テーマ:中学生ママの日記(17700)
カテゴリ:中学校のこと
長男の中学校の授業参観に行ってきた。
毎年この時期に中学・高校いっせいに行われている。 1年間に1回のみ、しかも1限のみ。 昨年まではどうしても時間がとれず行けなかったので、今年が初めての参観だった。 授業参観の案内を持って帰った長男は、 「お母さん、朝早く出んといけんし、電車代ももったいないし、来んでええけん」 と言った。 「なんでぇ~、今年は行けるよぉ。中学校に入ってから一度も授業見たことないからぜひ見たいんだけど」 「今度のクラス、いまいちノリがよくないし、見てもおもしろうないって!」 「お母さんは別におもしろい授業見たいんじゃないから」 「だからぁ、来てほしくないんだってば!」 「それ、どういうことぉ? 別に長男君に手を振るわけじゃなし、顔合わすわけじゃないんだからいいじゃない」 「もうええわぁ。お母さんが来るんだったら、私が学校休むから」 こいつ、親に向かって何を言うか! 頭きた!! だいたい小学校の参観日にも「来なくていいよ」というタイプだった。 小学校の入学式後に教室で、新入生と保護者に向かって先生が、 「皆さん、明日からはお父さんやお母さんと一緒ではなく一人で学校に来るんですよ」 といった途端、 「やったぁ~!」 とひとり大きな喜びの声を上げ、バンザイした長男である。 ‘親と一緒’っていうのは自分のキャラじゃないからってよく言ってるけど・・・。 だからって、私が参観日に行くなら自分は学校行かないとまで言うかぁ・・・?! そこまで言うなら何が何でも行ってやる!! 昨日まで一切参観日のことには触れず、抜き打ちをかけることにした。 長男のクラスは、中学理科教室で行われる、担任による理科1分野の授業。 4人程度のグループに分かれて、記録タイマーとテープを使っておもりの重さを変えての落下運動を調べていた。 40人クラスなのだが、すでに20人くらいの保護者が来られていた。 廊下から見ようと思っていたんだけど、教頭先生らしき方に促されて教室の中に入った途端長男と目が合ってしまった。 あからさまに嫌そ~な顔をしたので、もしかしたら急に立ち上がって教室を飛び出すのでは・・・なんて心配したけど、そこまで馬鹿ではなかったようだ。 長男のグループは、女子3人と長男の4人グループ。 男子だけ、女子だけのグループが多い中で、硬派(?)の長男にとってはチトきびしいな。 実験の間、3人の女子に任せたまま固まって動かない。 あそこまで来てほしくないって言った原因のひとつは、もしかするとこの状況だったのかしらとも思った。 どの生徒も決して受動的ではなく実験を進め、まとめに取り掛かる作業もスムーズだった。 本当は高校生や他のクラスの授業も覗いてみたかったんだけど、アッという間に50分が過ぎてしまった。 この日一番興味深かったのは、長男の親友(N君)のお母さんが教えてくれた話。 N君のお宅では一家である中国ドラマにハマったそうだ。 そこに登場する中国の老人の虜になったN君。 その老人と同じように長~いあごひげを生やすことにしたそうだ。 N君のお母さんが、 「Nちゃん、お願いだからやめてちょうだい!不潔っぽいしねぇ~」 と言ったそうだが、当のN君は担任の先生に、 「先生、僕、ひげを伸ばしたいんですけど・・・・」 と言いに行った。 担任の先生は、 「そうかぁ、校則には‘ひげを伸ばしてはいけない’って書いてなかったよなぁ」 とおっしゃったそう。 粋な先生! 昨日見かけたN君の口の周りはうす黒くなっていた。 今後のN君の変貌ぶりが楽しみ。 ピアスや茶髪は論外だけど、中学生の我が子がひげを伸ばすって言ったら?ってことも考えておかなくちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|