|
テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:旅行
2005年8月末から9月始めに行った旅行記の続きです。
莫高窟の観光を終えて、一旦敦煌市内に入り、ホテル(敦煌太陽大酒店)へチェックイン。 ここ、4ツ星のホテルですが、旧館の方はリーズナブルなんです♪ 一息ついて、すぐに観光へ。 鳴沙山に行く前に、途中の白馬塔を見学します。 白馬塔は、亀茲国(現在のクチャ)の高僧だった、鳩摩羅什(クマラジーヴァ)が敦煌にやってきたとき、経典を持たせていた白馬が死んでしまったため、それを埋葬して塔を建てたのだそうです(by地球の歩き方)。 この鳩摩羅什という人ですが、父方がインド人、母方が亀茲国の王族で、インドの仏教の経典を中国語訳したことで、知られている人です。翻訳した経典には、法華経など、今の日本でも御馴染みのものも多数あります。彼がいなかったら、歴史は少し変わっていたかもしれません(大げさ?) 入り口を入ると、このような壁があり、白馬と鳩摩羅什の物語が絵で描かれています。 そして、この壁の向こうにポツンと立つ白馬塔。 ここ、ホントにこれだけしかありません(^_^;) しかし、鳩摩羅什が活躍したのは、西暦400年前後。 その頃から、この塔が修復され、現在まで伝えられてきているというところに、敦煌の人々の信心深さを感じます。 #この塔は、清の時代に修復されたものだそうです。 チャチャッと見学を終えて、いざ、鳴沙山へ出発! ところが、当たり前のようにドライバー氏、ある建物の前で車を止めます。 ??? これって、普通の家?いやお店? ここ何? と聞いてみたら、絨毯工場でした(-_-;) ここで絨毯の製造工程を見せられます。 出たな、バックマージン! と思うものの、あまりに出来が素晴らしかったので、値切り倒して、思わず玄関マットサイズのものを1枚購入・・・(苦笑) 全然興味が無かったはずなのですが、シルクで、向きによって色が変わって見える細工をされた絨毯で、ついつい(^^ゞ 恐るべし、シルクロード。 #絨毯はシルクロードの名産品ですから・・・。もっともリーズナブルに手に入れられるのは、ホータンやカシュガルのようですが。 絨毯工場を出発し、しばらく走ると、真っ直ぐな道が出現します。 その先の行き止まりにあるのが、目的地。 鳴沙山です。 この門を一歩入ると、こんな景色が広がります。 砂漠・・・ 砂漠、砂漠・・・ 実際には、大きな砂丘みたいなものなんですけどね。 ここから月牙泉に行くのですが、そこまでは、少々距離があります。 選択肢は2つ。 1.ラクダの背に揺られて、月牙泉まで行く 2.乗り合いの電気自動車で、月牙泉まで行く 折角なら、ラクダがいいなぁと思っていたのですが、ちょうど良すぎるタイミングで、電気自動車が到着。 さらに思わず、往復チケットを買ってしまったため、ラクダには乗れませんでした(-_-;) 不覚! さて、電気自動車で5分ほどの旅ではありますが、鳴沙山、やっぱり砂漠な感じです。 少し緑があっても、この程度です。 そして、そんな鳴沙山のど真ん中に不思議な空間があります。 それが、月牙泉です。 こんな乾燥地帯なのに、何故か枯れたことが無いという、この三日月形の泉。 その隣には、本格的な中国風の楼閣があります。 砂漠の中には似つかわしく無いほど、立派な中国式の東屋です。 不思議な感覚にとらわれます。 月牙泉側を見ても、なんだか、ここに水があるというのが不思議な気がします。 ・・・しかし、何ともいえない美しさのある、この景色。 夜になり、月が昇れば、唐代の詩人でなくとも、一首詠みたくなるのではないかと思います。 鳴沙山、夜遅くまで開放されているので、夜にはラクダに乗って、ホントに月の沙漠の気分が味わえるようです。 #残念ながら、ワタシは昼間しか訪れませんでしたが・・・ それでは、敦煌の街に戻りましょう。 敦煌の街には、日本人の経営するちょっと変わったカフェがある(あった)のです♪ そこを基点に、夜の敦煌の街を散策します♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅行] カテゴリの最新記事
|