ働いたという男性は「もう二度と関わりたくない」と話す。 100万円を口座から引き出して、報酬は4万円。生活費で半年で消えたという。 「被害者の人困るだろうなと思うし…」と。 詐欺グループは一流大学の現役学生や出身者が少なくないそうだ。 一流大学を出ても就職先のない人達を誘うという連鎖があるみたい。 テレビ画面で悪びれずしゃべるそのオトコも、難しそうな本をパラパラやりながら 「大学では機械工学をやってるけど、卒業しても就職しない。会社で働いても先はみえてる」と言う。 「罪の意識はないの」と訊くレポーターに彼は答えた。 「みんな『泣いててさー』とか普通に笑いながら言ってるから、ないんじゃないの?」 だましとった金は遊興費に使う。高級車に乗り夜の街であそぶ。 貯蓄をだましとられたほうは、命を削る生活を強いられる。 彼らは、自分達がアタマのいい人間だと思ってるんだろうな。騙されるほうがバカなんだとでも。 「若くして巨万の富を得る」ことを至上の目標にセッティングしてチョーシこいてる彼らに、あたしは教えてやりたい。 『あんたらはアタマがワルイ。カネをとられた人がどうなるかを想像するチカラがない』 きっと彼らは言うだろう。 『どうなるかはわかる。わかるがそんなのオレには関係ない』 そこだよ諸君。 カネは確かに大切だよ。なくっちゃ生きてはいけないし、たくさんあったほうがいいに決まってる。 でもさ、 あんたら以外の人たちは、子どもも大人もみんな、うすぼんやりと知ってるんだよ。 カネより大切なものやことがあるって。 『なんだよソレ。言ってみろよ』 ( ̄ー ̄)ふん。言ってみたってあんたらはどうせ、そんなもんかよって言うだけだよ。 だってあんたらは、それを本当には持ったことがないんだから。 持ったことのないものを、想像できるほどアタマのいいコじゃないでしょ? カネが一番欲しいものだなんて、あんたらは本当に貧しいわよねぇ。 カネより手にするのが難しいことが、この世には山ほどあるのにね。 もしかしたら、彼らはそのムズカシさに恐れをなして、そこから逃げた弱虫なのかな。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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